唯「どっらいやぁー♪」ブォー

唯「どっらいやぁー♪」ブォー

唯「かっわいくセットーでっきるかなー♪」

唯「ほっ! ……おぉ」

唯「私だってその気になれば髪型くらいセットできるのですっ!」ふんす

唯「うーいー!」

憂「ん? どうしたのー? お姉ちゃん」

唯「えへへー☆」ばちっ

憂「……うん! 今日も上手にセットできてるよ、お姉ちゃん!」

唯「でしょでしょー?」るんるん

唯「さて、おぉー今日も大変美味しそうにございますなー」

憂「ありがとー、お姉ちゃん」

唯「んん~♪ はむっむぐむぐ、こっこの玉子焼きの絶妙な あ・ま・さ・が っ」うっとり

唯「味皇 海原雄山も唸る美味しさだねっ!」

唯「それで憂は美食倶楽部に連れて行かれて……」

唯「あぁー! だめだめっ、憂のご飯が食べられなくなっちゃうからだめですっ」

憂「大丈夫だよ、私はどこにもいかないよー」

唯「お味噌汁も……ぷはぁ」ほっ

憂「お姉ちゃん最近お洒落だね?」

唯「えへへ、憂ちゃんはよくわかってるねー」

憂「そ、その? 彼氏が……できたとか」もじもじ

唯「お新香さんっ」ぽりぽり

憂「だから毎日おめかしして」

憂「私なんてどうでもよくなっちゃって……」ぶつぶつ

憂「だめだよ! 私がお姉ちゃんの邪魔しちゃ」

憂「お姉ちゃんを笑顔で送り出してあげないと」

憂「か、悲しいけど」うぅっ

唯「…………?」もぐもぐ

唯「ごっちそーさまー」

唯「食器は流しにおっきましょお」

  ころん

憂「知らないうちに大人になって……ん?」

憂「お姉ちゃん携帯おとし」

憂(プリクラが貼ってある!)

憂「あ、あぁ……」キョロキョロ

憂(きっと軽音部の皆とのプリクラだよね!)ちらっ

憂「」へなへな



唯「ではでは、遊びにいってまいります!」

憂「おっお姉ちゃん、けけ携帯おとしたよっ」

唯「おぉ! いけないいけない」

唯「ありがとねぇ、憂っ!」

憂「わ、私はおね゛えちゃんのみ、見方……だから」うるうる

唯「?」

   *   *   *

律「おーっす唯ー!」

唯「おは……あぁぁー! りっちゃーん?」

律「な、なんだよ……」

唯「だめです、かちゅーしゃは没収ですっ!」ひょい

律「かっ返せ! 
  昨日買ったばかりのりっちゃんカチューシャ2号っ!」

唯「りっちゃんはかちゅーしゃしてない方がかっこいいんだよ?」

唯「それに気付くべきだよっ!」

律「だぁーかぁーらぁー! かっこいいっておかしーだろ!」

唯「お……おかしくないもんっ!」

律「そ、それが無いと蕁麻疹がでるんだぁー! 大変なんだぞー!」

唯「ダメったらダメですっ!」

律「オデコがチャーミンなりっちゃんの方がみんな安心だろぉー?」

唯「私と二人っきりなんだからいーじゃんっ」ぷくー

律「そうだけどな? 不意にムギとか澪に出くわして、
  『あー、律(ちゃん)おめかししてるー♪』とかなったらあたしは死んでしまうだろー!」

唯「もー、聞き分けの無い子はこうしちゃうんだからー♪」ぐしぐし

律「や、やめぇーてー」


唯「はいっ! カッコいいりっちゃんの完成ですっ!」

律「…………」しゅん


律「あー、前髪がきになるなー」

唯「返しませんっ!」

律「ほーら風にそよいで目に入っちゃうよー? 痛いよー?」

唯「私だってピンが無くて不安なんだよぉ?」

律「つけてくればいーじゃんっ」

唯「りっちゃんは乙女心がわかってないんだよっ!」

律「いーや、あたしだって乙女だっつーの!」

唯「私がりっちゃんの為に朝早く起きて、
  どんなに髪の毛頑張って整えてるの知らないでしょー?」

唯「だーいたいりっちゃんはねぇ……」

律「へぇー、唯はあたしの為にお洒落してるのかー」にしし

唯「あ……あぅ」かぁ


律「唯ちゃーん♪」

唯「うぅ……」

律「あたしの為におめかししたゆーいちゃーん?」にやにや

唯「り、りっちゃんのいじわるっ!」

律「んー? あたしはうーれしいぞー?」にやにや

唯「もう知らないもんっ!」

律「そう言うなってぇー♪」

唯「りっちゃんずるいもん……」


律「ほーら、カチューシャ返したくなったろー?」

唯「それとこれとは関係ありませんっ」キリッ


律「さて、じゃーそろそろいくかー」

唯「ふぇ?」

律「ふぇ? じゃねーだろ」かくっ

唯「どこ行くんだっけ?」

律「昨日、一緒に図書館で勉強しよう!
  大学入ったら皆を見返そう! つってたのはどこのどいつだー!」

唯「はわわ……そ、そうでしたっ」

律「大体呼び出した張本人がそれでいいのかよー?」

律「あたし? あーたしは間違ったことを言っては無い、断じて無い!」

律「今日のりっちゃんはひと味違うのだ!
  きょうのあたしの80パーセントは良心や思いやりで出来ているのだっ!」なはは


唯「ほほーい、りっちゃん置いてくよぉー」たったっ

律「だぁー! 無視すんなよっ!」たたたっ


唯「ほっはっ」たったっ

律「まちやがれぇー」たたたっ

唯「!」キキッ

律「あてっ」どんっ

律「急に止まるヤツがあるかー!」いてて


律「んー? どしたー?」

唯「アイス屋さん……」

律「あぁ、アイス屋さんだなー」

唯「りっちゃんあいす」

律「あたしはアイスじゃねーよ」

唯「アイス食べたい! 食べたいよね? 私だけじゃないよね?」くるっ

唯「りっちゃんもアイス食べたいよね? 
  私にはわかるよっ! ひしひし伝わってくるよっ!」

律「なにもあたしは訴えかけてねぇー!」


律「ほーらーいくぞー」

唯「あぁーうー、あ~い~す~」


律「てーなーわーけーでー?」

唯「アイス食べたかったなぁ……」

律「図書館に着きましたっ!」

唯「はぁ……美味しそうだったなぁ」

律「だぁー! 今日のあたし達は勉強しにきたんだろっ」

唯「そうだけどぉ」ぶすっ

律「ほぉーらー入るぞー」ずるずる

唯「ぶぅー」

唯「あぁーりっちゃん! みてみてー」

律「図書館では静かーにしようなー?」

唯「アイスの本があるよっ!」

律「勉強しようなー」でしっ

唯「おぅふ」


唯「私は温かそうなこの席にしますっ!」

律「寝る気まんまんだな……」


律「よーし、じゃーあたしは唯の向いの席!」

唯「えへぇー? 私の隣じゃないのぉ?」

律「あたしにだって温かい席に座る権利はあるのだー」

唯「あ……あぅ、でも」

律「んー? それより参考書を開きたまへ」

唯「…………」もじもじ


唯(りっちゃんが向いだと気になっちゃうよぅ)かぁ

唯「ねぇー、りっちゃーん」ひそひそ

律「んあー? なんだー?」

唯「こ、ここがわかりませんっ」ひそひそ

律「いいことを教えてやる、
  唯がわからないところはあたしにもわからん! 以上」ひそひそ

唯「むぅ……」

  かりかり

律「ふぁ~あ」のびー

唯「…………」ちらっ

律「……あんだよ」

唯「な、なんでもないよっ」ひそひそ


律「ふーん」

唯「……りっちゃん?」ちょいちょい

律「んー?」

ノート『りっちゃんって男の子みたいだね』

律「んだとー? 失礼なっ」ひそひそ

ノート『わるかったなー』

唯「わわっ」あせあせ

ノート『わるくないよ!』

律(あたしだって女の子だっつーの)

ノート『勉強に集中しなさい!』

唯「むー」

  げしっ

律「あたー!」

律「ゆーいー! 今足蹴ったろ!」

唯「しらなーいもーん」ぷいっ


唯「もうりっちゃんなんて知りません! 引っ越します」そそそ

律(1席分横にずれただけじゃねーか)


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最終更新:2010年10月29日 23:48