律(あちゃー、やっぱりこういうシーンはあるわけで――)

律「…………」ちらっ


律(うわぁー! あのこ"じー"っと見入ってるよ! 約束通りいい子にしてるよー!)

唯「んー? どうかしたの? りっちゃん」ぽけー

律「あ? いいや、なんでもないぞー? 」

律(なんだかあたしがそわそわして落ち着きがない子みたいじゃん! おかしーじゃん?)

律「…………」ちらっ

唯「…………」にこっ


律「」


唯(大変です! りっちゃんの様子がおかしいよっ!)

唯(んー)

唯「はっ!?」

唯(失礼しまぁーす)そそそ


律(お、お落ち着け! 今こそコーラを飲んで落ち着こう!)

律「……ごくごく」

律「!!」ぴとっ

律(い……今りっちゃんの身におこったことをありのまま話すぜぇ!)

律(唯の右手があたしの左手に重なってる)

律(何を言ってるのか? あたしにもわかんないんだー!)

律(あ、あ、頭が、……どうにかなりそーだー!)

律「…………」ちらっ

唯「……だめかな?」

律「よ、よろしくってよ? おーほっほっほ」

唯「はー! 楽しかったねぇー」るんるん

律「あー、そーだなー」およよ

唯「むー! りっちゃん寝てたんでしょ?」

律「いーやいやいやいやっ! 起きてましたとも!」

律(お前が手とか握るから、そりゃもう優しく握るからー!)

唯「ふーん」

律「な、……なんだよ」

唯「ほーらー! 次どこ行くかりっちゃんが決める番だよぉー!」

律「あ、ああ! そうか、そーだなー」


唯「はい! てーなーわーけーでぇー?」

律「…………」

唯「ゲームセンターにつきましたぁ」テンション↓

律「わ、わるかったな!」

唯「もっといい所連れてってくれるとおもったのになぁー」ぶー

律「だぁ~、ぐちぐち言ってないでいくぞっ!」たたっ

唯「あーっまってよぅ!」たたたっ


律「じゃじゃーん! りっちゃんお得意のドラムゲームです!」

唯「じゃじゃーん、りっちゃん一人で遊ぶつもりみたいですっ」ぷいっ

律「まぁまぁそう言うなよ、ゲーセンにきたらコレをやらないと始まらないだろっ?」

唯「えー? そうかなぁ?」

律「そうそう、そーなんだよ!」


律(ここで気持ちを切り替えて)

律(カッコいいりっちゃんをしっかりみせて)

律(……って! なんで唯にアピールしなきゃいけないんだよ?)

律( お か し ー し )


唯「あっ! りっちゃん始まってるよっ!」

律「へ? え、あ゛ぁ!」どたばた


律「あっと、えっと」あたふた

唯「…………」ちゃりーん

唯「このギターのゲームりっちゃんのゲームと繋がってるんだって!」

唯「りっちゃん隊員の危機! 隊長のわたしが救って見せましょう!」ふんす

律「いやいや、隊長はあたしだろ!」

唯「えぇー? りっちゃんの部下なんて嫌だよぅ」

律「あー! ほら唯、始まってる!」

唯「! あわわ」


   じゃがじゃが

律(卒業してから、一緒に演奏なんて全然してなかったもんなー)

唯「ほっ! はっ!」

  ずんずん

律(……ギターを弾いてる唯はやっぱり)

唯「あ、あれ? んー」

   じゃがじゃーんじゃが

律(きらきらしてるな)ふふっ


唯「りっちゃん! ぼーっとしてたらダメだよっ!」

律「あー! わりぃわりぃ、よーし!」

唯「はぁー!」

律「たぁー!」

唯「結局げーむおーばーになっちゃったね?」えへへ

律「まーなっ!」いしし

唯「りっちゃんりっちゃん! あれ」

律「んー?」

唯「一緒にプリクラ撮ろうよっ」

律「えー、今日のあたしこんな髪型だしぃー」

唯「しどいっ! 私はりっちゃんとの思い出が欲しいだけなのにぃ!」

律「おー、そういうことはあたし以外に言ってやってくれー」

  カシャッ

唯「なんだかんだ一緒に撮ってくれるりっちゃんでしたー♪」

律「あぁー、ほら! 前向け!」

   カシャッ

唯(最後の一枚だよぅ)

唯(そうだっ!)

 いっくよー!
        はい、チーズ



    チュッ

律「へ? ぇえ? 今なにした?」

唯「えへへー」てれり

唯「でっきあっがり~♪」

唯「おぉ! ちょっと暖かいよっ」ほんわか

律「おい! さっきの!」

唯「ふぇ?」

律「その最後の列に映ってる、……その」

唯「へぇー?」にやにや

律「あ、あたしのほっぺに! その、ちゅっとしてる」

唯「"ちゅ"っと?」にやにやにや

律「だぁー! もうその最後の列は没収ー!」

唯「ダメだよ、りっちゃん!」

唯「こんなの澪ちゃんが見たら……」


  澪「りぃつぅぅぅーーーー!?」

  澪「いいんだ、私なんてもう用済みなんだ!」ううっ

  澪「理性を無くしたムギとデート……、うふふ、あはははは」ぶつぶつ…


唯「ってなっちゃうんだよっ!」

律「いーや、お前に持たせておくよりマシだからっ!」

唯「私にはりっちゃんと澪ちゃんの仲を引き裂くだなんてそんなぁ! ――」

律「あー、ならないならない」ぶんぶん

唯「むぅー、じゃあ……ほいっ」ころん

律「へ?」

唯「あめちゃんです! これで商談成立ですっ!」ふんす

律「せーりつしてねーし!!」

唯「えぇー? 受け取ったじゃん!」

唯「これは今度あずにゃんに会った時に"彼氏と撮った"って自慢するんだからっ!」

律「それはマズい! 止めたほうがいいって! きっと梓とんでもないことになっちゃうからな?」


唯「はーい、しゅっぱーつ♪」しゅたたっ

律「ちょっ、おいー!」たたっ

律「はぁ、で? さっきのプリクラを破棄する気にはならんのか? 唯隊員」

唯「だーかーらー、わたしが隊長でしょー? りっちゃん隊員」ぷくー

律「はぁ……、もう唯が隊長でいいよ」

唯「えへへー♪」

律「そうだ、さっき唯がくれたあめちゃんと、
  もう一つあめちゃんをだそう! それで手を打とう! なぁ!」

唯「ダメですっ! 隊長命令ですっ!」ぷいっ

律「だぁーー! もーう」ひょいパクッ...コロコロ


唯「ねえ、りっちゃん?」さっ

律「ん? ……手?」


唯「……ダメかな?」

律「だ、……ダメじゃねーし」


  ぎゅっ

唯「またデートしようねっ♪」

律「あのプリクラ捨てたらなー?」いしし

唯「あぁー! りっちゃんひどいよぅ」



 おわり



最終更新:2010年10月29日 23:47