ガラッ

唯「ふええ~みんななんでいきなり『とりあえず出てけ』だったのー?

  ひどいよー!私だけのけものにしてっ」プンプン

紬「ゆーいーちゃん?」

唯「さすがのむぎちゃんでも、私のこの怒りは今ね!

  天をも貫く勢いなんだからねーっ?まったくっ!」

紬「今日は…とっておきのモンブランですっ♪」

唯「ごほん、許します!ただし私は栗二個ねー?」

律(うんうんこれぞゆいだ)

澪(誘うには…ど、どどっ、どうやって話題をもっていけばいいんだっ!?)ドキドキ

梓(唯先輩…やっぱりかわいいな…//)

唯「いやーモンブランうんまー」モグモグ

澪(ううっ…きっかけが見つからないぞ…)モジモジ

律「…!」キラーン

律「おーい、ゆーいー?」

唯「りっちゃん!?栗はやらんよっ!?」

律「あはは違うって」

唯「なーんだ。どったの?」

律「あのさー澪がお前に話があるらしいぞ?」

澪「…なあっ!?//」

律(さあ澪ーがんばれよー?ぐふふふっ)

唯「ん?なあに澪ちゃん?」

澪「あ、あの…その…な、なあ?//」

唯「うん」

梓(澪先輩…なんか心配だなぁ…が、がんばって!)グッ

澪「…ゆ、唯っ!!」バン

紬(き、きたわー…)ワクワク

澪「こ、今週末!!予定あるくぁwせdrftgyふじこlpっ…」

唯「…ほえ?」

澪「…!///」カアー

律梓紬(せ、盛大に噛んだーっ!!)

澪「あ…ああ…ああ…///」

唯「…うーむ…」

澪「もう…終わりだぁああっ!!//」ガタッ

律「いかんっ!あまりの事に澪が暴走モードにっ!?

  梓隊員!手伝うのだっ!!」

梓「へっ?ああっ、はいいいっ!」

律「むぎー!ホワンとしてる場合じゃないぞっ!!」

紬「…はっ!そうね了解ですっ!」

澪「もうほっといてくれーっ!!//」シクシク

律「澪っ!落ち着けっ!なっ?」

梓「そうですそうです!!ええとええと…にゃあ!

  ってあれなんでこんなこと?私意味わからない…うう…」

紬「どう!どうどう澪ちゃん」

律「むぎっ!馬じゃないんだからっ」


唯「…みんな!!すとっーっぷ!!」ビシッ

唯「…ごほん。あーあー…

  私を賭けてそんなに争わないで!」キラーン


澪梓律紬(わ、割と正解に近いっ!?)


唯「まあまあみなさん落ち着きましょうねー?

 むぎちゃんや。とりあえずお茶お願いします」

紬「あ、はーい。今淹れてくるねー」

唯「…ふっふっふ…」

律「おお?ゆいがなにか不気味な音を発してるぞ?」

唯「りっちゃん!それ言い方ひどいっ」グサッ

梓「で、いったいなんなんですか?」

唯「へへん。…澪ちゃん?」

澪「!…な、なんだよぉ…//」グスッ

唯「今週末って暇かなー?」

澪「へ?」

唯「あのねー。ここのところみんなと週末にデートしてるんだけど

  そりゃもう充実してるっていうか楽しくてねー?」

律梓「…//」

唯「だから澪ちゃんも私とデートいかがかなっ!?」キラン

澪「…//」コクリ

唯「おぉーじゃあ決まりだねっ!

  楽しみだなぁー」

紬(唯ちゃん…グッジョブよっ!)グッ



週末 朝

澪(よし。…こんなもんだよな?)

澪(ううっ…結局、あんまり眠れなかった…)


澪「…正直…ねむいかも…」


澪(ダメだダメだっ!こんなんじゃ唯と会える顔じゃない…)


澪「…」

澪「…えへっ」ニコッ


澪(///…なにやってんだ私…早く用意…し、しちゃおう//)


待ち合わせ 10分前


澪(おっ唯おはよー!)

澪(…元気すぎ?)

澪(おお、来たか)

澪(…そっけなさすぎ?)

澪(お待ちしておりました。お嬢様)ペコリ

澪(…誰なんだよ私は…//)

澪(そろそろ時間だな…)

澪(…そういえば、結局唯から誘ってもらったんだよな…)

澪(私っていつも受身だからな…たまには積極的に…うん)


唯「お、おはよー澪ちゃん!」

澪「おお唯っ!!おはよー!」バッ

唯「お、おおー澪ちゃんがいつになく元気だよっ!」

澪「あ、あははは…た、たまには…そういうのも、な?//

唯「うんうん。そんな澪ちゃんもいいのう~」

澪「そ、そうか?//」

唯「そうだよー?普段とは違う澪ちゃん…いやー萌えるっ!」キラーン

澪「ばかっ!!も、萌えるとか…そんなんじゃないってば…//」

唯「えへへー」

澪(ううぅ…なんでこんな顔が火照るんだよ…もう…//)

唯「そんで今日はどうしようかー?」

澪「あっ、うん。そうだな…」

澪(一応、予定は考えてきたんだが…

  唯がどこか行きたいとかあるんなら

  それ優先でもいいんだよな)

澪「唯、どっか行きたいところとかあるか?」

唯「私ー?」

澪「あるんだったら私も付き合うからさ」

唯「うーんそうだねぇ…」

澪(お…唯が真面目に考えてるな…

  本人自覚がないけど、やっぱり

  黙ってるとそうとう…)ジー

唯「…おうっ!?熱い視線を感じるっ?!」

澪「!…あっ、ご、ごめんっ!」

唯「うーんとね。澪ちゃんと一緒ならどこでもいいよ?」

澪「は、はぅぅ…//」

唯「ほへ?」ポカーン

澪(な、なんて奴だ…こんな…こんな…

  こんな嬉しくなるような台詞を連発されたら体が持たないぞっ!?//

  いけない…今こそ平常心だ、澪!)

澪「な、なんでも…ない//」ボソッ

澪(よし…気を取り直して)

澪「…よし。じゃあ私が考えてたお店にでもいってみるか?」

唯「そうしよう!うんうん」

澪「ふふっ…ほんと唯はいつも元気だよなっ?はははっ…」

唯「ううっ、笑うとはひどいよ~? グサッ

  まあ元気は私の取り柄だからねー?えへへ」

澪(そこが大好きなんだ!…なんて言えない?いや言ってみたいと思う…

  …な、なんてなー?あはは…はは…

…って何一人で混乱してんだ私はっ!!//)

唯「さあて移動しようっ!」




某、CDショップ店


澪「ごめんな唯?完全に私が行きたかったところに連れて来ちゃってさ」

唯「いえいえー。私も澪ちゃんになんか紹介してもらいたかったしねー?」

澪「おっ!ほんとにかっ?よーしならこれとか…」キラーン

唯(なんだか澪ちゃんがいつになくノリノリです)


お店の店員「お会計が0000円になります」

ガシャーン

唯「おおうっ」

澪「ん?どうした唯?」

唯「た、足りません…」ウルウル

澪(だと思ったけどな…はは…)

唯「澪ちゃんごめんねぇー…うぅうう…」シクシク

澪「いや大丈夫だ。予想の範囲内だから、まあ泣くなよ?なあ唯?」

澪(ちょっと薦めすぎたのも私のせいだしな)

唯「ほ、ほんとにぃ?//」グスッ

澪「!?っ」

澪「…はぅぅ~…//」

澪(ダメだ…このかわいさはダメだ…うう…耐えられない…)

澪「もう時間も…結構な感じだな。

  そろそろご飯にでもするか?」

唯「うんっ!お腹減った~」

澪「唯…お金は?」

唯「もちろんありませんがっ」キラーン

澪「…貸しにしとくな?」

唯「ほんとすみません…」ウルウル

澪「さあてじゃあ何食べようか」

唯「そだねー」

澪「あっ、でも最近金欠なんだよな…唯はどうだ?」

唯「私なんて常に金欠だよっ」フンス

澪「たしかにそんな感じがするな…」

唯「澪ちゃん!」

澪「な、なんだ!?」

唯「お、お腹が…」グー

澪「減ったな…うん。音なってるしな」

唯「やだっ恥ずかしいっいやんっ!」

澪(…律のやつなら叩いてるけど

  唯はかわいいから許してしまう自分がいる…//)



結局、ファストフード店に入りました


唯「うん。これって女子高生って感じだと思わないっ?」

澪「はっ?なんだなんだっ?」

唯「いやねー?だってハンバーガー片手にお喋りなんて

  そんな感じしないかな?」

澪「まあ…なんとなくはわかる気が…する?」

唯「それわかってないでしょ!澪ちゃんっ」プンスカ

澪「いやいやそんなことないって!うん。わかるわかるぞっ?」

唯「納得いきませーん」ブー

唯「もー、そんな澪ちゃんにはねー…」

澪(なんだなんだ…?)

唯「はーい澪ちゃん?あーんしてー?」

澪(ほああぁああっ!?///)

澪「ゆ、唯!?そ、そそそっそういうのはっ…ちょっと…//」

唯「ダメ~。許しませーん」

澪(これは…完全に恋人じゃないかおいっ!?」ドキドキ

唯「ほらっ!澪ちゃん!ぐぐいーっとさ!いっちゃいなよっ」

澪(これは…か、覚悟を決めるしか…)ゴクリ

唯「ほらほら~。あーん」

澪「あ、あああ//」

唯「うおおい!もう一声だよっ!」

澪「あーん…」

唯「!」キラーン

唯「ここだあぁあっ!!ほわたっ!!」シュッ

澪「ほえっ!?」

パクリ

唯「…」

澪「…」

澪(…あれ?なんか口の中に…?)

唯「…うーむ…行きおいつけすぎて私の指までいっちゃったえへへ☆」

澪(…?………!…!!!!○△□!?///)

澪「ほがっ!!ほがほがぁっ!!///」

唯「え?やだなー何言ってるのかわかんないよっ澪ちゃん?」

澪(まずは指をぬ・い・て・く・れー!!///)ウルウル

唯「え?…あんっ!

  …ってもう!澪ちゃんたらくすぐったいよぉ~もーえっち~//」

澪(誰か助けてぇ~?///)


しばらく経過しまして


澪(私落ち着け私落ち着け私落ち着け…)ゴニョゴニョ

唯「あははーごめんね澪ちゃん?つい指までススっとさっ!?」

澪「…まあ…じ、事故だったし…いいけど//」ボソッ

唯「でも澪ちゃんに指ペロペロされるのはちょっとびっくりしちゃったっ」

澪「それは断固としてしてないっ!!//」

唯「うーん…お腹がおっぱいです。あ、間違えたいっぱいです」

澪「…唯?さすがにわざとだろ?」

唯「いやー間違えやすくて困るねっまったく」プンプン

澪「全然そんなことないだろ…はあ」

澪(ふう…色々あったけど…次どうしようかな?)

唯「ここで澪ちゃんに提案があります」

澪「ん?なんだ言ってみな」

唯「ちょっとついてきてほしいんだー」グフフ

澪「はあっ?え…どういうことだ?」

唯「まあいいからいいからっ」

澪(あっ…梓のときみたいに学校行くのか?)

唯「さあではでは、行きましょうぜー澪ちん」

澪「あ、ああ…」

澪「なあ…唯?」

唯「へ?」

澪「いったいどこに行くつもりなんだ?」

唯「さあねぇ?どこでしょうかねぇー」

澪「それは教えられないものなのか?」

唯「お楽しみお楽しみっ」テクテク

澪「おっ、おい!」

澪(結構来たけど…ほんとどこ行く気だ?)


夕方

唯「…ふいー…到着!」

澪「…ここは…」

唯「じゃじゃーん!」


そう言った唯は振り向いた。

私は不思議な世界に誘われたようだった。

そこは一面のオレンジの世界だった。

ふと唯の横顔を覗いてみると

いつもとは違って大人っぽくみえる。

なんでだろう?不思議だ。

唯「どうかな?」

澪「…」

唯「この前偶然見つけたんだ、ここ」

唯「ほんとはみんなに見せようと思ってたんだけどね?

  うん…そうだね。澪ちゃんに先に見せたくなっちゃってさ」

このときの私は

なんていったらいいかわからない不思議な気持ちに覆われていて

言葉なんてとんでいっちゃうくらい

なにも考えることも出来なくなっていて

唯「どうかな?」

澪「…」

唯「この前偶然見つけたんだ、ここ」

澪「…」

唯「ほんとはみんなに見せようと思ってたんだけどね?

  うん…そうだね。澪ちゃんに先に見せたくなっちゃってさ」

唯「…不思議だよね」

澪「えっ…不思議?」

唯「そう不思議。

  だってこんなきれいな夕暮れを私は見たことがないよ?」

唯「前に来た時は一人きりだったかな?

  同じ時間くらいだったから夕暮れはもちろんきれいだったけど」

唯「それでもこんなきれいだなぁーとは思わなかったんだ」

唯「…きっと…澪ちゃんと一緒に見ているからだね。

  …うん。そうに違いない…だから」

澪「…」

唯「今日は1日楽しかったよ。

  ありがとね?澪ちゃん」

オレンジが少し暗くなっていっていた。

それは私にはちょうど良かったかもしれない

だって…こんな顔、唯には見せられないから。

澪「…ゆい」

でも言葉だけでも伝えたかった

唯「?」

思いっきり感謝をこめて大好きな人へ

澪「…私こそ、こんな素敵な日をありがとう」


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最終更新:2010年11月20日 02:33