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紬(澪ちゃんってば、本当にいじりがいがある子だわぁ~)パァー

ガチャッ

澪「おはよー」

律「お、ご本人のお出ましだwww」

紬「ふふふ♪」

澪「ん?何だよ…二人ともにやにやして…」

律「べっつに~!」

紬「内緒です♪」

澪「………」

澪(なんか悔しい…)

紬「そういえば、梓ちゃん、今どうしているかしら?」

澪「この時期だとラストスパートがかかっていて忙しいだろうな…」

律「どっかの誰かさんと違ってスランプに陥ってなけりゃ良いけどな~」

澪「なっ…!まだ覚えていたのか…///」

律「当ったりめーよっ」


一年前

澪「………」

律「み~お~!模試どうだったかぁ~!」

澪「…あ…律……」

律「なに辛気臭い顔してんだよ~!模試終わったしパーっとしようぜぃ♪」

澪「…なぁ、律…不安に思わないのか?」

律「んあ…?今なんて…?」

澪「最後の模試なのに…頑張ったのに…グスッ…グスッ…」

律「………」

律「どうせたまたま運が悪かっただけだろ…気にすんなって!」

澪「運が悪かったって済む問題かっ!!グスッ…」

律「でもさぁ…くよくよしても仕方ないだろ?模試はあくまで模試なんだぜ?泣くなら落ちてからにしろよ…」

澪「くっ……ばか律っ!!もう知らないっ!!」スタスタ

律「おい、待てよ!!」

澪「ついて来るなっ!!楽天的でいられるお前が羨ましいよっ!!」

律「なっ…!人がせっかく心配してやっているのに、そんな言い方はないだろっ!!」

澪「うるさいっ!!お前に私の気持ちなんて分かんないだろっ!!」

律「………」

澪「いっつもそうだっ!!律は後先のことを考えずすぐ行動に出るっ!それで失敗したらその時に考えるなんて無責任すぎるだろっ!」

律「だ…だけどよ?失敗をびびってちゃなんも生まれないんだぜ…?」

澪「私は失敗が怖いんじゃないっ!!取り返しがつかなくなるのが嫌なんだっ!!」

澪「志望校には自分の夢が見えるんだっ!!私にとって憧れの学校なんだよっ!!グスッ…それに…グスッ…」

澪「それに……律と離れるなんて…嫌だっ…グスッ…///」

律「………」

律「……///」


律「な…なぁー澪…///」

澪「うぐっ…グスッ…グスッ…」

律「澪のさ…桜ヶ丘に対する夢について聞かせてくんないかな~…?」

澪「うぐっ…グスッ…グスッ…」

律「なんて思ったりしてー!いやぁ~なんかさぁー明るい話しをしたかっただけなんだけどねぇ~」

澪「グスッ…プッ…ククク…」

律「へ…?」

澪「クク…ごめん…なんか…焦っている律がおかしくて…ハハハ…」

律「そ…そんなにおかしかったのか…?」

澪「…プッ…ハハハ…」

律「だっー!笑うなぁっー!///」

澪「だって…だって…」

律「泣いたり笑ったり忙しい奴め…」

~~~

律「…というわけだ…」

澪「………」

紬「まぁ、素敵…!」

律「私達の友情には本物だもんなぁー!なぁーみーおー♪」

澪「…その回想が偽物だろ…」

律「あれ?そうだっけ?まぁ、仲良くしよーぜー♪」

澪「調子に乗るなっ!!」

ゴチン

紬(あらあらまあまあ)


律「いってー…過去を美化したほうがいーじゃん!」

澪「あのなぁ!私は律と離れるなんて嫌だなんて言ってないぞっ!」

紬「まあまあまあまあまあまあまあ」

ガラッ

唯「いやあ~遅れてごめ~ん!」

律「良いだろぉ?私と澪は永遠だろぉ?」ググッ

澪「止・め・ろ~気持ち悪い…」ググッ

唯「澪ちゃんと律っちゃんってやっぱりそんな関係なんだぁ~///」

紬「!そうなのっ!今度は律っちゃんからの愛を澪ちゃんが受け取る番なの!」

唯「そうなんだぁ~///」

澪「だから、違うって…」


唯「え~!嘘でもうんって言ってよ~!」

紬「そうよ?澪ちゃん!嘘でもつき合っていると言わないと!」

澪「………」

澪(えっ、なにこれ…)

律「み~お~!」ググッ

ゴチン

澪「いつまでやっているんだっ!!」

律「いっつぅ~!」

澪(まぁ…言ってないけど…)

唯「あはは~律っちゃん大きなたんこぶ~」

澪(律とは本当に離れたくはないな…///)


澪「よし…みんな、そろったことだ!練s…」

唯「てぃーた~いむ!!……だよね?澪ちゃん」

澪「……あぁ…そうだな…」ガッカシ

紬「は~い紅茶ですよ~♪」

唯「うわぁ~い!」



塾・模試

梓「………」カリカリ…

生徒「………」スラスラスラ

梓(あぁ…なんでみんなスラスラ解けるんだろう…)

生徒「………」スラスラスラ

梓(うぅ…悔しいぃ…)

生徒「………」スラスラスラ


塾・模試終了後

梓「……はぁ…」

梓「模試…おわった…」

ブブブブ…

梓「ん?あ…桜ヶ丘の先輩からだ…」


from秋山先輩

件名:順調?

本文:お久しぶり。受験に向けて頑張っていると思うけど、無理はしないこと(>_<)
  焦ってしまう時期でもあるが周りに振りまわされないこと!実はみんなみんなが出来る
  人に見えてしまっているんだ。自分が納得のいくまでやってみよう!
  それじゃ、また!!



梓「…先輩……」ジーン

梓「今回の模試はどんな結果であってもそれはそれ…本番は本番なんだ…くよくよしても仕方ない!」

梓「周りが出来る人に見えるのはあくまで見えるだけ!だったらいっそのこと、出来る人のふりをしてやってやるです!」

ベーシスト「おぉ~その意気だ~!」

梓「お父さん?いつの間に…///」

ベーシスト「受験は戦争だもんなぁ~」ウンウン

梓「……///」

ベーシスト「まぁ、模試ぐらいで落ち込んでいる暇ありゃ、勉強しろってんだ…!」ニッ

梓「うん!そうだね!」ニッ


車中

ベーシスト「あ~腹減ったなぁー?」

梓「お母さん今日も忙しいの?」

ベーシスト「まぁ…新曲があれだからなぁ…」

梓「ふーん…また外食か…」

ベーシスト「そんなに俺の手作りが良いのか?わきによりをかけて…」

梓「“腕によりをかけて”でしょ…?」

ベーシスト「ははっ!そうだったな!」

梓「いいよ…お父さん、基本焦がすから癌になっちゃいそう…」

ベーシスト「ウェルダンと言っておくれ!」

梓「あ…あのレストランが良い…」

ベーシスト「はいよっ」


平沢家

憂「………」カリカリ

唯(憂頑張っているんだ!よ~し!)

トントン

憂「お姉ちゃん?入っていいよ~」

ガチャッ

唯「う~い~!お夜食だよ~!」

憂「お姉ちゃん…ありがとう…」

唯「えへへ…カレーにチョコを加えてみましたぁ~!」ニコッ

憂「そ…そうなんだ…ありがとう…お姉ちゃん…」

唯「おかわりあったら遠慮しないでねぇ~じゃっ!」バタンッ

憂「………」

パクッ

憂「………」モグモグ

憂「………」



音楽室

律「………」

澪「………」

♪ブーブー

澪「うん…エリザベス今日も快調だ…よし、久しぶりに動物の謝肉祭の象を弾いてみるか…」

律「なぁ…澪…」

澪「ん?何だー?」

律「そろそろコントラバスで軽音楽の練習してくれよ…」

澪「だってほとんどアルコ奏法できる曲ないじゃないか!」

律「ピッチカートを練習しろよ!毎回毎回クラシックで練習してここは何部かわかりゃしねぇ!」

澪「良いだろっ!みんながいる時にベースでみんなに合わせりゃそれで良いだろっ!」

唯「二人とも落ち着きなよ…」


律「だいたい癖だって治ってないくせに…」

澪「…分かったよ……」

唯「ねぇねぇ、軽音楽器でクラシック弾いてみるのってありかな?」

澪「良いよ、唯…無理して私に気を遣わなくても…」

律「そうだぞ。澪だってそう言っているんだし…」

唯「えー!私は単純にやってみたいな~と思っただけなのに~」

紬「面白そうじゃない!」

澪「ムギ…いつのまに…」

律「しかし、編曲だってどーすんだよ?きざみがない曲ならドラム要らないじゃねぇか…」

紬「あら、でもクラシックを軽音楽バージョンにするバンドだっているのよ?クラシックが好きな澪ちゃんならやってみたいと思わないかしら?」

澪「い…いいのか…?」

さわ子「ついに、我が部のバリエーションが増えて来たというわけねー」

律「さ…さわちゃん…いつの間に…」


唯「さわちゃんからも良いって言ってるよ~!」

紬「律っちゃんやってみましょ?」

律「あっ~もう!!分かったよっ!!やってみるよっ!!」

澪「律……」

律「ただしなっ!音量として軽音楽器対コントラバスじゃコントラバスに勝ち目ないからベースを使えよなっ!!」

澪「分かった…律。それだけは守るよ…」

唯「なんだかんだ言って律っちゃんは澪ちゃんのことを気にしているんだねぇ~!」

律「なっ…!んなわけねぇだろ……///」

紬「ふふふ♪」

澪「………」

澪(ありがとう…律…)


 結局、その日、ムギちゃんの編曲のために早めに解散することになりました。

澪「悪いな…ムギ…手間を増やして…」

紬「ふふ♪私のことは気にしないで♪」

唯「楽しみだぁ~」

律「………」

澪「あぁ…律」

律「ん~なんだ…?」

澪「ちょっと私達だけで寄りたいところがあるんだけどいいかな?」

律「…まぁ…澪が言うなら…」

唯「ねぇ、なんかあの二人怪しくない?ムギちゃん」

紬「えぇ…きっと私達がいないところで、あんなことやそんなことをするんじゃないかしら?///」

唯「おぉ~だいたん!///」

律「聞こえてるぞ…そこ…」


楽器店

律「って楽器店じゃねぇか…」

澪「まぁな…」

律「で…私をここに連れて来たわけは?」

澪「律にクラシックに興味を持ってもらいたくてな…」

律「………」

澪「フフーンフーン♪」

律「………」

律(興味がない…といえば正直だけどよ…むしろ私は有名どころを弾いて客に媚を売るのが嫌なんだ…)

律(というつもりも全くないんだよなぁ…弾きたいものがたまたまクラシックだけだった気もするし…あぁ、何だろうこの違和感…)

澪「律?お~い、どうしたんだ?」

律「あのさぁ…澪…」

澪「ん?何だ?」

律「澪はさ…クラシックは好きなのか?」

澪「?なに言っているんだ?そりゃそうだろ…」

律「私達がやる軽音楽よりもか?」

澪「……え?」

律「私達の軽音楽よりもクラシックの方が好きかって聞いているんだよ…」

澪「……両方…かな…」

律「どっちか取れと言われたら?」

澪「そ…それは……」

律「……言えないのかよ…」

澪「く…比べられるもんじゃないだろっ!」

律「うるせっー!!ショパンでもドストエフスキーでも聞いてろっ!!帰るっ!!」スタスタ

澪「り…律…」

澪「ドストエフスキーは小説家なのに…」



秋山家

♪~

澪「律は何をあんなに怒っていたんだ?」

澪「よし、エレアプはここまでにして後はアントワネットで練習しよう」

♪~

澪「ムギは何のクラシックをアレンジするんだろ…楽しみだなぁ…」



翌日

律「うーん…バロック派…古典派…ロマン派…国民楽派…印象派…」ブツブツ

澪「律おはよー」

律「うわぁっ!いつからそこにっ!」

澪「いつからって今さっきだけど…ところで律は何の本を読んでいたんだ?」

律「あっ…いやぁ~大したもんじゃないけどねぇ~あはは…」

澪(怪しい…)

澪「良いだろ?題名だけでも見せろよ!」

律「あっ…いやぁ~澪は見ない方が良いじゃないか?」

澪「は…?」

律「ホラー小説…」

澪「ひいいいいい」ガタガタ

律(何とか誤魔化せたな…)

律「それじゃ、私は読者に耽っておくので邪魔するなよ」

律(しかし、クラシックの本を読んでいると自分が知的に感じるなぁー)

澪「朝からホラー小説なんて…」ガタガタ

律「邪魔しないでくださる?」キラン

澪「………」

澪「こんなの…律のキャラじゃない…」



音楽室

唯「へぇ~律っちゃんが読書を~」

澪「あぁ…何か今朝はそれで気味が悪かったんだ…」

唯(澪ちゃんの律っちゃんのイメージっていったい…)

ガチャッ

紬「お待たせ!新曲が出来たわ~!」

唯澪「おぉ~!!」

紬「楽譜もちゃんと用意してあるわよ~!」

唯澪「さらに、おぉ~!!」

紬「ふふふ♪頑張りましょ!」

澪「これは…ロンド形式!!比較的にマーラーの交響曲第5番の第5楽章に近い!」

紬「ふふ…ご名答よ。澪ちゃん」

唯「う~ん…」

紬「どうしたの?唯ちゃん」

唯「著作権とか大丈夫なの?」


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最終更新:2010年01月12日 04:58