ベース奏者「私は諦めない!君が我が楽団に入ってくれる日を切に願っているからなっ!君にはコントラバスの才能、努力の才能があるからなっ!」
澪「すいません…まだ待ってくれませんか…」
ベース奏者「それでは、また会おう!!」
…
紬「澪ちゃんって罪な女ねぇ…」
澪「そういう意味なのかっ!?」ガーン
帰路
澪「………」キュリキュリキュリ
紬「………」
通行人「………」ジロジロ
澪「………///」キュリキュリキュリ
紬(こんだけでかいから目立って当然よね…)
「お~い!澪ちゃんムギちゃん!」
紬「あら、唯ちゃんに律っちゃん」
唯「帰りがけにぶらぶらしてたんだ~♪あっ!澪ちゃん楽器戻ったんだねっ!」
澪「あぁ、そうなんだ」
律「ちょうど今から〇クドナルドに行こうと思っていたんだ。二人とも行くか?」
紬「えぇ、ぜひご一緒に」
澪「あぁ、もちろん」
入り口
店員「すいません。お客様…当店ではお客様のお荷物が入りきれる広さの入り口をご用意できません…」
澪「」
澪「………グスンッ」
律「まぁまぁ…澪、他の店なら大丈夫だって!」
唯「ここら辺で大きい店あったっけ?」
紬「私分からないわぁ」
唯「一駅隣なら分かるけど…」
澪「………グスンッ」
律「」
…
澪「私…もう帰る…」キュリキュリキュリ
唯「澪ちゃん、行っちゃったね…」
紬「いいの?律っちゃん…」
律「え?なぜ私に…」
紬「もとはと言えば律っちゃんが〇クドナルドに行こうと言うから…」
律「………」
律(私が悪いのか…?これって…)
…
澪「ふんだっ、みんなしてエリザベスを仲間外れにして…」キュリキュリキュリ
律「み~お~!」
澪「何だよ、律…」
律「そうあんまり拗ねんなよ~」
澪「別に律達に拗ねているわけじゃない…」
律「悪かったって…」
澪「べ…別に律が謝らなくても…」
律「ま…まぁ、なんだあれだ!エリザベスがたまたまでかかっただけなんだよ!」
澪「………」
律「ははは…はは…は…」
澪「………」
律(あれ?)
澪「ばか律っ!!もう知らないっ!!」キュリキュリキュリ
唯「ありゃりゃ…律っちゃんやっちゃったね…」
紬「火に油を注ぐってこのことを言うのね」
律(私こんな役ばっかし…)
翌朝
澪「………」キュリキュリキュリ
律「おっはよー!み~お~!」
澪「………フンッ」キュリキュリキュリ
律(昨日のことまだ引きずっているんかよ、こいつ…)
唯「おっはー!律っちゃん、澪ちゃん!」
澪「おはよう、唯」
律(き…嫌われた…)ガーン
唯「今日からコントラバス使うの?」
澪「うん、実に楽しみなんだっ!」ニコニコ
唯「やっぱり、エレアプとは違うの?」
澪「当然だ!コントラバスなら振動があるからなっ!」
唯「あれ~?そういえば、澪ちゃん、癖治ったの?」
澪「」
唯「癖治らなきゃ、獣神サ〇ダーのマスクになるね~」ニコニコ
澪「嫌だっ!!それだけは嫌だっ!!」
唯「律っちゃ~ん、どうする~?」
律(なぜそこで私に振る…)
澪「………」ギロ
律(……ちっくしょ~なんで私はいつもこんな損な役を持たなきゃいけないんだよ…)
律「まぁ…放課後次第じゃね…?」
唯「そうだね~」
澪(何かやけに今日は唯が黒く感じる…)
律(天然のチートは末恐ろしいぜ…)
授業中
澪(唯と律め…人の気持ちを知らないで…)
澪(私がエリザベスとアンドレをどれだけ待ち望んでいたことか…)
澪(とにかく、普通の顔で良い演奏をすれば良いんだ!)ググッ
澪「普通にやれば良いんだよっ!!」
先生「あ…秋山…?」
澪「えっ…?」
先生「それじゃ、普通に解いてもらうか…?」
澪「あっ…いえ…あの…そのっ…すいません…///」
紬「………」
紬「ド・モルガンの法則よ澪ちゃん」ヒソヒソ
澪「む…ムギ…」ジーン
休み時間
澪「ムギ、さっきは助かったよ…本当にありがとう」
紬「ふふ♪でもさっきはなんで授業中なのに急に叫んだの?」
澪「あっ…恥ずかしい話し、今朝…」
…
紬「まぁ、そんなことがあったのね」
澪「そうなんだ…人が喜んでいるところを横やりで刺されたようであの二人を見返したかったんだ…」
紬「その意気込みでつい口に出ちゃったわけね」
澪「まぁ…そんなところなんだ…///」
紬(本当に真面目で努力家なのね…)
紬(律っちゃんがいじる理由がわかるわ~)
澪「とにかく私はエリザベスで癖が出ないようにすれば良いんだ」
紬(その癖は私としては残って欲しいわぁ…)
澪「なんとしても…その…あれだな…振動で…か…感じないように…///」
紬(せめて、今日の放課後だけでも澪ちゃんが感じていやらしい顔をしなければ良いのよね…)
澪「ど…どうしたら良いと思う…?//////」チラッ
紬「う~ん…」
紬「!ひらめいたわ!」
澪「ど…どうすれば良いんだ?ムギ」
紬「澪ちゃんのお腹に発泡スチロールを貼ればいいのよ!」
澪「………」
澪「へ?」
紬「発泡スチロールはね、ショックを和らげる緩衝材と言われるの。楽器が澪ちゃんの身体に接触する部位に発泡スチロールを貼れば振動がほぼなくなるはずよ」
澪「………」
紬(さすがに無理だったかしら…?)
澪「それ良い!」ガシッ
紬「まぁ、澪ちゃん…そんな大胆に…///」
澪「さすが、ムギだ!ありがとう!」タタタ
紬「………」
紬「………」ピッピッピッ
紬「斉藤?どんな低音振動を伝えない発泡スチロールを人の身体に貼れるサイズで用意しなさい。早急に」ピッ
紬「ふふふ♪」
…
澪「え…?発泡スチロールないんですか?」
先生「せっかくだが、今朝業者に頼んで全て処分してもらったんだ。すまないなぁ…」
澪「………」トボトボ
澪(このままじゃ…律と唯の思う壷じゃないか…くそ…)
澪(考えるんだ!発泡スチロールの代わりになるものを…!)
唯「あれ~?澪ちゃん?」
澪「ゆ…唯…」
唯「こんなところで何してんの~?」
澪「あぁ…今、発p…!」
唯「?」
澪(いかん…危うく唯に私の作戦を言ってしまうところだった…)
澪「いやぁ~先生の頼み事でね~」
澪(どうだっ!!これで誤魔化せられるっ!!)
唯「そうなんだ~私も頼まれちゃってねぇ~えへへ…」
澪「」
粗大ゴミ置き場
唯「も~酷いよぉ~!私、先生から当てられて答えたのに先生から今は古文の時間だー!って怒られたんだよ?」
澪「唯…なんて答えたんだ…?」
唯「水兵リーベ僕のお船…」
澪「それは化学だっ!!」
唯「えっ…?そうなの…?」
澪(頼むから真顔で言わないでくれ…)
澪「早くこれらゴミを仕分けしよう。授業に遅れちゃう…」
唯「え~!ぼちぼちやろうよ~!授業どうせつまんないし…」
澪「こーら、そんなことばかりしていると、また赤点とるぞー」
唯「ちぇー…」ブー
唯「あれ?発泡スチロールだ…」
澪「なに…?」ピクッ
唯「ねぇ、澪ちゃ~ん!発泡スチロールって燃えないゴミに入るんだっけ?資源ゴミだっけ?」
澪「わ…私がやるよっ!!」ガバッ
唯「え…?いいよ~私でやるから~それに発泡スチロールのモキュモキュ感が好きなんだ~」モキュモキュ
澪「………」
澪(こいつは…手強い…)
唯「とりゃ~!」パキパキ
澪(ひいいいい!残りわずかの発泡スチロールがぁ~!!)
唯「あはは~澪ちゃん楽しいよ~やってみたら~?」
澪(こ…これ以上つぶされたら使えなくなる…)
唯「澪ちゃんやらないの?なら私が…」
澪「や…やるよ!」
唯「澪ちゃんトライ!!」
澪「………」
唯「………」ワクワクワク
ガラッ
紬「あら、斉藤もう見つけてくれたのね」
斉藤「は!このような形としましたがいかがでしょう?」
紬「ふふ♪素敵だわ~もう戻りなさい」
斉藤「は!かしこまりました」
ピシャ
生徒「「………」」
生徒
唯「あはは~楽しかったね~」
澪「………」ズーン
澪(結局、自分でつぶしてしまった…)
唯「二人でやったから早く終わったね~」
澪「う…うん……」
澪(もう…行こう…)はぁ…
唯「……あっ…」ギュッ
澪「!ちょ…ゆ…唯…?///」
唯「えへへ~澪ちゃんこの前私が風邪ひいた時、私が寝てしまうまでいてくれたよね?そん時のお礼まだ言ってなかったよね?」
澪「そんな…気にしなくても良いのに…///」
澪「って…なんで私に抱きついて言うんだ…?///」
唯「いやぁ~私つい、抱きついて呼び止めちゃうんだよね~」
澪「まぁ…私は大したことはしてないから…お礼なんていいよ…///」
唯「ありがとう…澪ちゃん…///」ギュッ
澪「………///」
唯「えへへ…///」
澪「あの…もういいかな…?///」
唯「澪ちゃんの腕ってあったか~い…///」
キンコンカンコーン
澪「ゆ…唯!もうチャイムが鳴ってるぞ!///」
唯「あともうちょっと…///」
澪「…しょうがないなぁ…」フー
……
澪「…って言っている場合かぁ~!!」
唯「ちぇっ…サボれなかったか…」
放課後
澪(何とか唯には誤魔化せたが…)
澪(発泡スチロールを確保しないと無意味だよなぁ…)ガックシ
ガラッ
紬「澪ちゃんこの発泡スチロールをつけてみないかしら?」ニコニコ
澪「………」
澪(さっきまでの私の苦労はいったい…
澪「ムギ…どうやって入手したんだよ…?」
紬「ないしょ♪」ニコッ
澪「まぁ…いいか…」
澪(これで振動が伝わらなければ、あの二人にぎゃふんと言わせられるわけだな…ふふふ見てろよ…)ニヤリ
紬「ぎゃふんっ」
澪「」
紬「あら…風邪かしら?」
澪「と…とにかく、試してみるよ」
澪「へへ…エリザベス…アンドレ…久しぶりだな…///」
澪「………///」ドキドキ
紬「………」
ブーブー
澪「!感じない…!これならいけるぞ!ムギ助かるよ!」
紬「ふふ♪良かったわぁ。これで今日はしのげられるわね」
ガチャッ
律「おいっーす!」
唯「おはっーす!」
澪「………」
澪(来たな…)ニヤリ
澪「ふ…ふふふ…」ニヤニヤ
律(なんか澪から変なオーラを感じる…)
律「む…ムギ…今日はどんなお菓子を持って来てくれたんだ?」
紬「今日はバームクーヘンよ」
唯「ばーむくーへん!やったー!」
澪「………」
律(…なんか忘れているような)
澪「………」
…
律「いや~いつもながらムギのティータイムには感謝しているよ~」
紬「まぁ…それは嬉しいわ…」
唯「ふわぁ…眠くなってきたよ~」
澪「………」
律(澪のやつ静かだな…)
澪「………」プルプル
澪「いい加減にしろっ!!」
唯「へ…?澪ちゃん…?」
澪「私の癖を放課後チェックするんじゃなかったのかよっ!!」」
唯律「………」
唯律「「そうだった~」」
澪「」
唯「えへへ…すっかり忘れていたよ~」
律(せっかく忘れていたのに…自分で首を締めるなんて…)
澪「全く…」
律(でも、これだけ自信があるってことは癖治ったんじゃね?それはそれで助かるよな…)
律「そんじゃ、澪、弾いてくれよ!」
澪「言われなくてもやるさ、よし…バッハのG線上のアリアを弾くっ!」
最終更新:2010年01月12日 04:35