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コンコン
和「こんにちは、お邪魔するわよ」
唯澪律紬梓「!」
唯「和ちゃ~ん!」ギュッ
和「相変わらず唯は、私を見ると全力ダッシュで抱きついてくるわね」
紬(あぁっ、また唯ちゃんに先を越された!)
唯「和ちゃん分を補給しなきゃいけないんだも~ん」スリスリ
和「さんざん昼休みに抱っこしたでしょ?」
梓(そんな羨ましい事を、私の知らない間に!)
律「な、なぁ和。今日はどんな用だ?」
澪「あっ、またバカ律が和に迷惑をかけたんじゃないのか?」
和「そんなんじゃないわよ。用事も無いのに遊びに来ちゃダメ?」
梓「そんな訳ないです、大歓迎です!」
紬「うんうん、ちょうどお茶の用意をしてたの。和ちゃんの分もあるから!」
和「そう、いつも悪いわね」ニッコリ
紬(あぁっ、なんて素敵な笑顔なの!)
唯「さぁさぁ、和ちゃん。座って座って」ギュッ
和「ちょっと、引っ張らないでよ」
澪(唯のヤツ、さりげなく和の手を握って……)
唯「今日のおやつはケーキだから、私のイチゴを和ちゃんにあげるね!」
和「ふふっ、ありがとう」
澪(わ、私だって負けないぞ!)
和「さて、どの席に座ろうかしら」
澪「の、和っ!」
和「どうしたの?」
澪「私の膝の上に座らないか!」
唯「!?」
澪「ほっ、ほら、今日はなんだか肌寒いだろ。ここなら暖かいかな、と思って、ハハッ」
梓(あの恥ずかしがりの澪先輩が、こんな大胆な提案を!)
律(しかし、緊張してるのがわかりやすいな~。顔も真っ赤だし)
唯「澪ちゃん、何を言って
和「そうね。せっかくだから、お言葉に甘えさせてもらうわ」
唯「!?」
和「でも、本当にいいの? 私の体重、そんなに軽くないわよ」
澪「だ、大丈夫! 遠慮しなくていいから!」
和「そうなんだ。じゃあ私、澪の膝に座るね」
ムニュ
紬「まあまあまあ!」
梓「ぁぁぁぁぁ!」
澪「……ど、どうだ?」
和「えぇ、柔らかくて気持ちいいわ」
澪「そ、そうか、気持ちいいのか!」
梓「き、気持ちいい……、ですか?」
和「そうね。ムチムチした肉感がたまらないわ」
澪「ムチムチ……」
律「あっ、澪がちょっとショックを受けてる」
和「特に、背中に当たってる感触がとても素敵よ」
澪「そ、それって」
律「胸かよ、やっぱり胸なのかよ!」
梓「そうですか……、澪先輩の肉布団は、気持ちいいですよね……」
和「ふふっ、梓ちゃん」
梓「は、はいっ!」
和「そんな、あからさまにショックを受けないでよ。梓ちゃんも可愛いわよ?」
梓「か、可愛いですか!」
和「えぇ。お人形さんみたい」
梓「あり、ありがとうございます!」
澪(ちょっと羨ましいな、それ)
梓「あと、和先輩」
和「ん?」
梓「私のこと、呼び捨てで構いませんから!」
和「……じゃあ、梓、でいいかしら」
梓「……もっと呼んでください!」
和「えっ?」
梓「私の名前、もっと呼んでください!」
和「……梓」
梓「はいっ!」
和「ふふっ、おかしな子ね、梓ったら」
梓「……ふにゃあ」
和「ほら、梓、こっちに来て」
梓「は~い」トコトコ
和「……」ナデナデ
梓「ふにゃあああ~~~」
和「ねぇ、梓」
梓「は~い」ポケ-ッ
和「私の膝に座ってみる?」
梓「は~い、……って、えぇっ!」
唯「なんですとぉっ!」
和「……ふふっ、冗談よ」
唯「な~んだ、冗談か~」ホッ
梓「和先輩の……、膝の上に……」ブツブツ
唯「って、あずにゃん?」
律「まずいぞ、今の梓には周りの声が聞こえていない!」
梓「わかりました!」
澪「おい、まさか」
梓「和先輩、失礼します!」
ムニュ
和「あら、本当に座るのね」
澪「ぐふっ!」
梓「あっ、澪先輩。重かったらごめんなさい」
澪「座ってから言うな!」
和「それで、梓。私の膝の上はどうかしら?」
梓「和先輩の体温を感じて、とっても幸せです!」
和「そう、よかったわ。梓の抱き心地も素敵よ、大きなぬいぐるみみたい」ギュッ
律「澪と梓で、和を挟んで」
紬「和サンドの完成ね!」
和「あら、ムギ。お茶の用意ができたの?」
紬「そうなの。はい、この一番大きなケーキが和ちゃんの分!」
和「ありがとう。でも今は、両手が塞がってるから食べられないわね」
律「……あっ、ということは」ピ-ン
紬「じゃあ、私が食べさせてあげるね。あ~んして?」
和「ふふっ、悪いわね。あ~ん」
パクッ
紬「どう、美味しい?」
和「えぇ、とても。ありがとう」ニッコリ
紬(また、私だけに、微笑んでくれた!)キュン
和「……ところで、澪」
澪「な、なんだ?」プルプル
和「そろそろ辛いんじゃない、2人も上に乗っちゃって」
澪「だ、大丈夫……」プルプル
紬「澪ちゃん、あまり無理はしない方がいいわ」
唯「そうだよ、そんなに体力もないんだし!」
律「いや、それはお前が言うな」
紬「私、体力には自信があります!」
和「そうね、ムギは力仕事も得意だし」
紬「だから、私が和ちゃんの椅子になる!」
唯「……ってムギちゃん、四つん這い?」
律「まさか、その背中に座れ、と?」
紬「人間椅子といえばこの体勢だって、本に書いてあったの!」
梓「どんな本ですか、それ」
和「ムギ、座っていいの?」
紬「もちろん! 私、和ちゃんの人間椅子になるのが夢だったの~」
和「そうなんだ。じゃあ私、そっちに移動するね」
紬「どんと来いです!」
和「へえ、意外と座り心地がいいわね」
紬「ありがとうございます!」
和「……なんで敬語になったの?」
紬「私は和ちゃんの椅子ですから!」
和「まあ、ムギの好きなようにすればいいわ」スッ
唯「あっ、珍しいね。和ちゃんが脚を組んで座るの」
和「この方が、今の状況にしっくり合うような気がしたのよ」
紬「私も、そう思います!」
唯(女王様と、雌豚だね……)
和「ところで、そこで寂しそうにしてる澪」
澪「わ、私は別に、寂しくなんか」
和「この椅子、背もたれが無いの」
律「……あっ、もしかして」ピ-ン
和「澪の胸で、私の背中を支えてくれないかしら?」
澪「えっ、それって」
和「……嫌だったら、別にいいわ」
澪「嫌じゃない、嫌じゃない!」パァッ
律「急に嬉しそうな顔になった。本当にわかりやすいヤツめ」
和「ありがとう。じゃあ澪、そこに立って」
ムニュ
澪「こ、これでいいか?」
和「えぇ、ちょうどいいわ」
梓「……和先輩」
和「どうしたの、梓?」
梓「あの、私は、どうすれば」
和「そうねえ……。いくらムギが力持ちとはいえ、また私の上に乗せるのは、ちょっと可哀想ね」
紬「うふふ、ありがとうございます!」
和「だから、こうやって……」ナデナデ
梓「ふにゃあ」
和「頭を撫でてあげるくらいしか、出来ないわね」ナデナデ
梓「……あっ、それなら」
和「どうしたの?」
梓「私の頭、ここで撫でてください」チョコン
律「膝立ちで、和の身体に寄りかかって……」
梓「お願いします」スリスリ
律「和の太ももに頬擦りを始めた……」
和「梓って猫みたいね。あずにゃん、なんて呼ばれるのも納得だわ」ナデナデ
梓「あぁ、幸せ……」
唯「むぅ~」
最終更新:2010年11月08日 03:02