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律「コントラバスの準備はいいか?澪」

澪「ちょっと待って…」

澪「弓の張りは…よしと…松脂も…よし…」

ブー

澪「E…A…」

ブー

澪「D…G…」

律「………」イライラ


律「もういいか…?」

澪「待ってあとちょっと…」

ドゥーンドゥーン

ドゥンドゥーン

ドゥンドゥーン

澪「ピッチカートもよしと…」

澪「律ぅー終わったよー」

律(遅ぇ…)

唯「Zzzzz…」


律「調弦は感じないんだな…」

澪「うん、弾くって感じがしないからな…」

律「とりあえず、弾いている時に変態顔にならないようにしないとな…まぁ…何か弾いてみなよっ!」

澪「こ…コントラバス協奏曲嬰へ短調op3…///」

♪~~

律「………」

紬「………」

唯(子どもたちが~♪)

澪(うぅ…し…振動が…///)ゾクゾクゾク


♪~

澪(うぅ…んん…///)ゾクゾクゾク

律(コントラバスってこんなに良い曲を作れるんだな…)

紬(でも…クラシック…でも…いやらしい顔…)

律(それらで全部台無しだな…)

唯(子どもたちが~♪)


♪~

澪「ふぅ…弾き切った…」

唯「澪ちゃんすご~い!」パチパチ

澪「そ…そっかぁ…?///」

唯「よくわかんないけどかっこよかったよ~!」

律(なんで私は澪を軽音部に誘ったんだろ…)

紬(なんで澪ちゃん、交響楽部に行かなかったのかしら…)

澪「唯…そんなお世辞はいいよ…///」

唯「目を閉じたらとってもかっこいいもんっ!顔は相変わらず怖かったけど」

澪「」

澪「り…律ぅぅぅ~!(泣)」ガシッ

律「よしよし…」(あまりの演奏と空気に注意できなかった…)

紬(私もピアノを練習しようかしら…)

唯(コントラバスってすごい!!)


律「とりあえず…これから一ヶ月間ベースは普通のを使うことっ!コントラバスはこれからも使うのは禁止だっ!代わりにエレアプを使うことっ!」

澪「そ…そんなぁ~律ぅ~(泣)」

律「一億円ベースもダメだからなっ!」

澪「す…少し弾くだけでも…?」

律「ダメっ!」

澪「触るだけでも…?」

律「ダ~メ!」

澪「グスンッ…(泣)」


紬「澪ちゃん…一ヶ月間我慢すればまた触ることが出来るんだし…ね?頑張ろ!」

澪「うん…グスッ…そうだな…ムギ…グスッ…」

律「コントラバスで顔があそこまでいっていたんだっ!我慢しろよなーっ!」


部活後

澪「………」キュリキュリ

律「まぁ、元気だせよっ!これからエリザベスとアンドリューとはちょっとした間のお別れなんだからっ!」

澪「ア・ン・ド・レ!」

律「しかし、ムギのところに使ってくれる人がいて良かったじゃんか…」

紬「ええ…私の伯父さまが楽団に入られていまして…」

澪「うぅ…エリザベスぅ~アンドレぇ~寂しかったら戻ってくるんだぞ~(泣)」

律「大げさすぐる…」


琴吹家

澪「うぅ…エリザベスぅ…アンドレぇ…」キュリキュリ

紬「あらっ!伯父さま!」

紬伯父「やぁ!君が秋山君かねっ!紬から聞いていりよっ!年齢の割にコントラバスが上手いんだって?」

澪「えっ……///」

澪「いえ…それほどでも…///」

紬伯父「そんな君から楽器を我が楽団に貸して頂けるなんて、光栄だなぁ。お礼を述べさせてもらうよ」ニコッ

澪「は…はい…///」

紬伯父「イーストマンかい?いやぁ安いが良い楽器だと思うよ」

澪「いえ…る…ルブナーです…」

紬伯父「」


紬伯父「高校生の身にしては多少高い楽器だと思うが中古かい?」

澪「はい…なんとか…200万に安くしてくれたので…」

紬伯父(この子やりおる…)

紬伯父「大事に扱わせて頂くよっ!」ニコッ

澪「え…エリザベスとアンドレをお願いします…」

紬伯父「エリザベス?アンドレ?」

澪「あ…楽器をお願いします…///」

紬伯父「うむ…やはり良い…」

澪(エリザベス…アンドレ…ごめんよぅ…ちょっと離れるだけだからな…)グスンッ

紬「伯父さまの楽団に左利きの方がいらして修理を出したかったところらしいのよ」

澪「そうか……」

澪(一ヶ月だ…一ヶ月間我慢すればいいんだ…)


秋山家

♪~

澪「よし…エレアプでもある程度弾けるようになった…」

澪「後はベースを…」

ジャジャジャー

澪「振動がなくてもある程度弾けるようになれたぞ…」

澪「見てろ~私が変わったところを見せてやるっ!」

澪「そしてエリザベスとアンドレを早く返してもらうんだっ!」


平沢家

ぽちっ

唯「し゛・ん゛・と゛・う゛…」ガタガタガタガタ

憂「お姉ちゃ~ん、マッサージ機で何しているの?」

唯「う゛ん゛~?し゛ん゛と゛う゛か゛す゛き゛って゛と゛ん゛な゛の゛か゛な゛~と゛お゛も゛って゛…」ガタガタ

憂「そ…そうなんだ…」

唯「う~ん…微妙だなぁ~私は振動を好きにはなれないなぁ~憂もやってみる~?」

憂「あ…私はいいよ…」

憂(お姉ちゃん…変な遊びにはまってないよね…?)ハラハラ



翌日

澪「ふふふ……」フラフラ

澪(結局、昨日は夜遅くまで練習しちゃったからなぁ~まぁいいっ!これで律にぎゃふんと言わせてやるんだっ!)

律「ぎゃふんっ」

澪「」

律「う~寒いなぁ~風邪かなぁ…?お?み~お~!」

澪「あ…あぁ…律…」

律「なんか顔色悪そうだが、大丈夫か?」

澪「いやっ!私は大丈夫っ!早くお前に私のベースとエレアプ捌きを見せつけてやりたいところだよっ!」

律「ふーん…」

澪「なんだよっ!驚かないのかよっ!」

律(いや…楽器の腕についてはある程度知っているし…上手いからどうって話しじゃないし…)

澪「まぁいい…私の演奏を聞いて度肝を抜くんだなっ!」

律「………」


律(まぁ…頑張っているってことだよな…)

唯「律っちゃん、澪ちゃんおはーっす!」

澪「おおっ!唯っ!」ガシッ

唯「えっ?えっ?澪ちゃん?」

澪「放課後楽しみにしているんだな…」ゴゴゴゴゴ

唯「」


澪「ふんだっ!」スタスタ

唯「澪ちゃん…怖かったよ…」

律「まぁ、気にするな…気負っているだけなんだよ…」

唯「??」


放課後

澪「ふふ…ついにこの時間がやってきた…」

♪~

澪「エレアプもこのとおり!いやぁ~朝私のことを甘く見ていた律の驚く顔が早く見たい!」←すでに目的を履き違えている

ガチャッ

澪「律かっ!?」

さわ子「ちょり~っす!」

澪「」

澪「なんだ…先生か…」

さわ子「むっ…失礼ねっ!あなた達の顧問でありあなた達の人生の師匠である私にそんな態度をとるなんてっ!」

澪(教え子にタイツを被せる教師がどこに…)

さわ子「それよりも、私の暇つぶしのためにその楽器で何かを弾きなさいっ!」

澪「えぇ~先生に聞かせるために練習しているんじゃないんですよ!」

さわ子「あぁ?」

澪「」


澪(先生は寝ちゃいそうだし、コントラバス協奏曲イ短調の短いフレーズでいいか…)

さわ子「もう、早くしなさいよ…」

澪「むっ…」イラッ

♪~

さわ子「へぇ~クラシックねぇ~」

♪~

さわ子「………」

澪(ね…寝ない…)

♪~ピタッ

さわ子「あら?もう終わり?」

澪「いえ…まだ先があるんですが…」

さわ子「私は観客よ。全部弾きなさい」

澪「えぇ~…」

さわ子「いいから、さっさと続きを弾けってんだっ!!このクソガキっ!!お前のベースをけつにぶっこむぞっ!!」ガー

澪「ひえええっっっ!!!」

澪「………」

♪~

澪(なんで私が…先生のために…)

さわ子「………」

♪~…

澪「以上です…」

さわ子「全然ダメね…」

澪「なっ……」


さわ子「表現がところどころ不自然っ!適当っ!ビブラートが不鮮明っ!」

澪「えっ…えっ…?」

さわ子「ドラゴネッティをわかってないっ!オーケストラ曲っていうこともわかってなぁぁいっ!」ドーンッ

澪「あっ…ああっ…あっ…」ガーンッ


……………………………

さわ子「あぁ♪良い暇つぶしだったわぁ♪じゃ~ね~」

バタンッ

澪「………」シクシク

ガラッ

律「おっーす!みーおー!早速自慢の演奏を聞かせてくれよっ!…って、あれ…?」

澪「りぃぃ~つぅぅ~うわああああん!!」ダキッ

律「なにがあったんだぁ…」

紬「まぁ…///」ポワ~ン


律「さわちゃんが澪の演奏を酷評ねぇ…」

澪「うぇっぐ…グスッ…うぇっぐ…」

律「み~お~気になるなって!さわちゃん、クラシックなんて分からないって!」

澪「でも…指摘が…細かかったよ…?グスッ…」

律「エレアプではコントラバス並に表現は出せないんだって!さわちゃんはそれを知らなかっただけだって!」

澪「ほ…本当…?」

律「あぁ、そうだって!」

紬「……///」ジ~


ガラッ

唯「やっほ~!澪ちゃ~ん~演奏聞かせて~!」

律「あっ…」

澪「グスッ…グスッ…」ダキッ

唯「律っちゃん達ってそんな関係なんだぁ~///」

紬「! そうなのよ…澪ちゃんの愛情をたった今律っちゃんが…///」

律「嘘を吹き込むなよ、おい…」

唯「え~違うの~?つまんない~」ブー

律「つまんないってなんだよ…」

律「ほら…元気出せよっ!澪っ!」

澪「うん…グスッ…グスッ…」

紬「澪ちゃん、紅茶とお菓子で落ち着きましょ」

唯「わ~い!しゅ~くり~むだぁ~!」

澪「ありがと…ムギ…グスンッ」

律(やっと落ち着いたか…)

律「ふー…」

澪「………」ズズッ

唯「ん~おいしい~」パクパク

紬「ふふ♪」

澪「………」ズズッ

律「なぁ…澪…」

澪「ん?何だ…?」


律「何で澪は軽音部に入る気になったんだ?」

澪「なっ…何だよ今さら…」

律「私が無理やり連れこんだっていうのはあるけど…どうしてい続けたんだ…?」

澪「だから…何なんだよ…私はただ…音楽を一緒にやりたいからここにいるんだよ…」

律「でもさ…澪ぐらいのベーシストなら交響楽部の方が…」

澪「な~んだ…そんなことを気にしていたのか…」

律「そ…そんなことって…」

澪「私はコントラバスという楽器をたまたま持っていただけにすぎないんだ…楽器のせいで私達の出会いを否定してはいけないよ…」

律「み…澪…」

澪「現に私はエレキベースも弾かせてもらっているんだ。もしかしたら私の方が恵まれているかもな…」

唯「澪ちゃん…なんか詩人みた~い」

澪「ふふ…そうかもな…作詞をやっていたらこうなるもな…」

唯「へぇ~」

紬「ふふふ♪みなさん紅茶はいかが?」

唯「は~い!欲しい欲しい!」

澪「あ、私も」

紬「はいは~い♪」


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最終更新:2010年01月12日 03:50