34. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 21:49:20.65 ID:IFVF4XMY0
梓「それで部室に制服が干してあったんですか…」

唯「あずにゃんは大丈夫だったの?」

梓「私は防水カバーつかってますから。ネットで買ったんです」

梓「あと、指が大きく動くようになるグッズとか、寝ている間にリズム感がよくなるCDとか…」

澪「梓、それ全部役に立ったのか?」

梓「…」

律「でも、わたしもわかるよ。ネットだとつい買っちゃうよね」

梓「あ、ありがとうございます」

律「私もつい新しいバ○ブとかローター衝動買いしちゃうんだ。あ、もしよかったらひとつ…」ヴイーンヴイーン

梓「」

澪「後輩を連れていくな」
36. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 22:10:49.81 ID:IFVF4XMY0
さわ子「まだ進路きめてないの唯ちゃんとりっちゃんだけよ?」

唯「でも、まだ何していいのかよくわからなくて…」

さわ子「でも、唯ちゃんは進学するなら、早く勉強はじめないとやばいわよ?」

唯「う…。りっちゃんは…?」

さわ子「りっちゃんは今年に入ってから急に成績が上がって…、うん、これならどの大学でも合格できるわ」

唯「え。りっちゃんの成績ってどれくらい…」

さわ子「学年のトップを争ってるわ」

唯「」

さわ子「それだけに早く決めたほうがいいわ」

律「はい」

唯「」

律「ど、どうしたの唯ちゃん…?」
38. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 22:20:01.56 ID:IFVF4XMY0
唯「ねえ、ムギちゃん」

紬「なに?唯ちゃ…」ガシッ

唯「りっちゃんの飲んだ薬、ちょうだい」

紬「え…。だ、だめよ、あれはまだ…」

唯「お願い…。私もきっとあれさえあれば…」

澪「おい!なにやってるんだ!」

唯「澪ちゃん、はなして!私の人生がかかってるの!」

梓「なに言ってるんですか、唯先輩!」

唯「あああ!薬!薬!薬!薬ちょうだあああい!」

和「…何事?」

律「私もよくわからないんだけど…」




39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 22:35:34.56 ID:IFVF4XMY0
唯「ご迷惑をおかけしました…」

澪「まあ、ショックなのはわかるけどな。私もそうだったし」

紬「あの薬には頭をよくする効果なんてないのよ。つまり、りっちゃんはやればできる子だってことね」

唯「そうなんだ…」

和「そんなに難しく考えないで、自分が将来やりたいことを書けばいいのよ」

唯「やりたいこと…」

唯「!」

唯「りっちゃん!」

律「ええ!」

(ミュージシャン)
(女王様)

さわ子「却下」

唯律「あれえ」
40. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 22:44:31.94 ID:IFVF4XMY0
唯「暑い〜」

唯「そうだ!水着で練習すればいいんだ!」

唯「意外と弾きやすいよ!涼しいし!」

紬「そうだね、唯ちゃん」

澪「ムギまで…」

律「私も着替えようかな!」

しゅるり  さっ  じー  ぱさっ

律「さ、はじめようか!」

澪「なんで脱いだだけで終わるんだ!」

梓(下着つけてないから早い…)
42. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 22:58:26.14 ID:IFVF4XMY0
(夏フェス会場)

ワーワー!

澪「うおー!」ぴょんぴょん

律「…」

澪「何だ?ノリ悪いな」

律「私もみんなみたいにやりたいんだけど…」

律「飛び跳ねたりするとずり落ちちゃうから」ヴィィィィ

澪「抜け」

43. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 23:09:47.48 ID:IFVF4XMY0
唯「いや〜、すごかったねえ。でも、私たちのほうがすごいよね!」

澪「プロ相手になんだこの自信?」

梓「そうですよ!私たちはプロにも負けません!」

澪「梓まで!?」

律「私もそうそう負ける自信はないけど、まさか唯ちゃんや梓ちゃんもそんなに実力をつけていたなんて…」

澪「…」

澪「お前の考えているプロとは多分違う」


44. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 23:27:20.57 ID:IFVF4XMY0
澪「ん?律か…。はい、もしもし」

律『あっ、澪ちゃん?今駅前にいるんだけどこれから遊ばない?』

澪「今日これから夏期講習あるから無理!」

律『え〜、さては新しい女ができたのね!』

澪「なに言ってるんだ…。切るぞ!」ブツッ

澪「まったく、いくら成績がいいからって…」

澪「…」

澪「羨ましい…」

澪「ん?また律からか…。はい?」

『ヴイーンヴイーン』

澪「…」ブツッ
45. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 23:35:13.79 ID:IFVF4XMY0
律「お約束もしたところで、これからどうしようかな…」

紬「あら?今路地に入っていったのはりっちゃん?」

紬「脅かしちゃえ!」

紬「わ…」

律「抜けちゃった…」ヴィィィィ

紬「」

紬「きゃああああ!?」

律「わあああああ!?」
46. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 23:47:07.50 ID:IFVF4XMY0
律「ごめんね、突然だったから…」

紬「わ、私もごめんなさい…」

律「そうだ!もしよかったらこれから遊ばない?」

紬「行きます!りっちゃんと二人だけで遊ぶのって初めてね!」

律「それじゃどこにいく?」

紬「どこでもいいわ、りっちゃんの好きなところで!」

律「それじゃあ…、大人のおもち○屋さんなんてどうかな?」

紬「…そこはやめておくね」

紬(確かに行ったことはないし興味もあるけど)
48. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/09(土) 23:54:18.43 ID:IFVF4XMY0
紬「はぁぁぁぁ〜」

紬「りっちゃんってお金を使わないで遊ぶ名人ね!これ500円で取れたし!」

律「一般庶民には今日の出費でもけっこうきついんだよ?」

律「それに本当にお金を使わないで遊ぼうと思えば両手があれば十分なんだけどね」

紬(…いってることはわかるけど、うまくツッコむ自信が無い…)
49. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 00:12:41.47 ID:GjaaDXp10
(二学期)

澪「夏休みに歌詞かいてみたんだけど、どうかな…」

梓「これは…」

律「うーん…」

律「そうだ!みんなで歌詞をかいてみたらどうかな?」

唯「おー!面白そうだね!」

澪「私の歌詞は…」

唯「タイトルは『ドキドキ☆分度器』にしよう!」

梓「まじめに考えてください!だじゃれじゃないですか」

律「『バイ○のバイブル』なんてどうかな?」

梓「!?だ、だJOURIAじゃないですか!」

澪(無理やり言い切った…)
50. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 00:19:23.83 ID:GjaaDXp10
(部室の工事が終わりました)

唯「やったー!部室だー!帰ってきたんだー!」

唯「いや〜、普段当たり前に使ってるとありがたみが分からないもんだね〜」

澪「そうだな」

律「私もいつも使ってるローターが壊れたときはありがたみを感じたな〜」

澪「すまんが全く理解できない」
51. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 00:25:35.84 ID:GjaaDXp10
和「ロミオ役は秋山さんに決まりました」ぱちぱちぱち

澪「ちょ、ちょっとまってくれ!何で私が…」

和「投票の結果よ」

律「いいじゃない、面白そうだし」

和「ジュリエット役は田井中さんね」

律「え」

律(ということは…。堂々と澪ちゃんといちゃいちゃできるのね…)うっとり

いちご「…何か変なこと考えてる」
52. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 00:30:58.56 ID:GjaaDXp10
澪「だいたいなんでロミオとジュリエットなんだ!」

和「だいぶ前に決まったじゃない…」

紬「脚本は私でーす」

紬「澪ちゃんとりっちゃんがロミオとジュリエットなら脚本大幅に書き直さなきゃ!」

律「…」

律「お願いね♪」

澪「やめてくれえええええ!」

いちご「…ご愁傷様」
55. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 00:44:36.46 ID:GjaaDXp10
梓「…ムギ先輩、律先輩を元に戻す薬まだできないんですか?」

澪「ああ…、律がああなってからというもの常にツッコみ続けているから…、さすがに疲れた…」

唯「私も昔のりっちゃんが懐かしいなあ」

紬「…実は、その薬なんだけど…」

澪「何かあったのか?」

紬「すでに完成してここにありまーす♪」

澪「殴っていいか?」

紬「ごめんなさいごめんなさい。でもこれがあればりっちゃんは元に戻るわ」

澪「じゃあ早く飲ませよう!」

梓「ビンが二つあるのはなんですか?」

紬「一つは本性を表す薬でもう一つは治す薬ね」
56. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 00:54:20.29 ID:GjaaDXp10
澪「そうか、間違えないようにしないとな。律!これを飲め!」

律「え?あがががが」ごくごく

律「あああああ!何かキター!」

ぷしゅー!がくがくがくどかーん!

律「…」

澪「律…?」

律「ん…?何だ?澪…?」

澪「呼び方が…」

唯「りっちゃん私は?」

律「唯だろ?それに梓にムギ!」

梓「律先輩…」ホロリ

ムギ「りっちゃん…」

唯「私たちのりっちゃんが帰ってきたー!」

ばんざーい!ばんざーい!

律「なんだなんだ?私に会えてそんなにうれしいのか?かわいいやつらめ〜!」
57. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 01:02:21.96 ID:GjaaDXp10
澪「なんかすごく疲れた…」

澪「お茶のも…」ごくごく

紬「あ!澪ちゃんそれは…」

澪「え…」(本性をあらわす薬)

澪「」

ぷしゅー!がくがくがくどかーん!

唯「大丈夫!?澪ちゃん!」

澪「あ…ああ、大丈夫だ…」

梓「澪先輩、私のこと分かりますか?」

澪「もちろんだ、梓。それに唯に律にムギ。みんなわかるぞ」


58. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 01:05:50.44 ID:GjaaDXp10
唯「あんまり変わってないみたいだね」

紬「あれが素の性格だったのかしら」

澪「みんな!高校生活最後のライブまで時間が無い!気を引き締めていくぞ!」

澪「締りの悪い女だと思われたく無いからな!」

一同「」

終わり
59. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/10(日) 01:08:39.46 ID:GjaaDXp10
りっちゃんの性格のモデルは生徒会役員共のアリアですが轟さんも少し混じってます

ここで話が終わったのはこの後の話は汚しにくいので…

それでは失礼します



最終更新:2010年10月19日 20:37