紬「えっ…わたしと?」

律「あっ、ああ!ムギ…その…予定とか…なかったらでいいんだ…」

紬(もじもじしてるりっちゃんとっても可愛いわ)

紬(予定はないと思うけど…どうしようかしら…)

紬「…わかった。日曜日ね」

律「……!?」

律「ほ、本当にいいのか?」

紬「ええ。わたしもまたりっちゃんと遊びたいなって思ってたの」

律「いやったー!じゃあ10時に駅でな!」

紬「うん、楽しみにしてるわ」



紬(…それにしても、りっちゃんは何を考えているのかしら?)


日曜日

律「…楽しみすぎて一睡もできなかった…」

律「自分としたことが…遠足前の小学生かよ…」

律「まだ家族も起きてないし暇だな」

律「……ひょっとして、ムギはもう起きてたり……」

律「…メール、打ってみるか?」


紬「楽しみで夜早く眠ったはいいけれど5時に起きちゃったわ…」

紬「斉藤を呼びつけるほどの用事もないし、とっても暇ね」

紬「服は昨日の夜選んじゃったし、でも眠るにも中途半端な時間…」

紬「…もしかしてりっちゃん、もう起きてるかしら?」

紬「メールしたらりっちゃん、返事くれるかもしれないわ…」


律「『おはよう!楽しみで昨日全然眠れなかったんだ』」

律「……」

律「……なんか違うな」

律「これじゃまるで、デート前みたいな、そんな気がする……」

律「でっ、デート!?そっ、そんなつもりじゃ……」

律「ただ遊ぶだけだよな、ただ…」

律「おっ、同じ部活の友達と日曜日映画見たり買い物したりすることの何が悪いんだ!」

律「はっ…わたしはいったい誰に言い訳してるんだ…」



聡「ねーちゃん朝から独り言うるさい…」ムニャムニャ


律「そうだ!シンプルにおはようだけにしてみるとか……」

律「だったら絵文字も入れたほうがいいな、使い慣れてないけど」

律「あ、デコメなんていうのも唯がよく使ってたな」

律「あれ面白そうだし、画面が華やかになりそうだ…」

律「よし、やってみるとするか!」



律「うわあ……これはひどい」

律「マグロの刺身に生クリームのっけたみたいなメールだな」

律「大事な日に慣れないことはするもんじゃないしな」

律「やっぱりここはシンプルにいこう」

律『おはよー!起きてる?』

律「送信っと」

律「まさかな、こんな時間に起きてるわけないよな…」


紬「りっちゃんも起きてるかもしれない…」

紬「そうとなったら早速文章考えなくちゃ!」

紬「えっと…まずは挨拶を入れて…」

紬「あら…メールだわ、こんな時間に…もしかして」

紬「…りっちゃんじゃない!」

 律『おはよー!起きてる?』

紬「りっちゃんも起きてたのね!」

紬「遠足前の小学生みたいに早起きしちゃうりっちゃん可愛い///」

紬「やっぱりりっちゃんも今日のこと、楽しみにしてるのかしら///」

紬「あ、お返事書くの忘れてた…」

紬『おはよう。りっちゃん、メールくれるかもしれないって、思ってた』

紬「ちょっと恥ずかしいけど、これでいいわ」


律「おっ!ムギから返事が!やった!」

律「ムギも起きてたんだな、よかった!」

律「本文は…どれどれ」

 紬『おはよう。りっちゃん、メールくれるかもしれないって、思ってた』

律「な、なにっ……!」

律「このわたしの内心を見抜いたかのようなメール…!」

律「ムギ…ほっ、ほれてまうや」

ドンドン

聡「ねーちゃん、全部聞こえてるから、うるさい」

律「すまん聡」

律「それにしてもムギ…なんてうれしいことを…」

律「わたしたち、本当は両想いなんじゃないかなーって、なんちゃって、えへへ」

聡「ねーちゃん、日曜の朝だから、うるさい」


律「まずい…このままだと10時までにテンションが尽きる…」

律「一旦冷静にならなくては…」

律「びっくりするほどユートp……深呼吸しよう」

律「スーハースーハー」

律「よし落ち着いたぞ」

律「早速返事を考えなくては」

律「それにしても、ムギはどうしてああいうメールをくれたんだ?」

律「まさか本当にりょうおも…」

律「いや、ムギはああ見えて鋭いところもあるしな」

律「わたしが何を考えてるかわかって、期待に沿うように書いたのかも…」

律「はぁ、あれが本心かは分からないのか…」

律「片思いってこんなにつらいんだな…」

律「おっと!デート(仮)の早朝に何を考えているのだわたし!」

律「とりあえずメールしないと心配するだろうから…」

律「はぁ、こんなときVIPがあったらみんなにメールの内容でも相談できるんだが…」

律「…はっ今わたしはいったい何を!?」

律「よし!とりあえず書いてみるか!」

律『本当か!?うれしいぜ』

律『今日は楽しみだな!』

律「あ、そうだ…」

律『ちょっと早く、8時くらいに集まれないか?』

律「ちょっとでも長く一緒にいたいもんな」

律「……好きな人とは」


紬「りっちゃんからのメール、ちょっと遅いわ…」

紬「いつもは全盛期のイアン・ソープ並みの速さで返ってくるのに…」

紬「あら、着たわ」

 律『ちょっと早く、8時くらいに集まれないか?』

紬「……おもしろそう」

紬「できればもっと早くてもいいけど、りっちゃんの都合もあるかもしれないし」

紬『わかった。行けると思うわ』

紬「こうなったら早速準備ね」

紬「斉藤!食事を用意して」

斉「かしこまりましたお嬢様」


律「返ってきた…」

律「ムギとは思えない速さだ…」

 紬『わかった。行けると思うわ』

律「よっしゃ!早速用意しよっと!」

律「聡起きてるか?」

聡「ん?日曜の朝から何?」

聡「プリキュアまでまだ3時間もあるじゃん…」

律「見てたのか知らなかった…」

律「じゃなくって!頼みがあるんだ!」

聡「頼みって何?」

律「頼みっていうか…その…」

律「わっ、わたしの服を一緒に選んでほしいかなーなんて…」

聡「…ねーちゃんはジャージきててもかっこいいしかわいいよだっておれのねーちゃんだもんおやすみ」

律「…さ、さとし!お世辞はいらん!この状況で!」

律「手伝ってくれ!頼む!一生のお願い!」

聡「それ先週聞いたばっかりだけど…」

律「ま、まあとりあえず!似合うかだけでも見てくれたらいいから」

聡「まぁ暇だしいっか、いいよ」

律「やった!今服持ってくるからな!」

聡「はぁ…早朝からハイテンションだなねーちゃん……」

律「じゃーん!こんなのでどうだ!」

聡「早っ」

聡「あ、でも割といいんじゃ…」

律「そうか!ありがとな!さすがわたしの弟!」

聡「え…あ…」

律「とりあえず冷蔵庫にあるもの食べて持ち物用意して」

聡(恋ってすげえな…いろんな意味で)



紬「服は昨日一生懸命選んだ可愛いの…」

紬「髪も満足いくまで梳いたし…」

紬「完璧だわ!」

紬「…あら、もうこんな時間…まだ少し早いけど」

紬「出かけなくちゃ…斉藤、駅まで…いいえ」

紬「りっちゃんの家まで」

斉「かしこまりましたお嬢様」



律「あれから服は決まったはいいけど、カバンは決まらないし…」

律「朝ごはん作るのも少し手間取って…まぁ昨日ほとんど寝てないせいだが」

律「はぁ、親って毎日こんなに大変なことしてるんだな…」

律「……あっ!もっ、もうこんな時間!!」

律「今から駅に行ってもオーバーしそうなくらいだ…」

律「はぁ…ムギだって楽しみにしててくれてるのにわたしが遅刻してどうするんだよ…」

律「さっ!さて行かないと!」

律「いってきまーす!」

バタン

律「……車?」

ガチャ

紬「おはよう、りっちゃん」

律「……ムギ! どうしてこんな」

紬「大丈夫よ、わたしはここで降りるから」

紬「まずは駅まで歩いていきましょう?」

律「あっ……ああ!!」


律(ムギがこんなことまでしてくれるなんて…)

律(いやムギの中では当たり前のことなのかもしれないけど…)

律(でも、これは期待していいんだよな…?)


律「ムギ…服かわいいな」

紬「あら、そう?嬉しいわ、昨日頑張って選んだの」

律「そ、そうなのか!」

律(わたしなんか今日ものの3秒で決めちゃったよ…)

律(どうせだったら昨日ちゃんと服買ってくればよかった…)

紬「あら、どうしたの?」

律「いっ、いや!なんでもない!」

紬「そう、ならいいけど…りっちゃんもかわいいわ」

律「そうか!ありがとう!」

律(…やばい、わたし今顔赤いかも…)

律「そ、そうだ!まずどこへ行こう?」

1…映画館
2…カラオケ
3…ゲーセン
4…駄菓子屋

紬「そうね…迷っちゃうわ、>>46に決めてもらうのはどうかしら?」

※>>43まずは公園へ


紬「>>43の言うとおり に行きましょう!」

律「いいな!わたしも行きたいと思ってたんだ…」

紬「あら、わたしたち…」

律「ああ、>>43と以心伝心だな……」


2
最終更新:2010年11月20日 06:29