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| Happy Birthday 梓 ! |
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| 梓、17歳の誕生日おめでとう |
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| 君が生まれてちょうど17年 |
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| こんな素晴らしい日に立ち会えて私はすごく幸せです |
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| そういえば前にバラードやりたいって言ってたよね |
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| そのバラードのための詩をプレゼントしたいと思います |
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澪「う~ん、なんか思うように書けないなー…」
クシャクシャ ポイッ
澪「梓…」
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チュンチュン……
澪「んん…」ムクッ
「わっ!もうこんな時間!?」ガバッ
バタバタ バタバタ……
……………………………
~ 3-2 ~
澪「はぁ…」
唯「澪ちゃん溜息ばっかついてると幸せ逃げちゃうよ?」
澪「そうだね…はぁ…」
唯「ほら、言ったそばから!」
澪「ごめん唯…はぁ…」
律「何があったか知らないけどこいつは重症だな」
紬「きっと梓ちゃんの誕生日のことじゃない?」
澪「ム、ムギ!?」
(なんで人の心の中を読めるんだ)
唯「あ、ムギちゃんおはよー」
律「おはよー」
「ていうか梓のことで悩んでたのな」
澪「い、いや梓のことじゃないって」アセアセ
唯「澪ちゃんの嘘つき。チューしちゃうぞ!」
「澪ちゃんチュー(#^3^)」
澪「やーめーろー」
唯「あう~」
律「なんで澪は梓の誕生日で悩んでるんだ?」
澪「だから違うって!」
紬「プレゼントが用意出来なかったとか?」
澪「だから…違うって…」
(また人の心の中を……)
唯「そういえば今朝あずにゃんに会った時なんでか知らないけどあずにゃん暗かったなー」
澪「なんで!?」
律「澪だけが梓に誕生日メールしてないからじゃね?」
澪「あ、メールも…はぁ…」
唯「ていうかなんでりっちゃん知ってるの?」
律「あー、梓にメール送ったの遅くなっちゃったんだ」
「そしたら深夜とは思えないくらいすぐに返信来て澪のこと聞かれた」
唯「だからあずにゃん目の下にクマがあったんだね」
律「たぶん澪からのメールか電話を夜の間ずっと待ってたんじゃないか」
紬「梓ちゃんったら…」
澪「梓が…そんな…」
律「つーかなんでメールくらい送ってやんなかったんだよ」
澪「それは…」
紬「まあまあ澪ちゃんにもいろいろあるだろうから、ね?りっちゃん」
唯「それで澪ちゃん、プレゼントは準備してあるの?」
澪「プレゼントはまあ一応…」
律「まあそれならきっと梓もわかってくれるだろ」
澪「でも本当に渡したいものの準備まだ出来てないんだ…」
律「だからさっきからため息ついてたのか」
唯「大丈夫、きっと澪ちゃんの気持ちは伝わるよ!」
紬「澪ちゃん何か手伝えることがあったら言ってね?」
澪「みんなありがとう」
~ 2-1 ~
憂「梓ちゃんお誕生日おめでとう!」
梓「ありがとう憂」
憂「はい、これプレゼント」
梓「わぁ…嬉しい!」
憂「えへへ」
純「梓おはよー、これ私からね」
梓「おはよ純、ありがとう」
純「それで、澪先輩からはなんにもないの?」
梓「…………」
純「ないのね。。まあメールが来なかったことくらい気にしない気にしない」
憂「きっと早くに寝ちゃったんじゃないかな?」
梓「うん…」
純「あーもうっ!誕生日なんだから明るく行こうよ」
憂「暗いのダメだよ梓ちゃん」
梓「ありがとう憂、純」
純「梓は可愛いのぉ」ナデナデ
梓「撫でないでよ~」
憂「梓ちゃん可愛い!」
~ 3-2 ~
<昼休み>
キーンコーンカーンコーン♪
澪(あれ?お弁当忘れた?)
律「おっしゃ、飯食おうぜぃ!」
唯「お腹ぺこぺこ~」
紬「あら?どうしたの澪ちゃん?」
澪「今朝寝坊しちゃって急いでたからお弁当忘れちゃったみたい」
「購買に行ってくるから先に食べてていいよ」
律「いってらっしゃーい」
唯「了解しました澪ちゃん隊長!」
紬(梓ちゃんにメール送らなきゃ…)
~ 2-1 ~
梓憂純「いただきまーす」
憂「梓ちゃんこれ作ってみたんだ」
梓「おいしそー」
憂「はい、あ~ん」
梓「あ~ん」パクッ
「幸せ…」
純「憂、私も食べていい!?」
憂「純ちゃんの分もあるからどうぞ」
純「さっすが憂!出来る子は違うね」
梓「?」
(ムギ先輩からメールだ)
憂「どうしたの梓ちゃん」
純「嗚呼…うま…」
梓(購買に来て?なんでだろ?)
憂「梓ちゃん?」
梓「ちょっとムギ先輩に呼ばれて…購買に行ってくるね」
憂「なんだろうねー?いってらっしゃい」
梓「ごめん、じゃあ行ってくるね憂。純も…」
純「うまいよコレ!憂って天才!」
「あ、梓いってらっしゃい」
~ 購買 ~
澪(焼きそばパンとジャムパンにしよっと)
梓(あれは…澪先輩!?)
澪(ココアも買おうかな)
梓(な、なんで澪先輩がここに!?ムギ先輩はどこ?)
澪(さて、こんなもんかな…って梓っ!)
梓(わっ!澪先輩と目が合っちゃった…)
澪「や、やあ梓」
梓「こ、こんにちは澪先輩」
澪梓(どうしよう……)
澪「えーと、梓もお弁当忘れたのか?」
梓「いえ…ちょっとムギ先輩に呼ばれたんですけど…」
澪「え?ムギなら教室で唯達とご飯食べてるけど…」
梓「本当ですか?じゃあどうして…?」
「あ、ムギ先輩からメールです」
澪「なんだって?」
『頑張って!梓ちゃん!』
『もう会ってたら澪ちゃんも頑張って!』
澪梓「…………」
{ムギ(先輩)って恐ろしい人…}
澪(でも誕生日メール忘れたこと謝らなきゃ)
「あのさ…」
梓「はい」
澪「まずは誕生日おめでと」
梓「ああ…ありがとうございます!」
(よかったぁ…忘れられてなくてよかったぁ…)ホッ
澪「それで、そのメ…」
梓「もしかしたら忘れられちゃってるのかな?って思ってたんで凄く嬉しいです!」
澪「え、あ、うん…」
梓「澪先輩が私の誕生日覚えていてくれただけで本当に嬉しいです!」
澪「そう言われると私も嬉しいかな」ハハハ…
(梓、そんなキラキラした目で見ないでくれ…)
梓「それにしても澪先輩がお弁当忘れるなんてらしくないですね」
澪「そうかな?」
梓「はい、何かあったんじゃないかって不安になっちゃいます」
澪「………………」
梓「あれ?澪先輩?」
澪「昨日の夜さ、梓の誕生日プレゼント用意してたんだ」
梓「本当ですか!?楽し…」
澪「だけど…なかなか思うようにいかなくて…」
「ずっと頭抱えてたらいつの間にか寝ちゃって…」
「気付いたら学校行く時間になっててメールも送れなくて…」
「結局梓の誕生日に本当に渡したいものも準備できなくて…」
「大事な梓の誕生日なのに私だけなんにもしてなくて…」
「本当にご……」
梓「澪先輩、もういいですって」
澪「ごめん、いいわけばっかりしてごめ……」
梓「だからもういいですってば!」
澪「ごめん…」
梓「ほらまた『ごめん』って」
澪「ご…うん…」
梓「私は、その澪先輩の気持ちだけで嬉しいんですから…」
澪「梓…」
梓「あの澪先輩、ちょっとここじゃ人が多いのであっちに行きましょう」
澪「え?なんかあるのか?」
梓「いいから来て下さい」
澪「あ、うん」
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梓(ここなら誰も来ないはず…)
「澪先輩、私さっき気持ちだけで嬉しいって言いましたよね?」
澪「うん…」
梓「だけど一つだけ…どうしても欲しいものがあるんです」
澪「なにが欲しいの?なんでも言ってよ」
梓「それ聞いちゃうんですか?」
澪「気に障ったんだったらごめんな」
梓「そんなことないです」
澪「それならよかった」
梓「ていうか本当になんでもいいんですか?」
澪「もちろんだよ梓」
梓「じゃあ、私が欲しいもの…胸に手を当てて考えてみて下さい」
澪「う、うん…」
梓「目を閉じた方がきっとよくわかりますよ」
澪「うん…………」
(梓の欲しいもの…)
梓「………………」
(澪先輩まで…あと少し…)
澪「………………」
梓「………………」
(澪先輩っ…)
最終更新:2010年11月29日 02:48