-律の部屋-
律「今日は仲直りできてよかった。澪や唯のおかげだな。さーて寝るかー」
律「…」
律「…昨日の澪優しかったな…」
律「なんだろうな…。この気持ち…」
律「…」
律「澪のこと思い出すだけで…」
律「…」
律「ん…、はぁ…、澪…」
-梓の部屋-
梓「今日は仲直りできて良かった。……けどやっぱり何か納得いかない!」
梓「こんな時は、私の唯先輩ザ・ベストと」
梓「本日、さるルートで入手したこの○○○ールでスッキリ気分爽快になってやるです!」
(以下略)
-紬の部屋-
紬「みんなと仲直りできてよかった…」
紬「私もいつまでもくよくよしていられない…。何か行動をおこさないと!」
紬「とりあえず、私の毎月のお小遣い300万円は全て研究費にしてもらいましょう」
-唯の部屋-
唯「今日はみんな仲直りできてよかったなあ」
唯「うんうん、やっぱり信じてればいいことあるね!」
唯「よーし、今日はもう寝よう!そしていい夢みよう!」
(数日後)
-部室-
澪「…」ズズズ
律「…」ずずず
澪(…あれから毎日律でしちゃってる…。私、やっぱり律のこと…)
律(…あれから毎日澪でしちゃってる…。私、やっぱり澪のこと…)
唯「りっちゃん!りっちゃんてば!」
梓「澪先輩!澪先輩!」
澪「はっ!な、何だ!?」
律「唯!おどかすな!」
梓「さっきから呼んでましたけど…」
唯「そうそう」
澪「そ、そうか全然きづかなかったよ」
律「ちょ、ちょっと考え事をしてたんだ」
唯「ふ~ん」
梓「律先輩が?珍しい…」
律「な、何だとー!わ、私だって、た、たまには、か、考え事くらいす、するぞ!」
唯「何でそんなにうろたえてるの…?」
律「な、なにー!わ、私は普通だー!お、お茶お茶!冷める前にのまなきゃ!」さっ
澪「あ、それ私の…」さっ
す…
澪律「あ…」
澪「…」
律「…」
律「ご、ごめん…」
澪「あ、いや…」
律「…//」
澪「…//」
(夕方)
澪「律、一緒に帰ろう」
律「ごめん、私ちょっとムギと話したい事があるから」
紬「私?ええ、いいわよ」
澪「そうか、じゃあ唯たちと帰るよ。じゃあな」
律「ああ…」
律「…」
紬「…」
紬「それで…、お話って?」
律「う、うん…。こういうことって、ムギが一番詳しそうだから相談するんだけど…」
律「あ…あの…、私…、澪のこと…、好きに…なっちゃった…」
紬「!」
紬「それ…、本当なの?」
律「う、うん…、でも…、たぶん…最近じゃなくて…、ずっと前から好きだった…、と思う…」
紬「まあ…」
律「そ、それでさ…、その、ムギ、前に言ってたよな…?コレ…、ちゃんと子供つくれるって…」
律「そ…、それで…、私…、み、澪の…、こ、子供欲しい…」
律「は、恥ずかしい…」
ガシッ
紬「よく私に話してくれたわ…」
律「そ、そう…?」
紬「聞いたからには何でも力になるわよ?何でも言ってみて?」
律「それで…、こ、告白しようと思うんだけど…」
紬「うんうん」
律「どこでしたらいいとか、何て言ったらいいとか全然分からなくて…」
紬「そう…。場所はりっちゃんが話しやすい所ならどこでもいいと思うわ」
紬「言葉も今、りっちゃんが思っている事を素直に言えばいいのよ」
律「み、澪の子供を…?」
紬「そこまでストレートにしなくてもいいと思うけど…。あと、何かプレゼントでも贈ったらどうかしら?」
律「プレゼント?な、なにを贈れば…」
紬「そうね…、やっぱり女の子だし、おそろいのアクセサリーとか…」
律「なるほど…。ムギ、ありがとう」
紬「いえ…」
律「あ、あとさ…」
紬「何かしら?」
律「もし…、振られちゃったらどうしよう…。よく考えたら元は女の子同士だし…」
ガシッ
紬「大丈夫よ、りっちゃん。きっとうまくいくわ」
紬「だって、こんなに真剣なんだから…。うまくいかないはずがないわ」
紬「だから、がんばって…」
律「ムギ…、わかった!私がんばるから!」
律「じゃあ早速プレゼント買いに行こう!私はよくわからないから、一緒にきてくれ!」
紬「ふふ…、喜んで」
(数日後の朝)
-部室-
紬「いよいよね…」
律「うん…」
紬「大丈夫、きっとうまくいくから」
律「うん…」
紬「そろそろ澪ちゃんが来るころね?じゃ、私はこれで…」
律「ムギ、あの…、ありがとう」
紬「いえいえ」
バタン
紬「あ、澪ちゃんがきたわ。顔を合わせちゃまずいわね」ササ
バタン
紬「さて、邪魔者は退散しましょうか…」
唯「あれ!?ムギちゃん、なんでこんな朝早くに!?」
紬「唯ちゃん!?唯ちゃんこそ何で?」
唯「え~、私はたまには朝練でもしようかな~、なんて。ムギちゃんは?」
紬「(何て間の悪い!)わ、私もそうなの~」
梓「あ、唯先輩…に、ムギ先輩も?」
紬「梓ちゃんまで!?一体なんで…」
梓「私はその、唯先輩と朝練を…」
紬「そ、そうなんだ」
唯紬梓「………」
唯紬梓「あの、でも今は部室に入らないほうがいいとおもう(わ~)(よ?)(んですけど…)」
唯紬梓「え!?」
(そのころ)
澪「何だ?大事な話って」
律「う、うん…。あの…」
澪「あのさ…、実は私も律に話があるんだ」
律「え…?」
澪「…先に話していい?」
律「うん…」
澪「あの…、前にムギから元に戻れないって聞いた時さ…」
澪「私、ほんのちょっとだけ嬉しかったんだ」
律「え…?」
澪「その…、律と一緒になれるかも…って思ったんだ」
澪「でも…、あの時、律すごく泣いてて…」ぐす…
澪「私、最低だって思って…」ぽろ…
澪「一度は諦めようと思ったんだ…」ぽろぽろ
澪「でも…、あの日の夜の律すごくかわいくて…」
澪「…ごめん、わけわかんなくなっちゃったな…」ぐいっ
澪「はっきり言うぞ…?私はお前が好きだ」
澪「その…、私のお嫁さんになってくれ!!」
律「……」
律「ほんとに…?」
澪「ああ…。ずっと私のそばにいてくれ…」
ぎゅっ…
律「ありがとう…」
澪律「……」
澪「律、ちょっと手、かして…」
律「なに…?」
澪「指輪買ったんだ…。安物だけど…」すっ…
澪「ごめんな、もっと綺麗なのが買えれば良かったんだけど…」
律「そんなことない…!すごくうれしい…!」
澪「良かった…。そういえば、律の大事な話って?」
律「あ…、あの…、実は…」
~~~~~
澪「ふふっ…、そうか…」
律「私もプレゼント買ったんだけどな」
澪「何だ?」
律「その…、私も指輪…」
澪「ははは…、よし、それもつけよう」
律「え?」
澪「…いいじゃないか、2つつければ愛も二倍だ」
律「…うん」
澪律「……」
唯「あーっ!!見逃したー!」
澪律「!?」
梓「唯先輩!声が大きいですよ!」
紬「梓ちゃんこそ…」
澪律「…そこで何を?」
唯紬梓「あ…、私はやめようっていった(んだよ!)(のよ!)(んですよ!)」
唯紬梓「………」
澪律「ぷっ…」
律「まあいいや。これはムギのおかげでもあるしな」
澪「そうなんだ。私は唯と梓に助けてもらったよ」
澪「何だ、結局二人とも助けてもらってたんだな」
律「そうみたいだな」
唯「…よかった、怒ってない」
梓「どうなるかと思った…」
紬「それじゃあ、お茶にしましょうか?今日はとびきり美味しくするわよ~!」
律「おー!よろしく頼むぞ!」
澪「楽しみだな!」
(その日の夜)
-澪の部屋-
澪「…その、やっぱりいざとなると緊張するな…」
律「…うん」
澪「…カチューシャもとって」
律「あ…、は、恥ずかしい…//」
澪「おかしなやつだな…?お互い裸になってるのに…」
律「だって…、おかしーし…//」
澪「…おかしくない。律はそっちのほうがずっとかわいい」
律「あ、ありがと…//」
澪「それにしても不思議なもんだよな…」
澪「コレ…、最初はあんなに嫌だったのに…、私たちが結ばれたのってコレのおかげなんだよな…」
律「うん…」
澪「そう考えると、何だかわいく思えてくるよ」
澪「律のコレ…、そんなになってるってことは、私のこと思ってくれてるんだろ…?それに、女の子のほうも…」
律「み…、澪だって、そうじゃん…」
澪「…」
律「…」
澪「…じゃあ…」
律「待って…」
澪「…?」
律「その…、不束者ですが…、よろしくお願いします…」
澪「こちらこそ…」
澪「…」
律「…」
「ん…」
-紬の部屋-
紬「…」でへー
紬「…はっ!!」
紬「いけないいけない…。澪ちゃんとりっちゃんが幸せになっても、私の責任が消えるわけじゃない…!」
紬「二人に何かあったら私が全力でサポートしないと!」
紬「気合を入れないと!」パンパン!
-梓の部屋-
梓「澪先輩と律先輩うまくいってよかったな」
梓「勇気をだして告白したからうまくいったんだろうな」
梓「…」
梓「それに比べて私は…」ジー(壊れた○○○ール)
梓「…今日は手でしよう…」
-唯の部屋-
唯「今日はいい日だったな~」
唯「澪ちゃんとりっちゃん今頃何してるかな…」
唯「きっと何しても幸せだよね!」
唯「私もいい気分…。澪ちゃんりっちゃん、お休み…」
最終更新:2010年11月30日 22:41