平沢家

ムー太「チチチチ」カラカラカラカラ

憂「治ってよかったね、お姉ちゃん」ニコッ

唯「うん…でも…」

ムー太「チチチチ」カラカラカラカラ

憂「…女の子なんだね…ムー太」


唯「ムー太って変な名前つけちゃったかな?」

唯「…ムー子?ムー子がいいのかな?」

ピタッ

ムー子「…」じー

唯「…嫌なの?ムー太?」

ムー太「チチチッ」カラカラカラカラ

唯「まあいいや、ムー太のままで」

唯「じゃあおやすみ、ムー太♪」


ムー太「チチチ」カラカラカラカラ

唯「スゥースゥー」

カラカラカラカラカラカラカラカラ

ピタッ

ムー太「チチチ」キョロキョロ

ガシッ

カチャッ

ぴょいっ

ムー太「チチチ」トトトトトトトトトトトトトトト…


翌朝

憂「えっ脱走!?」

唯「うん…朝起きたら籠の扉が開いてて…ムー太がいなくなってた…」

憂「自分であけちゃったのかな…とにかくさがそう!」

唯「うぅ…グスッ…むうたぁ~」ポロポロ

憂「落ち着いてお姉ちゃん…泣かないでよ…」ナデナデ

唯「うぅ…帰ってきてよ~」ポロポロ


1時間後

唯「うぅ…見つからないよぅ~」

憂「お姉ちゃんちょっと来て!」


唯「ほえ?」

憂「静かにして…ほら…」

ゴソゴソゴソ

唯「冷蔵庫の下?」

憂「多分…どうやったら捕まえられるかな?」

唯「え~っと…そうだ!」

唯「これならいけるよ!」

憂「?」

パラパラ

唯「ほ~ら大好きなひまわりの種だよ~」

唯「来ないと全部たべちゃうよ?」ポリポリポリ

憂「…それで釣れるのかな?」

ムー太「チチ♪」スッ

憂「釣れた~!」


唯「捕まえた!」ぎゅ

ムー太「チチチッ」じたばた

憂「よかったねお姉ちゃん!」ニコッ

唯「うん!こらっムー太!心配ばっかりかけて!」ナデナデ

ムー太「チチチ」ペロペロ

唯「ひやっ!くすぐったいよぉ~」

憂(お姉ちゃん意外に懐かれてるんだ…)


翌日 教室

律「そんな事があったのか…結構大変だな」

唯「うん…でも最近やっとムー太懐いてくれたよ!触っても噛み付かないし」

紬「また逃げ出したりしないの?」

唯「大丈夫だよ、憂が扉に洗濯バサミつけたんだ~」

律「流石出来た子…ムー太もだけど憂ちゃんも大切にしろよな」

唯「うん!あたりまえじゃん!」


紬「うふふっ」ニコッ


同じころ、教室

憂「え?純ちゃんもハムスター飼ってるの?」

純「うん、それでお願いなんだけど…今週の土日うちのハムスター預かってくれない!?」

憂「え!?」

純「親戚の所に行かなくなっちゃって…いつもは連れて行くけど今回は荷物になるって…」

純「猫は梓ちゃんに頼んだんだけど憂もハムスター飼ってるって聞いて…」

憂「…わかった、私の家で面倒見るよ」ニコッ

純「ホントに!?ありがとう!」


平沢家

憂「…って事なの」

唯「じゃあハムスターがお泊りするの?」

憂「そうだよ、明日連れて来るって」

ムー太「チチチ…」カラカラカラ

唯「きっとムー太も喜んでくれるよ!」

憂「だったらいいけど…大丈夫だよね?」

唯「大丈夫だよ」

憂「変なの食べさせちゃ駄目だよ?」

ムー太「チチチ」カラカラカラ



翌日

純「じゃあこの子お願いね!名前はチビって言うの」

チビ「チチチ」カサカサカサ

憂「わかった、よろしくねチビ…可愛い~」ニコッ

チビ「チチチッ」カサカサカサ

唯「ほえ?この子がお泊りするの?」

憂「そうだよ?」

唯「ちっちゃくて可愛いね~ムー太~」

ムー太「…」じー

チビ「チチチ」カラカラカラ

ムー太「…」じー

憂「ムー太チビ君のことじーっとみてるね」

唯「一緒の籠に入れてあげようよ!」

憂「え?…大丈夫かな?」

唯「大丈夫だよ♪」

カチャッ

ムー太「…」

チビ「チチチ」

ムー太「…」がぶっ

チビ「チー!チー!」じたばた

唯「こらこらこらこらこら」

ムー太「…」じー

チビ「チチチ」ポリポリポリ

ムー太「…」じー

唯「ムー太がチビ君をずっとみてる…今度こそ大丈夫だよね?」

カチャッ

ムー太「チチチ…」トトトト

チビ「!?」

ムー太「チチチ」ポリポリポリ

唯「そっちか」


2時間後

憂「…まあ仲良くなってくれたみたいだね」

ムー太「zzz」スゥスゥ

チビ「zzz」スヤスヤ

唯「こんなに狭いところでからだくっつけて…可愛いね♪」

憂「まるで兄弟みたいね?」

唯「そうかな?…えへへ~う~い~」ギュー

憂「ちょっと、お姉ちゃん…//」

ムー太「…」じー

チビ「…」じー

唯憂「何みてるのっ!」

ムー太「チチチ」

チビ「チチチ」

唯「じゃあおやすみ~ふたりとも~」カチャッ

チチチチチ

ガサガサガサ

チチッ

がぶっ

チィ~

チチチチチチ

ガサガサガサ

唯「…眠れないよぅ」


ガサガサガサ

チチチチチ


唯「…いったいなにしてるのかな?」

カラカラカラカラ

チチチッ

ポリポリポリポリ

ガサガサ

ガサガサガサガサガサガサ

ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ

唯「…気になって眠れないよぉ」

唯「お~は~よ~お~」ゴシゴシ

憂「おはようおね…眠れなかったんだ」

唯「ふえ~流石に二匹もいると大変だねぇ~…ふわぁ~」

憂「もしかして一緒の籠に入れてたの?」

唯「うん、仲良くしてたよ」ニコッ

憂「え…大丈夫かな…」

唯「へ?何が?」

憂「な、なんでもないよ//」

唯「?」


数週間後

ムー太「チチチチチ」カラカラカラカラ

唯「最近ムー太ふとったね~」

憂「やっぱり種食べさせすぎだよ?この前も買ってたでしょ?」

唯「あれは私が食べるやつだよ」ニコッ

憂「」

ムー太「チチチ」ポリポリ

憂「とにかくちゃんと様子をみてないと駄目だよ?お姉ちゃんのペットなんだから」

唯「ペットじゃないよ!家族だよ~」ナデナデ

ムー太「チ~」ペロペロ

憂(あれ?なんでだろう寂しい…)



ガサガサ

唯(もう慣れてきた…今日は何してるのかな?)

ガサガサ

キュ~ チィチィ

チチチチチ

唯(あれ?なんだか苦しそう…)

チチチ…チィ

キュィ~

唯「…どうしたの?ムー太…うわぁ!」

ガチャッ
憂「お姉ちゃんうるさ~い」ゴシゴシ

唯「憂!たいへんだよ!ムー太がっ!ムー太がぁあああ」

憂「え?どうしたの?…うわぁああ!!!」

キュ~
 チチチ
チチチチ

憂「えっと…これって」

唯「赤ちゃん…だよね?」

ムー太「チチチチチ」ペロペロ

「ちぃちぃ…」

唯「…5匹もいる」


憂「…やっぱりチビ君だよね?」

唯「ほえ?何が?」

憂「なにってその…」

ムー太「チチチチチ」

「ちぃ~ちぃ~」

唯「お~よしよし、頑張ったね~ムー太~…あれ?」

唯「ねえ憂、赤ちゃん何処から来たの?」

憂「いやだから…チビ君…」

唯「産んだのはムー太だよ?」

憂「…//」



翌朝 教室

純「ええ!?チビの子供!?」

憂「うん!可愛いんだよ!まだピンク色だけど…」

純「どうしよう…家じゃ5匹も飼えないよ」

憂「家も流石に6匹は…」

純「とにかくこっちで貰い手捜してみるよ」

憂「ありがとう…ごめんね」

純「謝ることないよ…」


放課後

律「子供!?」

唯「うん…全部は育てられないって憂が…」

澪「そりゃ当たり前だろ」

紬「たった一晩で…すごいわね」

唯「ほえ?何が?」

紬「何ってそれは…」

律「おいおいおい今お昼ー!!」

唯「お昼じゃだめなの?」

律「ま、まあな」コホン


唯「それで…その…赤ちゃんなんだけど」

一同「?」

唯「みんな…引き取ってくれないかな?」

梓「駄目です!無責任ですそんなの!」

唯「?」

澪「まあまあ…一応家で聞いてみるけど…」

唯「本当?ありがとう!」

律「まあ私も聞いてみるか…」

紬「私も聞いてみるわ」ニコッ

梓「…」



平沢家

ムー太「zzz」

チチッ 
 チィ~

憂「純ちゃんとが貰い手探してくれるって」

唯「こっちもみんな聞いて見るって…」

ムー太「zzz」

チィチィ
 キュー

憂「…おっぱい吸っるんだね」

唯「うん…みんな可愛いね~」


3
最終更新:2010年01月25日 21:55