律「んっ…」

冬の西日はとても強く、まぶたの隙間から入る光が痛い。
ふと視界に入る長い髪の少女の姿、逆光で正体が掴めない。

律「み…お…?」

「りっちゃん?」

律の顔を覗きこんでいるのは、金髪のお嬢様だった。

紬「突然倒れたから、びっくりしました…。」

律は大の字で倒れていた上半身を起こし、キョロキョロと辺りを見回した。
誰かを探しているようだ。

律「なぁ、ムギ・・・澪は?」

紬「えぇ、さっき梓ちゃんと一緒に帰ったわよ?」

律「なっ!!! なんで!?」 

紬「梓ちゃんが弦交換で楽器店に行くって言い出して、澪ちゃんもついでに弦交換に付き添ったみたい」

律「あの泥棒猫めぇ…ムギっ!今日先に帰るわ、ごめんっ!」ダダダッ!!

紬「…うふふふ、まるで三角関係ね♪」


♪~楽器店~♪
律「ったく…わたしのことを置き去りにして、二人で何をやっているんだ。」

キョロキョロしながら二人の姿を探すが、なかなか見つからない。
無数の弦が並ぶラック棚を中心に澪と梓を探し回るが見当たらない。
既に退店したのだろうか?

探すのを諦め自分も退店しようとしたその時、向かいの店から二人が出できた。

律「おーい、みぉ・・・ っと!?」
  (発見できたけど、なんでランジェリーショップから??
   二人で下着の選びっこでもしてたのか?…澪には悪いけど、少し追跡してみるか。)

トコトコ… ザッササッ…

  トコトコ… ザッササッ…

二人が歩く音に合わせ、律はカサカサと物陰を見つけては移動をする。
そのすばやい動きはゴキブリを彷彿とさせる。


梓「それでですね、Mステで私のCDが…  …ん?」
 (誰かにつけられている…)

澪「さすが梓だな、私も負けないようにしないとな…」
 (あぁぁ…コレが至福のひとときってやつなんだな…
  あずにゃんと一緒に、ぱんちゅ選びできてよかった!)

スタスタスタスタ

澪「梓?どうした…?」
  (あずにゃんがちょこちょこ早足だよ!追い掛け回していいのかな?かなっ!?)

早歩きで数歩進んだ後、ピタリと止まり澪を誘った。
ちょいちょいと振る指の動きはまるで尻尾のようだ。

澪「あ…あずにゃ…梓?」
 (あまりにも可愛すぎて、ついオナニーしている時の呼び名で声かけそうになっちゃった。
  んもうぅ、澪にゃんたらおっちょこちょいなんだからっ☆)

梓「誰かにつけられています…どこかに逃げ込みましょう。」

澪「え…」
  (あふぅ… あずにゃんの息が耳にかかって、気持ちがいい…)


律「あの二人…何か内緒話しているようだけど…
  もしかして、私が尾行していることがバレたのか?
  ヒソヒソとこちらを見ているようだし…もう確実にバレたな…
  仕方が無い、いいかげん登場とするか…」

申し訳なさそうに頭をポリポリと掻きながら、電柱の影から出ると…
澪と梓は一気に駆け出した!!

疾きこと風の如くとはよく言ったもの。
普段の澪は絶対に出すことができないスピードで、律を引き離す。

律「えっ!?」
  (私…嫌われているのか…?梓はさておき、澪までも…)

目頭に熱いものが込み上げてくる…律はそれをぐっと堪え、二人を追った。

律(くそっ…くそっ…!)

梓「しつこい…追いつかれちゃう。澪先輩、あの建物に逃げ込みましょう!!」

澪「えっ… えぇぇぇぇっ!?」



律「ハァ… ハァ… ここに入って行ったようだな!?…えぇっ!?」

肩で息を切らし2つの影が入って行った建物を眺めた…
それは辺りの風景に全く調和しておらず、特殊な色合いをした造り。
…いわゆる、"愛の巣窟"ってやつだ。

律(ら… ラブホだよな!? ここって…なんで梓と澪がこんなところに!?)

疾走したことと、これから起こると予測される嫌な予感で体温は上昇していき、
額にぽつぽつと水滴を作る…それは顔の側面を伝いブラウスへ染み込んでいく。

律(マジかよ… 澪…)


カチャッ… 
とっさに二人で建物に入ると、そこは薄暗いロビーだった。
ブラックライトがところどころ点灯しており、少し薄気味悪い。

梓(とっさに入ったけど、ここって何だろう…?何かの宿泊施設?
うぁ…泊まる以外にも、休憩で3時間っていうのがあるんだ…でも5000円近くもする。
とりあえず、ここでやりすごすことにしよう)

澪は全力で走ったことと、目の前にある状況を把握しきれず頬を赤らめ固まっている。

梓「澪先輩?澪先輩ってば!?」

澪は、ぽーっと立ち尽くし、壁に多数映っている部屋の写真を眺めている。
シックなビジネスホテル調の間取りから、カラフルでファンシーな子供部屋調の間取りまでと
統一感が全く無く、梓はどの部屋にするか迷っている。

梓(うーん、時間潰せそうな部屋… っと。)

澪(あずにゃんとにゃんにゃんできるような部屋… っと。
  澪にゃんは3時間頑張っちゃうんだから!)

二人が選んだ部屋は奇しくも一致した。
1つのダブルベッドと黒い革張りのソファが写っている、
一番スタンダードな部屋だ。

部屋を決めたはいいものの、入室する方法が解らない。
オロオロしているうちに、別のカップルが足早に入店してきた。
どうやらボタンを押し、部屋を決めて入室する仕組みのようである。

梓「澪先輩、部屋決めましたので、入室してしばらくやりすごしましょう」

澪「あ…あぁ、そうだな」
 (ヤりすごすなんて、今日のあずにゃんは積極的すぎるよぉぉぉっ!)

梓「澪先輩…なんで鼻血出しているんですか?汗もすごいです」

澪「いや、なんでもない…大丈夫だ」
 (興奮する度合いを超えると、鼻血出るなんて本当だったんだな…
  あずにゃんにとんでもない失態を見せちゃったよぉぉぉっ!あずにゃぁん!
  早く部屋に入って、シャワー浴びて、にゃんにゃんしたいよぉおぉっ!!)


梓「うわぁ…」

部屋に入ると、お香の匂いが隅々まで充満しており眠気を誘う。
枕が2つ並んでいるベッドの前には、40インチ程度の液晶テレビがある。
そして、その近くにはカラオケセットまで配置されている。
時間つぶしとしてはもってこいの部屋だ。

澪「走って結構汗をかいたから、シャワーでも浴びたらどうだ?」
 (こういうところの浴室のガラスって、素通しなんだよね?だよね!?
  あずにゃんのシャワーシーンを携帯電話で録音なのだっ!)

梓「それじゃ、お言葉に甘えて先にシャワー浴びさせてもらいますね」

澪「うぉぉぉぉっ!!」

梓「澪先輩!?いきなり雄たけびを上げて、どうしたんですか!?」

澪「いや…これはだな、ほら…カラオケがあるだろ?それの発声練習だ」
 (興奮しすぎて、ついつい叫んじゃったよ…もう、澪にゃんったらイケナイ子っ☆)

梓「そ…そうですよね、シャワー浴びたらカラオケしましょう!
  それじゃ、お先にシャワー使わせてもらいますね」

澪「うん」
 (待ってました、あずにゃんのシャワータイムっ!
  覗くよりも、いっそ乱入しちゃおうかなっ!!)


梓「あの…澪先輩?」

澪「ん?なんだ?」
 (あずにゃんがシャワーっ♪あずにゃんがシャワーっ♪)

梓「なんでピッタリ私をつけてくるんですか…? 少し鼻息が… うなじにっ、ふぁ…」

澪「ん? …! あ…いや、つい…」
 (こっそり録画しようと思っていたのに…不覚っ!
  あぁぁぁ、あずにゃんのつるつるおっぱいを録画)

梓がピタリと足を止めたそこは、どうやら浴室のようだ。
澪は浴室まで、ピッタリと梓にくっついていた。

梓「ほっ、澪先輩…安心してください、お浴室のドアは曇りガラスですよ。
  お互い恥ずかしがらずに入浴できますね」

澪「え…」

梓「いや…曇りガラス…」
 (なんで落胆しているんだろう…)

澪「あ…あはは、そそそそそそうだなぁ…  …はぁ」
 (つるつるあずにゃん24時は、諦めるしかないか…死にたい)

梓「それじゃ、ここでお別れですね」

バタンとドアが閉まると同時に、澪はガクリと膝をついた。


澪(でも、よくよく考えたらこのドアの先は浴室だったな…
  ということは、あずにゃんのくましゃんぱんちゅをくんくんできるっ!!
  ぱんちゅぷりーず☆)

ドアの向こうからは、ガサガサとビニール袋が擦れる音。
梓は器用に浴室内で着替えているようである。

澪「えっ… あっ… はぁ…」

エサという名の脱ぎ立ての衣類が出てくることを期待していた澪は、
床に屈し、行き場の無い性欲を床にぶつけフラストレーションを解消した。

ゴスンッ!ゴスンッ!

澪「ちくしょう… ちくしょう…」


…ウロウロ…
澪「うーん、困ったなぁ…どうやって…」

梓「どうしたんですか?」

澪「いや、どうやって覗こうかと…
  …って梓ぁっ!?もう上がったのか?」
 (ううう…わたしとしたことが迂闊だった…もう、つるつるあずにゃん24時は失敗かぁ)

そこには、いつの間にか浴室から上がりバスローブを着用している梓の姿があった。
サイズが合わずダボダボなバスローブからのぞく胸元は、湯上りで紅潮している。

澪「あずさっ!?」
 (これは…OKのサインだよね?いただきま~す♪しちゃっていいんだよね!?)

梓「ずっと汗で湿った制服着ていると冷えそうなので、着替えちゃいました」

澪「そ…そうだよな? ふぅ…はぁ… 落ち着け…わたし。
  澪にゃんはやればできる子、やればできる子なんだ。」ブツブツ

梓「澪にゃん?」

澪「!?」
 (なんでオナニーしているときに呼ばれる名前がバレたんだろう!?
  もしかして、あずにゃんの本能?野性的ってやつ??
  もっと呼んでよ、あずにゃぁん!)

キョトンとした顔で梓は澪に問いかけ、澪はそれに反応し顔をあからめた。
そして全身から噴出す汗は制服を湿らせ、透けたブラウスからはブラジャーの模様が解る。


梓「澪先輩も汗だくじゃないですか?シャワー浴びてきたほうがいいですよ?
  そしたら、いっぱいヤりましょう♪」
 (何歌おうかなぁ、わくわく)

澪「そうだな、シャワー浴びたらいっぱいしような?
  …うん、全力でがんばらないとなっ!」
 (何で喘がせようかなぁ、わくわく)

梓(さすが澪先輩、ボーカルを努めているだけあって勢いが違う…)

澪(さすがあずにゃん、オナペットだけあって勢いが違うにゃぁっ!)

梓「そうですね、3時間もありますから声が枯れるまでがんばりましょう!」
 (澪先輩の目、キラキラ輝いている…
  こんなに自信に満ち溢れているところ、初めて見た)

澪「そうだな…3時間あれば、なんでもできるな…それじゃ、シャワー浴びてくる」
 (あずにゃんの目、くりくりしていてかわいいっ!
  このまま、あっちのクリもくりくり…って、澪にゃんは何てこと考えてるんだ☆)


ぱさっ ぱさっ
梓の様に浴室の中で脱衣することはせず、大胆に浴室の前に衣類を脱ぎ捨てる澪。
恥ずかしがる素振りはするものの、密かに梓を誘っているようにも見える。
事前に梓には"恥ずかしいから、後を向いていてくれ"と言っており、
彼女は大型モニタに流れる映像をBGMに、何かパラパラとめくっているようだ。

湿り気を帯びた透き通るように白い肌を露出した澪は、バスタオルを纏い梓に念を押した。

澪「これからシャワーを浴びるが、覗くなよっ!」
 (きっと、あずにゃんは赤面して"覗きませんよっ!"って言いつつも、
  覗いちゃうんだろうなぁ…もうっ、そのまま一緒に入ってくればいいのにっ!
  ああぁぁっ!あずにゃんあずにゃんあずにゃんあずにゃーんっ!)

梓「…」
 ("だぁとの初えっち、楽しかったよぉ♪"か…
  そんな文ばっかりでつまらないな、コンドームでも膨らませて遊んでいようかな)

澪(スルーですか…)

ガチャ…
どこか寂しげに浴室へ入ると、湯気とシャンプーの香りが漂っている。
それは湯上りの梓と同じ香りで、これから澪が纏う香りでもある。

澪「ふぉぉぉぉぉっ!!」
 (あずにゃんと同じ香りだぁ~っ!深呼吸して落ち着かないと…)

スーハー… スーハー… ヒッ…ヒッ…フー…

澪は浴室に充満する香りを、全ての肺胞へ行き渡すかのように体内へ取り込んだ。


ビクッ!

急に聞こえた澪の雄たけびに梓の体は跳ね上がり、キョロキョロとあたりを見回す。

梓「!?」
 (澪先輩…どうしたのかな?
  しかし、このコンドーム…ぜんぜん膨らまない…空気抜けまくり。)

澪「…ふぅ、落ち着いた…さて、とっととシャワー浴びようかなぁ…ん?」
 (これは、あずにゃんの髪の毛、ツインテールの長さからして間違いない。
  もしかしたら、縮れた毛とかも見つかるかも!?
  うん…そのためにまずは…浴室の水分をタオルで拭って、飲み干さないとな。
  これは正当な理由だ、正当な…)

梓「むー…いい加減飽きてきたから、何歌うか決めておこうかな…
  …そういえば、澪先輩が叫んだのってなんだったんだろ?
  私、片付けそびれたところでもあったのかな?ま、いっか」

ちゅぴっ…ちろちろ…
浴室の水分を全てコップに集め、テイスティングをする。
味はというと、悦に浸っている澪の表情が全てを物語っている。

澪「…結局髪の毛だけしか見つからずか、縮れた毛は1本も無し… はぁ。
  でも、髪の毛と"この液体"がここにあるってことは…
  1回しないとダメってことだよな?これも社会経験なんだ…仕方が無いことなんだ」ブツブツ



カポッ…ちゅるっ…ちゅっ…

澪はローションを手に取り、ぬるぬると両手にまぶした。
粘度はそこそこのもので、両手を離すと粘着性のある蜘蛛の糸を作り出すことができる。
澪はその糸の根源となる液体で澪の豊満な乳房、そして自分自身を汚し始めた。

みちゅっ… むちゃっ…

澪は手のひらにまぶした、ぬらぬらとした液体を体にぬりたくる。
手を動かすたびに粘ついた音は浴室に反響し、いやらしい音が複数の方向から澪の耳を冒す。
わきわきと昆虫の様に器用に動く指は、たわわに実った果実を伝い、
じわじわと桃色をした先端へ向かう。
そのにじり寄る5本の指1つ1つは、乳房を這う度ににちゃにちゃと粘ついた音を立てながら
糸を引いている。

澪「んっ… んぅっ!」
 (声出すと…あずにゃんに聞かれちゃう…バレちゃう…でも、でもっ!)

熱い吐息に悦まじりの声は、澪の手の動きを活性化させる。
手の平を乳首に触れるか触れないかギリギリのところにかざし、
粘液でできた糸で、徐々に紅みを帯びつつある小さな突起へ絡める。

澪「ひゃうっ!?」

ローションの暖めが足りなかったのだろうか、興奮し敏感になっている乳首にヒヤリとした刺激。その刺激は全身へ行き渡り、澪の体はピクンと跳ねる。

ぐちゅっ…りゅっ…
澪は自分の乳房を強く握り、ゴム鞠の様に柔らかな球体を粘液の音と共に変形させ、
ぐりぐりと大きな円を描くように揉みしだく。
ときたまローションのぬめりのせいか、手からずるりと乳房がこぼれる。
そのじれったさが良いのか、澪は何度も強く掴んではこぼしてを繰り返した。

澪「んっ! あふぁっ!!」

今度は空いている手を使い、首筋をスタートポイントに胸元、腹部をなぞりアンダーヘアの奥へ指を進める。ぬめぬめとナメクジの様に這う指が辿りついたそこは花弁。
普段はベースの弦を弾いている指だが、今は自分を慰める為の指。
それは澪の花弁を2・3度軽く小突き、それに合わせ澪の体はピクンピクンと跳ねる。
数回小突き始めた指は、花弁を連続で弾き始め徐々に激しさを増し、肉壁を侵し始める。

ぐっちゅぐっちゅ…にゅっち…ちゅっぷ…

澪「んふぁっ!あずさ…あずにゃんっ、あずにゃんっ!!」

体を弓なりにし全身を震わせ、澪を襲う絶頂の波。
たぱたぱと乳白色の蜜を床に零し、床に広がっている粘ついた液体と混ざり合う。


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最終更新:2010年01月27日 03:03