憂「攻撃しても思い出してくれてるね…おねえちゃん?」
憂「あ、ごめん攻撃しちゃいけないんだっけ?えと防御防御」
唯「……」
憂「何か行動パターン決まってるみたいだね。攻撃、様子見、思い出しのパターンみたいだよ」
唯「……」
憂「おっと攻撃しちゃいけないんだよね。防御防御」
唯「インケン女!」
憂「なっ!?」
唯「それにしても……」
憂「うん……」
唯「ビビンバ強くなったねぇ……」
憂「……本当だねぇ」
唯「もう1240ダメージ与えてるよ」
憂「数えてたんだ……」
憂「絶対おかしいよ!」
唯「何が?」
憂「だって明らかに体力が桁違いだもん!」
唯「う、そりゃビビンバだってレベル上げて…」
憂「ゆいのHPまだ128だよ!?ビビンバどんだけレベル上げたの!?」
唯「わかった!たぶん……いや間違いない!」
憂「一応聞いておくけど、なに?」
唯「主人公独りじゃパンチが弱いんだよ!ビアンカが居ないと!ビビンバなだけに」
憂「でも今ビビ、……ビアンカ居ないよ?」
唯「だからさ!ビアンカに代わる物があるでしょ!?」
憂「!」
唯「そうだよ!リボンだよ!」
憂「お姉ちゃんそれだよ!冴えてる!天才!」
唯「ふふん!もっと!」
憂「凄いよ本当に気づかなかった!伏線あったよ!」
唯「もっともっと!」
憂「流石2割の人間だね!」
唯「……」
唯「それじゃ早速使おうよ」
憂「まかせて!」ピッピッピッ…
唯「……」
憂「……」
唯「持ってないじゃん……」
憂「……どうしよう…」
唯「大丈夫だよ。多分こういうのは詰み防止のために逃げれるはず…」
憂「……」ピッ ダダダッ
憂「あ、ほんとだ!」
唯「ね?あとは袋からビアンカのリボンを出してもう一回挑戦すれば大丈夫だよ!」
憂「まかせて!」
憂「……」ピッピッ
唯「……」
憂「……」ピッピッピッピッ
唯「……」
憂「……グスッ」ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッ……
唯「……なんで預けてるのよぉ…」
憂「ごめんなさい……使わないお金と使わないイベントアイテムはいつもの収納癖で…」
唯「もう!さっさとリレミトして引き出してついでにレベル上げもしといてよね!私お風呂入ってくる!進めないでよ!」
憂「うぅ…」
40分後!
唯「レベル上がった?」
憂「……」ピッピッ バヒューンバヒューン
唯「ちょ!ちょっと!」
憂「え?なに?」
唯「なにその浮遊呪文!?」
憂「あぁラインハットに戻らなきゃいけないみたいで戻ってるんだよ」
唯「違うよ!なにその移動呪文!?知らないよ!ていうかビビンバは!?」
憂「4人目にいるよ?」
唯「さも当然のように言わないでよ!!ていうかさっきの呪文はなに!?」
憂「あぁルーラだよ」
唯「だから当たり前の様に言わないでよ!きいぃぃぃ腹立つ!レベルアップで覚えたの!?」
憂「ルラフェンでラルムーン草取っておじいさんに渡して実験してもらったんだよ」
唯「知らない単語を一気に出さないでよ!何で勝手に進めたの!?しかも私がお風呂上がったと同時にルーラ見せたでしょ!?」
憂「ただの偶然だよ。知らないよ」
唯「死ね!」
憂「お姉ちゃんだって今朝やったじゃない!同じこと!」
唯「あ、あれは憂が起きないから!私はお風呂!お風呂なの!憂は寝てた!」
憂「関係ないよ!お風呂も寝てたも!両方とも待てば解決する問題じゃない!」
唯「そ、それは憂が気持ちよさそうに寝てたから…」
憂「じゃあ私は、お姉ちゃんが気持ちよさそうにお風呂入ってたから」
唯「屁理屈こねないで!」
憂「こねてないよ!お姉ちゃんこそ大概だよ!これでお相子でしょ!?」
唯「はぁ…いいよもうお姉ちゃんだから許してあげる」
憂「うん。当然だよ。だってお相子だもん」
唯「貸し1だね」
憂「え?」
唯「貸し1」
憂「なにそれ貸しって?」
唯「さぁね」
憂「な、なんなの?お姉ちゃん貸しってなに!?」
唯「知らないよ。その時になるまでね」
憂「お姉ちゃん!」
憂の部屋
憂「…………」
……
唯『酷くない!?だって進めちゃったんだよ!?ルーラも覚えちゃったんだよ!?バヒューンバヒューンって!ちょうど私が出るの見計らって待機してたんだよ!嫌らしい子だよ!』
律『まぁまぁ唯も同じ事を今朝やったんだろ?』
唯『わ、私はただ起きたらちょっとだけやりたくなっちゃっただけで…』
律『なら憂ちゃんもやりたくなっちゃったんじゃないのか?』
唯『違うよ!絶対違うよ!あのルーラ唱えたときの顔は絶対違うよ!ドヤ顔だったんだよ!?』
律『(憂ちゃんのドヤ顔なんて想像できねぇよ……)』
唯『だから今喧嘩してドラクエも封印してるの!でも明日絶対早起きしてクリアしてやるの!』
律『あのな、唯』
唯『なに?』
律『あまり熱中しすぎて本当に大切なもの無くすなよ?』
唯『どういう意味……?』
……
憂『ってわけだよ!酷いよね!?梓ちゃんもそう思うでしょ?』
梓『うーん憂は自分がやられたことをやり返しただけなのに怒ってきた事に対して腹が立ってるんだよね?』
憂『それだけじゃないけど、でも今朝のことは本当にイライラしたの!ドラクエ5がやっと楽しくなってきたところで勝手に進めちゃうんだもん』
梓『あのさ、憂』
憂『なに?』
梓『あまり大人げ無い事してたら全部どっか行っちゃうよ?』
憂『え?』
梓『憂は本当にドラクエが楽しかったの?うんうん。聞き方が違った。憂は独りでプレイしてたらここまで楽しめた?のめりこめた?』
憂『……』
律、梓『二人でやってたからそこまで楽しめたんでしょ?』
唯、憂『…………』
律『唯はその事に気づいたから独りでプレイした事を怒ったんだろ?』
唯『……うん。』
梓『憂はその事に気づいたから唯先輩に気づいてほしくてやったんでしょ?』
憂『……うん。』
律、梓『だったら素直に言えよ(言いなよ)。きっと憂ちゃん(唯先輩)だって気づいてるから』
唯「……」ブチッ ツーツー
憂「……」ブチッ ツーツー
唯「……」ガチャ
憂「……」ガチャ
唯「……」
憂「……」
唯「……ごめんね憂…」
憂「っ!……お姉ちゃん!ごめんなさい!」ダキッ
唯「喧嘩しないでもう一回だけやってみようよ!」
憂「うん!グスッ」
30分後!
唯「だからはじゃの剣買ったほうが良いって言ってんでしょ!」
憂「4400Gだよ!高すぎだよ!他の防具をそろえるほうが先決だよ!」
唯「たったの4400Gで何言っちゃってんのさ!」
憂「それだったらおねえちゃんが4400G貯めてよ!大体おねえちゃんが起き上がってくるモンスターが可愛くないとか理由つけて断るからこんなに苦戦してるんでしょ!」
唯「だまれ!」
1時間後!
唯「……」
憂「……」ピッピッ
唯「ねぇ」
憂「なに?」
唯「これで全滅何回目?」
憂「さぁ?9回目ぐらいかな?」
唯「ようがんげんじん強すぎだよ!」
現在のレベルだよ!
ゆいLv25 スラリンLv19 ダニーLv19
勘の良い人ならわかるよね!スラリンフラグだよ!
ごめんなさい。
正直に間違えました。すっかり失念してました。
4人パーティーです。
3人で通すとこの先、ある場所で詰んでしまうので4人設定でお願いします。
憂「……」ピッピッ
唯「……」
憂「……」ピッ タララタッター
スラリンはレベル20になった!
メダパニの呪文を覚えた!
唯「これってあれだよね。たまに敵キャラが使ってくるあれだよね」
憂「目がパニくってるやつだね」
唯「メガパニって?やめてよ親父臭い」
憂「……使ってみるよ?」
唯「うん」
憂「3匹中2匹混乱したね。なかなかの精度じゃないかな?」
唯「とりあえずようがんげんじんに使いに行こうよ。倒せるかも」
憂「無理だよ。マヌーサも効かなかったじゃない…」
唯「試しにだよ。もしかしたら効くかもしれないでしょ?」
憂「じゃあおねえちゃんが進めてよ。私もうサラボナと死の火山の駅伝で疲れたよ…」
唯「ふふん。じゃあもし私がようがんげんじん倒したら、次のイベントで何かあった時に私に決めさせてくれる?」
憂「いいよ別に。倒せたらねー」
唯「(むふふ)」
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律『あ、ちなみにな唯』
唯『なに?りっちゃん』
律『サラボナ終わったらな、そのゲーム最大の一大イベントがあるからな!よーく考えて選択しろよ!』
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唯「(とはいったものの…正直メダパニなんかどうせ当たらないだろうし、レベル上げしようかな?)」
憂「お姉ちゃん?」
唯「な、なに?」
憂「早くメダパニ試すんでしょ?早く行こうよ。ずっと見てるから」
唯「い、言われなくても今行くよ……」
憂「レベル上げとかはしないよね?メダパニ試すんだから」
唯「うるさいな!いま掛けに行くよ!黙ってて!」
唯「……」スタスタ
憂「……」
唯「……」スタスタ
憂「……」
唯「(どうしよう……まったく策が思いつかないままようがんげんじんと対峙しちゃってるよ……)」
憂「どうしたの?はやくめだぱn」
唯「うるさいよ!このメダパニ中毒!ちょっと静かにして!」
唯「(えぇい!ままよ!)メダパニ!」
ようがんげんじんAは混乱した!ようがんげんじんBは混乱した!ようがんげんじんCは混乱した!
唯「え?え?~~~ッ!!ほ、ほら!!!私の言ったとおりでしょ!?ようがんげんじんはメダパニに弱いんだよ!だってそうでしょ?げんじんだもん!頭の中パーだよ!」
憂「……」ペラッ
唯「なに漫画見てんのよ!!見なさいよ!画面を!!」
唯「ほのおのリングを手に入れたけど、これ装備しちゃっていいのかな?」
憂「いいんじゃないのかな?それを手に入れるためのイベントでしょ?」
唯「え?」
憂「え?」
唯「あれ?何のためにリング集めてるんだっけ?」
憂「ていうか私リングが目的なんて知らなかったんだけど…ただ死の火山があったから…」
唯「ごめん。私も正直適当に進めてた…」
憂「とにかくルドマンさんに報告しに行こうよ」
唯「そうだね。」
10分後!
唯、憂「ビアンカちゃん!!!!!!」
憂「まさかビアンカちゃんが仲間になるなんてね!」
唯「うんうん!いいね!幼馴染の再開って!ビアンカちゃん最高だよ!」
憂「ところで、誰が抜けるの?」
唯「え?」
憂「いや4人パーティーだから誰か抜けないと…」
唯「じゃあビビンバで」
憂「絶対言うと思ったよ…一応聞くけど理由は?」
唯「可愛いもの順の消去法」
憂「次は水の洞窟ってとこに行くらしいね」
唯「……」ピッ 話す
憂「薬草かった?」
唯「……」ピッ 話す
憂「お姉ちゃん?」
唯「……」ピッ 話す
憂「一歩動くだけじゃビアンカの言葉変わらないから!」
唯「おなか減ったよ」
憂「おなか減ったねぇ」
唯「カレー全部食べちゃったよ?」
憂「食べちゃったねぇ」
唯「出前取ろうか」
憂「取っちゃおうか」
唯『チーズ&チーズのLひとつ』
最終更新:2010年10月28日 22:43