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ある暑い夏の日だった。


音楽室
律「あーつーいー」

澪「ばかりつ!余計暑くなるだろ!」

唯「澪ちゃん大きい声出さないでよ~。暑くなるよ~。」

紬「(みんな汗でシャツが透けてる…)」

澪「それよりせっかく夏休みまで学校来たんだから練習やろうよ!」

律「だなー夏休み明けにライブあるし…」

唯「あーちー」ゴロゴロ

紬「皆さんアイス持ってきてありますよ。練習終わったら食べましょう?」

唯「さぁ練習だ!」シャキーン!


ジャジャ♪ジャジャ♪ジャーン♪


澪「ふぅ…もう今日はこれくらいでいいかな?」


真上にあった白い太陽がいつの間にかオレンジ色になっていた。

唯「むぎちゃん、アーイースー」

紬「はいどうぞ」

唯「うまうま…パクパク」

律「よし!みんな帰りにマック寄って行こうぜ!!」

3人「おぉーっ」


マック
律「はぁー…冷房効いてて涼しいなー」

澪「今日の練習の反省会やるぞ!」

唯「私チキンフィレオセット!」

紬「じゃあ……私はアップルパイとマックシェイクで」

律「私はビッグマックセット!!」

澪「あ…みんなもう決めたのか!…私はマックチキンで!」

店員「はい。かしこまりま……」

唯「ちょっと待ったーっ!」

澪「えっ!どうかしたの!?」

唯「クーポンで!!」キリッ

4人は反省会そっちのけで楽しく語り合った。

律「ははははっ!」

唯「面白いでしょーっ?…そこで栃東が……っ」

澪「あっ!もうこんな時間だ!」

紬「本当ですわ」

唯「え~…ここからが面白かったのになぁ」

律「また明日聞かしてくれよな!!」

4人はまた暑い中に戻りそして、自宅へと帰って行った。



唯の家
唯「ただいま~」

憂「おかえり!お姉ちゃん!」

唯「扇風機…扇風機…」


唯「あ~~……」


唯は扇風機の前で定番の行動をしていた。

憂「(お姉ちゃん……かわいい……)」


憂「お姉ちゃん!今日はお姉ちゃんの好きなハンバーグ作ったよ!」


唯「やった~!ありがとー憂ー!」


唯はマックでお腹を満たした事なんてすっかり忘れていた。

唯「ごちそうさまー」

憂「はーい」

唯「じゃあ私お風呂に入ってくるね!」



お風呂
唯「あ~…日本人に生まれて良かったなぁ…」


湯船に浸りながら感傷に浸っていた。


唯「もう夏休みもだいぶ終わっちゃったなぁ~…」


唯「いっぱい練習して、最後のライブも大成功で終わらせてやるっ!」

唯「ふぅ……さっぱりした!」


唯は濡れた髪を拭きながら火照って赤くなった体を扇風機で冷ました。


唯「憂ー!私もう寝るね~」

憂「おやすみ!」

唯「おやすみ~」



唯の部屋

唯「はぁ~疲れたな~」

唯「明日も夏休み特訓頑張らなくちゃ!」



唯は気合いを入れると同時に眠りについた。
セミの鳴き声が響き渡る暑い夜だった。


音楽室
唯「おっはよー!」

律「おーす……唯……」

澪「唯……今日は残念なお知らせが……」

唯「え…?どうしたの?」

紬「実は……私……」


紬「アイス持ってくるの忘れちゃった!」


唯「そんな!!…じゃあ今日の練習は…」ガビーン

澪「あるに決まってるだろ!」

澪「じゃあ早く練習するぞ!!」


唯「アイス!アイス!」プンプン

唯は口をフグみたいに膨らませた。

ジャジャ♪ピーン♪

いつもの演奏とは違い変な音が混じっていた


澪「おい唯!いつも出来てたのにどうしてミスしたんだ?」


唯「え…?なんでたろ…?」


紬「このフレーズだけはいつも出来てたのに…」


律「もう1回最初からやってみよう!」


律の一声でもう1回仕切り直しとなった。
唯はまだ何故ミスをしたのか分からなかった。


ジャジャ♪ジャジャ♪ピーン♪


唯「あ、あれ?…」

律「……調子悪いのか唯?」

唯「いや…弦の方が調子悪いのかな…?」

澪「そっか…う~ん、とりあえず今日はこれで終わりにしようか。」

紬「唯ちゃん!アイスは忘れちゃったけどケーキならあるわ!」


唯「わーい!ティータイムだ!」

律「……唯……」

唯は先ほどのミスの事なんかそっちのけで、紬のケーキに夢中になった。

いつも鳴いていたセミの声が小さかった。

唯「はぁ~…むぎちゃんのケーキ美味しいな~」パクパク

律「ミルクティーもおいしいな!」

澪「(夏休みまでケーキ食べて太っちゃう…)パクパク」

紬「みんなが喜んでくれて私もうれしいわ!」


唯「むぎちゃん!!ミルクティーおかわり!」

律「私も!!」

紬「はい、どうぞ」


紬は唯と律の注文に笑顔で答えた。
丁寧にカップにティーを注ぎ、丁寧に2人に手渡した。

律「ありがとな!むぎ!」

唯「ありが……あ!」

ガッチャーン

唯は丁寧に手渡されたカップをひっくり返してしまった。
机の上はミルクティーで汚れたが、いい匂いが広がった。

唯「あぁっ!むぎちゃん!ごめんなさい!」

唯「むぎちゃ~ん!せっかくミルクティー入れてくれたのに……ごめんなさい!」ポロポロ

唯は泣きながら謝った。

紬「大丈夫ですわ」


律「ははっ!本当唯はドジっ娘だな!」

澪「こら!!律!唯の悪口言わないの!」

唯「えへへ~私ドジばっかりだよ~」

紬「けがしないように気を付けてね?」


唯「うん!」


紬の心配とは裏腹に唯は笑った。

セミの鳴き声がいつもより儚かった。

律は嫌な空気を断ち切ろうとした。

律「よ~しっ!今日の帰りはファミレス行くぞ!」

澪「今日こそ反省会な!(ああ…また太っちゃう…)」

唯「飲みほーだい!!」

紬「(ファミレス…?)」




ファミレス
唯「飲み放題安くていいね~」

律「なぁみんな!!私の作戦を聞いてくれ!」

唯「なんですか!?りっちゃん隊長!!」

律「みんなでカルピス飲みまくって、ドリンクバー空っぽにしようぜ!!」

澪「他の人に迷惑かけちゃ駄目だろ!」

紬「(ワクワク…)」

律「じゃあみんな頑張ろぜ!!」

唯&紬「おっー!!」

唯は練習の時よりやる気が出ていた。

澪「(わ…私もやろっ♪)」


唯たちは力を合わせてカルピスを飲みまくった。
しかし1時間経った所で店員が補充をしたのでキッパリ諦めた。

律「そ、そりゃないだろ…」

唯「も~っ!」

律「もうこうなったらやけ食いだっ!店員さん!ピザください!」


律は自分の作戦があっさり阻害されたので店員に強めに言った。

店員「おまたせいたしました。」

律「おぉ!おいしそう……唯!タバスコ取って!」

唯「うん!………あれ?」

唯はタバスコに目線を向けたまま固まっていた。


律「え?自分で取れってこと!?」

唯「あ……」

澪「どうしたんだ唯?……ほら律、タバスコ」ヒョイ

律「やっぱピザにはタバスコだよな!!」


律はチーズの色が赤くなるまでタバスコをかけた。

紬「見てるだけで辛そう…」

唯「(………気のせいかな)」

律はタバスコだらけになったピザをあっという間に食べた。

律「ふぅ~ごちそうさま!!」

3人「ごちそうさま!!」

律「もう今日はここら辺で解散な!!」


少し怒り気味の律の一声で今日一日の部活動が終わった。


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最終更新:2010年01月21日 03:27