紬「作戦通り!上手くいったね!」
律「ああ、5人で固まって動けば
きっと、さわちゃんは私達を引き離そうとするはずだって思ってたからな!」
梓「そしてその後は澪先輩を狙うことも!」
澪「梓の『スピード』に任せた攻撃さえ、『瞬間移動』で避けられるさわ子先生に
攻撃を当てるなら…動きを封じる私の必殺技しかなかった…
私の詩なら『瞬間移動』を使う前に動きを止められたから…」
律「だからそのために… 私達は多対一の状態に持ち込んだ
私達が戦ってる隙に 『クールダウン』を使えれば良し!」
澪「実際には… 近くだとすくんじゃって… 声を絞り出すのがやっとだったけど…」
律「使えなくても、多対一で私達が攻めまくればいい!
上手く攻め切れれば さわちゃんは仕切りなおすために『瞬間移動』で後退する!」
唯「でも… よく舞台の方に後退してくるってわかったね!」
梓「律先輩の『ヒートアップ』で私達が起き上がった時も 怯んださわ子先生は舞台の方に逃げてましたから」
律「そう言うこと それにできるだけ距離を離そうとするだろうからな…
そのために澪には入り口の方に逃げてもらった
そして、さわちゃんがその場から引けば……
そしたら澪は『プレッシャー』の範囲外!自由に動くことができる!
声を届けるために近づかなければならない問題も…マイクを持てば解決する!」
澪「後は『クールダウン』で動きを止めて…」
唯「私が攻撃して勝つ事ができましたっ!!」
梓「おいしい所だけ持って行きましたね…」
唯「えへへ~」 ニコニコ
唯「でも… どうしてマイクがあったんだろう…」
澪「今更っ?!」
梓「ライブをしていたからですよ」
唯「ライブ?」
紬「そう言えば入ってきたときは、先生 ギターを持ってたわね」
澪「根●さんの必殺技はライブを聞かせて、その結果の洗脳だからさ」
唯「なるほど」
律「それにしても… 怪人達の必殺技を使ってきたのはビビッたなぁ…」
唯「平沢チキンの『瞬間移動』! カニさんの『クイズ』に~
猫男さんの『高速言語』、ドアちゃんの『パニックルーム』…
そして●岸さんの『サタニックエンペラー』……
…あれ?誰か忘れてるような……」
澪「誰か…忘れてる?」
――
『いつか皆さんの横に立っても恥かしくない人気者になってみせます!』
「いつの間にか現れて、いつの間にかいなくなってるか…」
――
澪「いつの間にかいなくなってる…?」
澪「!!!!!」 バッ
律「? どうした、澪?
澪「しまったっ…」
紬「え?」
澪「さわ子先生がいないっ!!!!!」
律唯紬梓「!!!!!」
律「う、嘘だろっ?!本当に居なくなってる!?!」
梓「そ、そんな!!さっきまで確かにそこに倒れて!!!」
澪「三浦さんの『エアフィッシャー』… 周りから忘れられる必殺技…
それを使ってこの場から離脱したんだっ!!」
律「なんだってっ!!!」
梓「だ、だとしたら…!」
紬「!! 外の皆が…危ないっ!」
唯「み、みんながっ…!!」
…
校庭!
1組A「…あれ?私達ここで何して…?」
1組B「確か学校に閉じ込められて…先生達に連れられて…」
1組C「さわ子先生のライブを聞いて… それで…うーん思い出せない……」
紀美「…この子達にかけられていた洗脳が解けた…
さわ子がやられて、力の維持が難しくなったのかしらね
……よくやってくれたわ… ケイオンジャー」
1組A「あれ、あそこで歩いてる人って?」
1組B「何かヨロヨロしてるけど…」
紀美「?」
ヨロ ヨロ …
さわ子『ぜぇぜぇ…っ』 ヨロヨロ…
紀美「!!! どうしてさわ子がここにっ?!?!」
…
講堂入り口!
川上「嘘…!私はずっとここに居たっ!
なのに私に気付かれないでどうやって講堂から出てきたのっ?!」
キィイ!
律「川上さん!」
川上「ケイオンジャー!」
澪「さわ子先生は?!」
川上「あそこっ!!
あそこに居るわっ!! 校庭にっ!!」
唯「さわちゃんっ!!!」
澪「『エアフィッシャー』は気付かれずに集団の中に紛れ込める必殺技でもある!
それを使ってあの場所までっ!!!」
川上「…キャサリンは…何をするつもりなのっ?!」
紬「わかりません… この追い詰められた状態で…何を…」
梓「…あっ!! ま、まさかっ!!!!」
――
『 十 ` ナ| 十 十 十 十 十 ノ | | | | |
<l ̄) 乂 巾 レつ や <レつ <レつ <レつ /‐、ノ ! ! ! ! ! 』
――
さわ子『まだよ… まだ私は終わってないっ…!!!』
さわ子『私が終われば… 私の理想も終わってしまう…!!』
さわ子『だから私は負けるわけには…いかないっ!!』
さわ子『もっと力を……』
さわ子『もっと私に力をっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』 コォオオオオオオ
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!
1組A「わわっ! 地震?!」
1組B「な、何が起きてるの…?」
紀美「みんな!説明は後!!!!
早く校内に避難してっ!!!!!」
1組C「え、えっ?誰?」
紀美「誰だっていいでしょうがっ!!!
死にたくなきゃとっとと避難しなさいっ!!!!!」
1組C「は、はいっ!!」
…
川上「この地面の揺れは…まさか…さわ子…」
梓「怪人の力を暴走させて… 巨大化するつもりですっ…」
川上「そんな…」
律「くっそー… ただでさえ… さわちゃん強かったのに…」
紬「巨大化なんてしたら… どうやって対抗すれば…」
唯「さわちゃん…っ」
澪「…」
澪「…みんな!!」
唯「澪ちゃん?」
澪「ケイオンガーを呼ぼう!!」
唯律紬梓「!」
川上「ケイオンガー? それってあのロボットの事?」
梓「はい、そうですけど…」
律「で、でもケイオンガーは今はガレキの山だろ!?」
澪「ケイオンジャーの力は… 心の力だ…」
律「?」
澪「…私達は スーツが無くてもケイオンジャーに変身する事ができたっ!
だったら! ケイオンガーも一緒だ!!」
紬「! そっか… ケイオンガーだって私達の心の力!!!!
ケイオンガーは私達の心の思うままに動いてたもの!!
皆が”呼べば”駆けつけてくれた! 皆が”歩け”って思えば歩いてくれた!
それなら… ”元に戻って”って思えば…」
唯「!! ケイオンガーが元の姿に戻るって事!?」
律「!!! そう言う事か!!」
梓「で、でもそんな事が可能なんでしょうか?」
川上「…いけると思う
あのロボットがケイオンジャーの心の力で動いてるなら…
それで問題なく修復する!」
唯律澪紬梓「!」
律「よしっ!! だったら早速ケイオンガーを呼ぼう!!」
紬「ええっ! 早くしないと先生が…」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
唯律澪紬梓「!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ろうか!
木下「じ、地震?!」
姫子「ち、違う! こ、コレって」
いちご「…昨日と同じ揺れ方」
信代「た、確か昨日はこの後…」
松本「巨大な人影が現れて…」
和「!! まさか…さわ子先生が?!」
スゴゴゴゴゴゴゴ…!!
佐々木「!! み、皆!! み、見て! アレ!」
風子「! あ、アレは…」
……
巨大さわ子『 この世界の…
全てが憎いっ!!!!!!!!!!!』
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!
巨大さわ子『 ___ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ┃ ┃ ┃ ┃
ノ┐ レ 十,-、 ー フ ーフ ー フ ーフ ー フ ーフ ー フ ーフ .┃ ┃ ┃ ┃
7 . |_. ノ| の /-、_ /-、_ /-、_ /-、_ /-、_ /-、_ /-、_ /-、_ つ o o o o 』
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!
3年2組「巨大なさわこ先生!!?」
最終更新:2010年10月15日 22:53