十ノ┬三田ノ 幺 畄十`「フヽノ
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第七話『暴走する愛!!最大の敵は私の妹!?!』
こんにちわ、皆さん!
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、\ : ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',\/ヽ: :\
ー=彡: : : : : : : :/:ハ : :i: : : : : : \: : : ヽ: : : : :ハノヽ: :ヽ: :
/ /: : :/: :/ : /|: : l、: : : : : :ヾ; : : : ヽ:/: :ハ | : : }`
/__;/: :/.:./: :/_:./ | ; : lヽ:\_: : : :} : : : : V: :/.:.| |:. :
/ {: :/ .:.; : :{: /` | :, :l"\:ヽ: : : : : : : : l /.:.:.:レ':. /
∨: .:..; : :ハ{. _ | ヽl __ヾ : : i: : : : : l:.:.:.:.:.:.:.:〃
|: .:.:.: V ,ィアマ '"ノ::::ヽ\ :| : : : : :|.:.:.:.:.:.:/{
: .:i.:.:.:.{ Vト::J ト{:::::ノ ソjハ : : ヘノ}..:.:.,ィ/
l:.:ハ:.:.:. ゞ'′ ゞ- '^ ヽ:/ ノ/ 平沢 憂です
レ′ >ー{ "" .::;::::.. """ __∠-― 、
-‐/ `ヽ , _,∠ノ l
/ ヾー- . `_ /´ ト、
/ ミヽ \  ̄ _ノ }
_ .. ‐ ⌒7i:::.、 \ \ ` ー----‐ ¨ }
¨ / /:.l::::::\ \ _....:7⌒ヽ
/ /.:.:.l::::::::::::\ _.....:::¨::::::/.:.:.:.:.:.l
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買い物帰り!
憂(第7話になって、やっと出番が回ってきました!)
憂(きっと冒頭でちょっとだけ登場する程度だと思いますが
精一杯頑張らせていただきます!) フンスッ
憂(今は何時もの買い物を済ませて、その帰り道です) テク テク
井戸端会議 ワイワイ
憂(?)
井戸端会議のおばちゃんA「ケイオンジャーまた活躍したそうよ」
井戸端会議のおばちゃんB「駅前の騒音騒ぎもケイオンジャーが解決したんですってねぇ
まだ若いのに偉いわよねぇ」
憂「…えへへ」 ニコッ
憂(最近はお姉ちゃんの活躍してる噂をよく耳にします)
憂(ケイオンジャーになってから、お姉ちゃんは毎日一生懸命頑張ってます!)
憂(今日も皆さんと遅くまで重要な会議だそうです) テク テク
…その頃の ぶしつ!…
唯「だから登場する時のポーズはこう シュバッ って感じの方がいいよ!!」 シュバッ
律「いや!こう シャッキーン とした方がカッコイイ!!」 シャッキーン
梓「どっちでもいいですからたまには練習しましょうよ…」
……
憂(毎日、練習に会議に… それに怪人退治まで
お姉ちゃん、凄いなぁ…)
憂(梓ちゃんも何時も大変そうにしてるし…)
…その頃の ぶしつ!…
梓「ほら、たまには真面目に練習しますよ!!」
唯「ちぇー…あずにゃんのいけず!」 ブー
梓「まったくこの人はぁ…っ!」
……
憂(…)
憂(でも… ほんのちょっとだけ… 寂しい気分になることも…)
憂「はっ」
憂 ブンブン!
憂(お姉ちゃんは町の皆のために頑張ってるんだもん!忙しくて当然だよ!)
憂「よし! 頑張ってるお姉ちゃんが帰ってきた時に
すぐご飯食べられるように! 私も頑張らないと!」 フンスッ
憂「…」 テク テク
憂「?」
憂「あ ―――、こんばんわ!」
憂「いつも ―― お世話になってます」
憂「今、買い物の帰りで…」
憂「あ、いえ そんな悪いです」
憂「…そうですか?」
憂「じゃあお言葉に甘えて… 失礼します」
憂「荷物だけ後ろの席に置かせてもらいますね」
憂「シートベルトを締めて…」
ブルルン ブーン
憂「大変じゃないかって? いえ、毎日のやってる事ですから全然」
憂「買い物もお料理も好きですし」
憂「それにお姉ちゃんのあの笑顔を見れたら…」
憂「…」
憂(お姉ちゃん…)
憂「…」
憂「? 缶コーヒー?」
憂「頂けるんですか?」
憂「ありがとうございます」
憂 ゴクゴク
憂「…」
憂「あ れ
何だ か 眠く なって… ?」
憂「…」
憂「…」 スヤスヤ
―
――
―――
??「それで、これが怪人達から抽出した力…?」
黒い玉 コォオ…
??「うぇ、なんだか不気味ね」
???「…」
??「で、この力をその子に注入するって事?」
憂「…スースー」
?「ええ、そうよ」
??「…大丈夫なの?」
?「ポテンシャルだけなら、その子は今のケイオンジャー達より軽く上よ
きっとこの実験にも耐えられるはず…」
???「実験…ね」
??「…」
憂「……おねえ…ちゃん」 スヤスヤ
?「この実験が成功すれば… 私の目的にまた一歩近づく…」
??「でも平気なの?」
?「…何が?」
??「その子はあんたの―― …」
?「………関係ないわね
顔見知りの義理や人情…そんな事で… 今更、私は引き返したりしない」
??「…そう」
???「…」
?「始めましょうか」
黒い玉 コォオ…
憂「うっぁあああっ…」 ズォオ…
憂「お姉…ちゃん……っ!!」
……
?「…成功ね」
憂「…」 スースー
?「怪人の力は無事、この子の中に取り込まれた
間もなく定着するはずよ」
??「…」
???「…」
?「しばらくは様子見ね… 経過は貴方が見て頂戴」
??「え、私?」
?「私はまだ気取られるわけにはいかないもの」
??「……わかった」
憂「お姉ちゃん…」
憂『大好き』
唯の家!
ガチャ
唯「ただいま~… ちゅかれた…」
憂『おかえり、お姉ちゃん!!』
唯「ただいま、ういー!!」 ギュッ
憂『きゃっ もう、お姉ちゃんくすぐったい』
唯「えへへ、1人で寂しくなかったかい 憂」
憂『ううん、全然平気だよ 私は全然平気
そりゃあ寂しくなかったと言ったら嘘になっちゃうけど
お姉ちゃんの事をずっと考えて過ごしてたら、そんな寂しさなんてどっかに行っちゃうよ
それに私はお姉ちゃんのことを信じてるから
お姉ちゃんがお姉ちゃんの事を愛してる私の事を放って何処かに行っちゃう訳ないって知ってるから
だから私は全然寂しくないよ? お姉ちゃんもそうでしょ?』
唯「…憂?」
憂『ね?』 ニコッ
唯「う、うん?」
憂『お姉ちゃん、晩御飯出来てるよ』 ニッコリ
唯「本当!? わーい!」 トテトテ…
憂『あ、ちゃんと先に手を洗わなきゃ駄目だよー』
唯「わかってるよー」
……
唯憂「『いただきます!』」
モグモグ
唯「うーん!憂のご飯はおいしいねー!」
憂『当然だよ、だって私の愛情がたくさん詰まってるからね』
唯「おぉ、美味しい隠し味ですな」
憂『そうだよ、私のお姉ちゃんへの愛情がたくさんたくさん詰まってるから
だからお姉ちゃんが美味しく感じるのは当然だよ
私のお姉ちゃんへの愛がお姉ちゃんにとって不味いわけがないもんね
でも1つだけ訂正するなら隠し味って言う所かな
私はお姉ちゃんへの愛情を隠す気は無いし、
私のお姉ちゃんへの愛情が隠れたりなんてする訳が無いんだよ』
唯「えっ? う、うん…そうだね」
憂『うん!』 ニコリッ
唯(なんか今日の憂元気だなぁ…テンション高いって言うか…よく喋るし)
……
唯憂「『ごちそうさま!』」
憂『それじゃあ私、食器洗うね』
唯「うん!それじゃあ私はごろごろしてるよ!」 フンスッ
憂『ごろごろしてるお姉ちゃん可愛いよ!』
唯「えへへ~、ありがと~」
唯「ごろごろ~」 ゴロゴロ
憂 ニコニコ
唯「今日はたくさん練習して疲れたからゴロゴロのし甲斐がありますなぁ」 ゴロゴロ
憂「そうなんだ」 ニコニコ
唯「そうそう、今日はねぇ あずにゃんがちゃんと練習しようって
お皿 ガッシャーン!!
唯「へ?う、憂?」
憂『梓…ちゃん…?』
唯「う、憂… どうしたの?」
憂『……どうして梓ちゃんの名前が出てくるの?』
唯「へ…?」
憂『私と二人っきりなのに どうして梓ちゃんの話をするの?』
唯「う、憂…?」
憂『どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして…
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして…
アイツアイツアイツアイツあいつあいつあいつあいつあいつあいつ…
ここに居ない時でもわたしとおねえちゃんノ幸せな時間のじゃまを…』 ブツブツ…
唯「憂!? 憂!」
憂『…』
憂『…お姉ちゃんには私だけがいればいいよ』 スクッ
唯「へ?」
憂『お皿片付けるね…破片が散らばってて危ないから、お姉ちゃんは部屋に戻ってて』
唯「う、うん…」
憂『あ、そうだ 明日になったらそっちも片付けないとね…』
唯「え?」
よくじつ!
ぶしつ!
唯「憂の様子が変なのです…」
澪「憂ちゃんがか…?」
律「どうせまた唯が怒らせたんじゃないのかぁ?」
唯「ち、違うよ~ 憂を怒らせるような事は今回はしてませんたぶん…」
律「語尾が自信なさげだぞ」
紬「変ってどんな感じ?」
唯「ずっと喋ってたり… お皿割ったり…」
律「確かに…憂ちゃんがお皿割るのは変かもな」
澪「疲れてるんじゃないのか?」
紬「もしかしたら寂しいんじゃないかしら」
唯「寂しい…?」
澪「確かにここの所私達忙しかったし…
憂ちゃんのこと、あんまり構ってやれてないんじゃないか」
唯「た、確かに……話数にすると6話分くらい構ってあげてない気がするよ…!」
律「えらく具体的だな」
律「ま、そう言うことなら仕方ない
今日は早く帰ってあげなよ」
唯「え、いいの?」
澪「そうだな、疲れてるにしても寂しがってるにしても
唯が傍に居てあげるべきだよ」
紬「そうよね、唯ちゃん 行ってあげて」 ニコリ
唯「みんな… ありがとぉー!」
唯「それじゃあ私今日は早く帰るね!」 フンス
唯「じゃーねー!」 タッタッタッタ
律「本当…仲の良い姉妹だよな」
澪「ああ」 クスッ
紬「うふふ」 ポワポワ
澪「そう言えば梓は?」
律「あれ? 私は何も聞いてないけど…」
紬「掃除当番とかかしら?」
空き教室!
ガチャ
梓「来たよー、憂ー」
憂『…』
梓(…気まずい)
梓(なんだか今日の憂は元気ないなぁ…テンション低いって言うか…全然喋らないし…)
梓(朝からこの調子なんだよね)
憂『…ふぅ』
梓 ゾクッ
梓(て言うかなんか怖い)
梓(もしかして憂怒ってるのかな… 最近友達付き合い全然してなかったし… 話数にすると6話分くらい…)
梓「そ それで、どうしたの憂?」
憂『ねえ梓ちゃん…』
梓「?」
憂『人間はさ、よくやらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいいって言うよね
これどう思う?』
梓「…」
梓(なんだろう、どっかで聞いたような設問だな…
そしてどうしてか返答間違えると刺されるような…そんな気がする) ヒヤリ
梓(不用意に答えるとまずい感じが… でもこのまま黙ってやり過ごすのも…)
最終更新:2010年10月15日 20:03