唯「そろそろ寝る?」
憂「うーんそうだね。もう眠たいかな」
唯「うん、ちょっとだけ」
憂「そっか。じゃあ電気消すね」
フッと真っ暗になる憂の部屋。
憂「お姉ちゃんと久しぶりに一緒に寝るね」
そう言い憂がベッドに近づく。
私は潜り込もうとした憂の手を引っ張り
自分の胸に収める。そしてぎゅっと強く抱きついた。
憂「えっ。おねえちゃん……?」
憂「どう……したの?急に」
唯「うい」
憂「ん?」
唯「ういは私のこと好き?」
憂「それは、もちろんだよお姉ちゃん」
憂は私のことが好き。
よかった。第二段階クリアだ。
嫌いと言われたらどうしようと思っていた。
普段の言動から考えるとその可能性は少ないが。
唯「やった。ありがとう」
憂「ふふ、じゃあ寝ようか」
憂「離してくれないと寝れない……かな?」
いつまでも離さない私に憂は少しうろたえた。
唯「うい……私のことが好きなら……いいよね?」
憂「え?」
そう言うと私は憂をゆっくり押し倒し、馬乗りになった。
憂「お、お姉ちゃん……?」
戸惑う憂を尻目に私はひたすら笑顔を向けた。
憂は少し目に涙を浮かべる。
私は優しく指で拭った。
唯「うい、どうして泣くの?」
憂「だって……お姉ちゃんが……」
嗚咽を混じりながら喋った。
そんな憂を優しく撫でる。
唯「私は怒っていないよ」
憂「う、うん……でも、ちょっと――」
――こわい。
憂はそう言った。
憂に顔を近づけ私は言う。
唯「ういは私のこと好きなんだよね。私もういのことだーいすき」
憂「……うん、わたしも大好き」
唯「じゃあ、今からやるのは好きな人だからやる、好きな人同士だからやることなの」
憂「好きだから……?」
唯「そう。だからうい――」
――こわがらないで。
そう言って私は憂の目を見詰めた。
唯「大丈夫だよ憂。優しくするから、ね?」
憂「……う、うん」
小さく頷いた。可愛い。とっても可愛い。
顔は少し赤みを帯びてその表情がいじらしかった。
そんな表情を見ると私の胸は高鳴った。
唾液を飲み喉を鳴らす。
唯「憂、最初はキスからだよ」
唯「大丈夫、私が付いているから。私に任せて」
そう言うと憂はぎゅっと目を瞑る。
私は憂の頬に手を添えた。とても温かい。
そしてそのまま憂の唇に私の唇をそっと重ねた。
重なると憂の身体が少し震えた。
初めて唇から伝わる感触に戸惑いがあるのだろう。
私も一緒だった。
柔らかい。ただ重ねただけなのに、非常に柔らかく感じた。
互いの口の隙間から息が漏れる。
私は憂の唇を自分のそれで優しくついばんだ。
憂「んんっ……おね……ちゃん」
目を閉じながら私の名前を呼ぶ。
唇だけでも感じてくれているのだろうか。嬉しい。
そのままちゅっちゅっと音を立てながら憂の唇を求めた。
唇を舐め回したり、ひたすら甘くついばんだ。
そうすると、少しカサついていた憂の唇は潤いを取り戻していった。
私はゆっくり顔を上げる。
鏡が無く自分が見えないが
恍惚の表情を浮かべているのではないか。
口角が上がった口からそんな気がした。
唯「うい……」
憂「んっ……あっ」
次はそのままゆっくり首筋へ吸い付いた。
先程より強く唇で挟み、吸う。
ちゅーっと音が出るくらい吸った。
憂「んんっ!」
憂はくぐもった声を漏らしつつ身体をよがらせた。
いいよ憂。その顔。その表情。
羞恥に押しつぶされそうなその顔。
私の身体はもう止まることを知らなかった。
吸い付くのを止め、今度は憂の首を舐める。
下を這わせ、上下にゆっくり動かした。
キメの細かい憂の肌が気持ちよく
皮がふやけるくらい舐めれそうだ。
憂「ぁああっ、なめちゃ……ダメ……」
憂「汚いよぉ……」
そんな憂にかまわずひたすら舐め続けた。
唯「ういは……キレイだよ」
憂「うぅう、はぅ……はぁ」
そしてそのまま舌を顎を伝い、憂の耳まで移動した。
憂の耳。とても可愛らしい。
そんな耳の穴に舌を突っ込んだ。
憂「あぁああっ。耳……ダメっ……!」
ちゅぱちゅぱと音を立て、舐め上げる。
憂「おねえひゃ……みみ……だめなのぉぉ……ああぁあ!」
いいよ憂。その声がどんどん私を動かすんだ。
舐めているだけじゃ飽き足らず耳たぶも甘噛みした。
柔らかい。
挟んだ唇でくりくりと動かすように噛む。
憂「んんっ」
暫く耳を堪能した後、顔を上げて憂を見下ろした。
憂は薄目を開け、少し肩で息をしている状態だ。
唯「気持ちいい?憂?」
憂はこくりと小さく頷く。
よかった。じゃあ次は――。
手の平を憂の胸へ置く。また身体が震えた。
やはりデカイ。服の上からでも分かるデカさだった。
そのまま服の上から揉んだ。
両手を使い、優しく包み込む様に。
憂の嬌声は少し高くなり私の耳へ届く。
服の上でこれなら――。
憂「あっ……」
そっと拭くの下へ手を潜り込ませ直接憂の胸に触れた。
両手に収まらないほどの大きな胸。
ゆっくり揉む。
憂「んぁぁあ……」
薄く開いた口から憂の甘い声が漏れる。
胸の先は少し硬くとがっているようだった。
指でくりくりとつまむ。
憂「あぁぁあ……だめ……ちくびぃ……」
片方の乳房は揉み続け、もう片方は乳首をこねくり回し続けた。
憂「はぁぁ……おねえちゃんだめ……だよ……ああぁあぁ!」
憂は小刻みに身体を震わせ大きく息を吐いた。
肩で息をする憂。目はトロンと潤ませていた。
唯「うい……イった?」
憂「……わかんない」
唯「ふふふ。可愛い憂」
そう言って憂にキスをする。
今度は舌を入れた。
憂「ん……んんっ!」
そのまま憂の舌と絡ませ
ぴちゃぴちゃといやらしい水音を奏でる。
唯「うい……はぁ……ちゅっ。可愛い」
憂「ちゅぱ……んんっ」
しっかりと憂の舌を堪能して顔を上げると
憂の唇から私の唇へとつながる透明な糸が出来上がった。
憂は恥ずかしそうに顔を背ける。
その糸を舐め取り、憂の頬へキスをする。
憂「お姉ちゃん……」
何て可愛い顔をするんだろうか。
堪らない。本当に堪らなかった。
愛しすぎて胸が痛い。
唯「はぁっ……うい。ここ、触るね」
指差すのは憂の秘所。
ズボンの上からではまだ変化が見られない。
憂「う、うん。やさしく……ね」
こくっと頷き、私はそっと右手を秘所に触れた。
そこは少し熱くなっているようだった、
ズボンの上からすりすりと擦る。
憂「んっぁぁあ……」
唯「うい……気持ち良い?」
憂「……はぁはぁ……たぶん……」
多分……。私にはテクニックと言うものが無いから
憂を満足させられないかもしれない。
でも、一生懸命やるしかなかった。
愛情を込めて精一杯やるだけだ。
唯「うい、ズボン脱がすね」
憂「う……ん……」
ズボンをゆっくりと下げる。
憂の白い太ももと、下着が露になった。
キレイだ。そう思った。
パンツをじっと見ると少し濡れてるようだ。
唯「ういー、ういのパンツえっちな液で濡れてるよ」
憂「うん……わかってる…………言わないでぇ……」
震える声で言った。
顔は恥ずかしさで真っ赤になっている。
ああ、その顔がすごく堪らない。
唯「うい……パンツも下ろすね」
こくりと頷いた。
そして両手をパンツにかけするするとゆっくり脱がした。
露になる憂の秘部。薄い恥毛に覆われている。
私とそう違いが無い……はずだ。
そんな秘部からパンツへと糸が出来ていた。
憂は多少なりとも感じていてくれたのだろう。嬉しく思う。
私はそれを取り憂に見せた。
唯「ほら、ういのここ、こんな風になってる……」
憂「わかってるよぉお……みせないで……」
顔を背ける憂はもう耳まで真っ赤だった。
意地悪しすぎたので「ごめんね」と謝る。
唯「じゃあ憂。ここ触るよ……」
憂「……うん……」
唯「大丈夫、痛くしないよ」
憂は小さく頷き目をぎゅっと瞑った。
そして私は憂の割れ目にそっと触れる。
憂「あっ!」
他所と感度は段違いなのだろう。身体の震えも一段と大きかった。
そのままゆっくり割れ目にそって上下に動かした。
憂「あぁぁあ……だめっ……んっ」
憂の声にかまわずすりすりと擦る。
緩急をつけて擦った。
憂「んんぁぁあぁ……いやぁあ……」
快楽を与えたためか、膣から少し液が垂れる。
その液を手に付け秘部全体に塗りたくるように擦った。
憂「はぁはぁ……おねえちゃ……アソコ……あつい……」
唯「うん、指、入れるね」
憂「指……?」
唯「そう、あついのも吹き飛ぶ……はず」
憂「うん……とばしてぇお姉ちゃんの手で…………」
正直私自身も自分のに入れたことはない。
だけど自然と指が動き、入れるべき場所へと手をあてがっていた。
ここは大切な部分だから。気をつけないと。そう頭で思う。
そしてゆっくり慎重に指を挿入していった。
憂「あぁぁ……はぁはぁ……ん」
唯「憂……いたくない?」
憂「へい……きだよ。お姉ちゃん……」
中は凄くきつかった。私の指をがっちり銜え込んで離さないようだった。
第二関節の途中までしか入ってないのにこれ以上進む気がしなかった。
憂はシーツを握り締め痛みに耐えているようだった。
そんな憂を私は優しく抱いた。
右手は秘所とつながっているけど左手を背中に回しぎゅっと抱きしめた。
憂「おねえちゃ……ん」
唯「うい……ちゅーだよ」
憂「んっ……ちゅ……ちゅ」
身体を預け、キスをすることで憂のぬくもりが感じられた。
右手を再び動かす。その間憂はぎゅっと私に抱きついている。
憂「ああぁぁ……おねえちゃん……いい……かもしれない……はぁはぁ」
憂の手も、膣もがっちり掴んで離さなかった。
ああ、私達はこれで一つになっているんだ。
そう思うと私の胸は熱くなるばかりだった。
右手のピストンは次第に早くなり、いやらしい音を響かせてきた。
憂「はあぁぁぁおねえちゃん……なんかあついよぉお……あぁぁあ」
憂は時折身体をビクつかせよがる。
嬌声は止むことなく響かせ、顔は上気し、息遣いは荒くなる一方だった。
憂「あぁっぁあおねえちゃん、おねえちゃんんっ!!」
唯「うい……いいよ……イってもいいよ……」
憂「あぁぁあぁあ!もう……だめぇえ……ああっぁあんんんっ!!」
身体を大きくビクつかせ、歯を食いしばる。
膣もぎゅっと締め付け憂は絶頂を迎えた。
憂「あぁぁ……はぁはぁ……ぁぁぁ」
暫く私にしがみつき身体を震わせている。
汗が伝うその表情はとても艶かしく見えた。
唯「うい……イッちゃったね」
憂「うん……んっ……おねえちゃんがぁあ…………はあはあ」
唯「憂。がんばったね」
そう言うと私は再び憂にキスをした。
キスで始まりキスで終わるこの行為は私にとって至上の物となった。
もっとも無理矢理に近いのはまずかったのかもしれない。
でも憂は私で感じてくれたから。そう思うと罪悪感も少しは薄れた。
次の機会はちゃんと自然と歩み寄れてからにしよう。
憂「はぁ……」
唯「ちゅ…………」
唯「よしよし」
憂の頭を撫でる。小さな子どもをあやすように撫でた。
憂「お姉ちゃん……よかった……」
そう呟いた。恥ずかしそうに俯いて、頬も赤い。
そうだ、やっぱりこの顔は可愛い。
この顔、この表情を見てるだけど胸がときめく。
明日も見たい。ずっと見たい。
唯「うい……明日も、やる……?」
憂は身体をもじもじとさせ、目を逸らしながら「うん」と言った。
いいよ憂。明日でも明後日でもいつでもしてあげるから。
唯「ふふふ……じゃあ明日のためにも今日はもう寝ちゃおうっか」
憂「……うん。お姉ちゃん、抱きついて寝てもいい?」
唯「もちろん。おいで……憂」
憂「お姉ちゃんあったかい」
唯「うん、もっと強く抱きしめてもいいんだよ」
憂「うん…………」
こうして今日の楽しい時間は終わった。
憂を感じられ、一つになった喜びを噛み締め
私達は眠りへと落ちて行く。
明日も頑張ろう。そう思った。
おしまい
最終更新:2010年11月17日 03:57