そうだった。
唯に元気になってもらいたくて、私を信じてもらいたくてああしたんだった。
したっていうかなってしまったというか……。
死ぬほど恥ずかしいけどそれで落ち込んでたら唯に悪い。
気合だ私……。

澪「あ……ごめん、取り乱した」

唯「よかった。澪ちゃんが私の為に身体を張ってくれて嬉しかったよ。ちょっと……びっくりしたけど」

そう言って頬を赤らめる唯。
それはやっぱりあのキ、キスの事を言ってるのか?
う、ああ、あぁあああああ。

唯「うわぁごめん! ……それでね、澪ちゃんの気持ち伝わったから。だからこれからも仲良くしようね」

澪「あ……うん。こちらこそ」

唯の笑顔に見惚れて一瞬痴態なんてどうでもよくなった。

唯「澪ちゃんがあんな大声出すとは思わなくてびっくりしちゃったけど」

澪「うっ……」

唯「わあぁ! でもでもおかげでちょっと気が楽になったかも。そんなこと言ってもらえたの初めてだし、キスされたのも初めてだったし」

……そういえば半ば無理やりキスしちゃったけどこれってまずいんじゃ……?

澪「あ、あ、ごめ……」

唯「だから大丈夫だってば。嬉しかったんだから。二回目のキスも……」

ギャーーーー!!

唯「と、とにかくありがとうねっ! 私もう大丈夫だから!」

唯「そりゃあまた嫌な思いする時もあるかもだけど、でも私の事を受け入れてくれる人もいるんだって思えるようになったからさ」

澪「唯……」

唯「だから澪ちゃんも元気出してっ」

澪「あはは、唯に励まされちゃったらだめだよな」

唯「そうだよー。……ん?」

澪「ふう、それじゃあ教室に戻るか。私達まだご飯食べてないしな」

唯「そうだったね、じゃあ……あ、澪ちゃん先に戻ってて」

澪「そうか? じゃあ……」

私は唯のソレのことは詳しくないからな。
色々あるんだろう。
そう思ってトイレを出て待つことにした。

っていうか私唯に好きって言っちゃってるぞ……!?
いやいや、きっと唯も友達としてって意味で捉えてるよな。……そうだよな?
おまけにあんな所にキスしちゃっ……うああ恥かしい……。
あれ、そういえば唇がちょっとじんじんする。一回目に勢い余って……後で唯に謝っておこう。
そうして気が付けばトイレ前の廊下で5分は待っているような。
流石に遅過ぎやしないか?
もしかしてまだ泣いてたり……?
不安になったのでもう一度トイレへ。
唯の入っている個室の戸は閉まっていたからノックしながら声をかけた。

澪「唯ー? 大丈夫……?」

唯「あっダメ――」

ノックで戸が少し開いた。
私が出てから鍵を掛けてなかったみたい。
だから制止の声も虚しく便座に座る唯と目が合ってしまった。

澪「あ、ごめん……」

唯「――っ!」

ごめんと言いつつも唯から目を逸らせなかった。

唯は便座に内股で座っていた。
スカートを捲ってボクサーパンツを膝まで降ろし、先程見せてくれた唯を右手で握っている。
上気した表情で、息も荒くて、普段の唯と全然違って……。
私がいつまでも唯の唯を見ていたからか、唯の顔が歪んだかと思うとうずくまって泣き出してしまった。

唯「うっ……うううぅぅ……ぁああ……うぐっ……」

澪「あっあっ……」

やばい。
これは私のせいだ。
鍵を掛けてなかったからとかそんなこと言ってる場合じゃない。
今私が唯を泣かせた……あぁぁああぁぁ。

澪「ゴメン! 外で待ってたんだけど中々戻ってこなくてそれで……うわぁあごめん、本当にごめん!」

唯「ひぐっ……う、うぇぇん」

どうしようどうしようどうしよう。
ええと、唯が唯を握ってて、唯が泣いてるって事は……。
よくわからないけど、なんとなく分かっちゃったかも……?

唯「うあぁん……今度こそ嫌われたぁぁぁ……!」

澪「だからそんなことないってば!」

唯「だって……だって澪ちゃんがキスしてくれて……こっちにもキスしてくれて……それから全然収まらなくて……だから」

やっぱり私の所為……だよな?
……うん。
私が唯を泣かせるなんて自分で自分が許せない。
もう恥かしいとか言っていたくない。
私の所為で唯がそんな顔してるなんて他の何よりも耐えられないよ。

澪「唯、顔上げて?」

唯「……いやぁ」

澪「お願いだ」

唯「……」

唯の肩に手を置く。
そしたらゆっくりと顔を上げてくれた。
……どのタイミングで目を瞑ればいいんだ?
どうでもいいか。

澪「唯、好きだよ」

今度は優しく、相手を労るようにふれる。

唯「ん……」

一瞬ビクッとなった唯だけど今回も私を受け入れてくれた。
キスってこれでいいのかな?
わからないけど今はこれで良かったと思おう。
たっぷり十秒ほど重なり合い、私から唇を離す。
それから個室の戸を閉めて鍵を閉めた。
さっきと同じで個室に二人。

唯「澪ちゃん……?」

私は唯の肩に置いていた手を今度は太ももに添えた。

唯「あっ」

唯が息を吐いて身体をぶるっと震わせた。
うわ、こんな反応されるとこっちまで変な気分になりそう。
っていうか緊張してきた。その所為で息が震える。

私は心を落ち着けながらしゃがみ込んだ。
うん、間近で見るとなんだかすごい。
赤くなってて先端にはぷっくりと水滴のようなものがついている。
つまり私がトイレを出てから唯はこれを弄ってたんだ。

さっき唯にしたような優しいキスをもう一度。
唯の先端に口唇でふれた。

澪「んっ」

唯「っはぁ」

また唯の身体が震える。
それが少し可愛く思えた。
……私って変なのかな。

不意に口唇に濡れた感触が伝わる。
ああ、これが唯から出てきたものなのか。
少し口を開いてそれを舐め取ってみた。

唯「あうっ」

またビクッてした。
ちょっと面白い。
ん……味は殆どしない。微かにしょっぱくて汗に似てるかも。でも少量なのにすごくぬるぬるしてて汗とは別物だってわかる。
……じゃなくて!
よく考えたら今舐めた場所って尿道口じゃないか!

澪「ごめんっ! 痛かった?」

口を離して唯の顔を見上げる。
すると私の唇と唯のそれにつうっと一本の糸が引かれた。
私はそのことよりも唯が心配だったんだけど、唯は液状の糸の方に気がいっているようだった。

澪「ゆい? だいじょうぶ?」

私が上目で唯の顔を覗き込むと、唯が息を呑んだ。
同時に唯のモノがびくんと跳ねて糸が断ち切られる。

澪「わっ」

び、びっくりした!
これってこんな風に動くんだ……。

唯「澪ちゃん……」

切なくてはち切れそうな、私を求める声。
そうさせたのは私なんだからそれに答えなきゃ。
でも私にはこのまま続ける技量なんてない。
ならどうすれば……。
唯は最初コレを握っていた。
多分擦ってたんだよな。
それなら私も……。

澪「唯、痛かったら言ってくれ」

前置きをしつつ唯のモノにそっとさわる。

唯「あっ……」

唯は反応しつつも痛がらない。
よし、これを握って擦ればいい……んだよな?
とにかくゆっくり優しくやってみよう。

唯「あっ、澪ちゃ……っ!」

ぷるぷると震えながら切ない声を出す唯。
ゆっくりと上下に擦ると左手に唯の熱が伝わってくる。
こんなに熱くなってる……大丈夫なのかな?

唯「うぅぅ……待って……す、すとっぷ……」

不安になってきたところで唯に制止されてしまった。
痛かったのかもと思い唯に謝ろうとすると、

唯「澪ちゃん……わたし、はずかし過ぎて死にそう……」

顔を真っ赤にしながらそう言われた。
恥かしくて視線も合わせられないみたい。

よく考えたら私より唯の方が恥かしいよな。
これをさらけ出してるわけだし……。
うん、まさか私が唯を恥かしがらせる日が来るとは思わなかった。
恥かしがってる姿は新鮮で可愛くてもっと見たいと思わせる。
いつも唯や律にちょっかい出されてたけど……こういう事なのか?

いやいや、私が楽しんでどうするんだ。
元はと言えば私の所為でこうなってるんだから。
そうだな……。
私は立ち上がって唯に声を掛けた。

澪「唯、立って」

唯「え?」

澪「ほら」

よく分かっていない唯を立たせて、便器の方を向かせる。

唯「んと……澪ちゃん?」

いきなり立たされて戸惑ってる。
そんな唯を後ろから抱きしめた。

唯「ふおっ!?」

腰に腕を回してぎゅーーっと。

唯「み、みおちゃん!?」

あはは、唯が慌ててる。
いつも人に抱き付いている唯が私に抱きつかれてびっくりしてる。
ちょっとおもしろい。
それにあったかくて気持ちいい。
いい匂いもする。
抱き心地もいいなあ。
心がきゅんきゅんする。
唯の気持ちが解ったかも。

唯「~~~~っ」

耳まで赤くなってる。
何て言うか、日頃のお返しだな。

……そうじゃなかった。

澪「ご、ごめん。でもこれならさっきより恥かしくないかなって思って……」

唯「あう……まあ、さっきよりは」

直接見られるよりはマシかなと思ってこういう体勢にしてみた。
これなら大丈夫そうだな。……私的にも。

澪「じゃあ唯、スカート持って」

唯「……うん」

唯がおずおずと自分のスカートをたくし上げる。
唯のソレを肩越しから覗き込むと先程以上に反り返っているように見えた。
それを再び掴んでみる。
やっぱり熱い。
それに硬い。

澪「それじゃあ……続けるぞ」

唯「うん。……んっ」

右手は唯の腰に回したまま。
左手で唯を撫でる。
優しく優しく自分の大事な部分にふれるように。

澪「唯」

唯「な、何?」

澪「全然加減がわからないんだけど、どうかな?」

唯「あ……う……」

澪「言って?」

唯「うう……えと、もう少し強く握っても大丈夫」

澪「このくらい?」

唯「えと、その……もっと」

澪「じゃあ、このくらい?」

唯「んっ……このくらい」

澪「わかった」



割と強めに握っても大丈夫なんだな。
今まで表面を擦るようにしていたけど、力を入れて擦ると”中身”を刺激しているって感じがする。
”擦る”っていうよりは”扱く”の方がしっくりくるな。

唯「ぅあ……はぁ、はぁ」

澪「気持ちいい?」

唯「へっ!? ぁ、う……うん」

澪「そっか、よかった」

どうやら上手く出来てるみたい。
それから唯に聞きつつ探り探りで唯を気持ちよくする。
そうしているうちになんとなくだけどやり方とか気持ち良い場所が分かってきた。
ところで……ち……コレをそのまま呼ぶのはちょっと抵抗が。
私の中だけでトンちゃんて呼んでみようか……ダメだ、本物のトンちゃんを直視できなくなるからボツ。
となると……ズッキーニ、バナナピーマン、八竹?
……とりあえず、保留にしよう。


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最終更新:2010年11月19日 02:10