こんにちは、中野梓です。
学生生活2度目の学祭が終わり、一段落しました。
クラスの出し物や先輩達とのライブが上手くいき、気分は上々です。

突然ですが私はハーレムを計画しています。


題して「中野梓ハーレム計画」


私がこの学校を選んだ理由でもあり、私の原動力。

  『ハーレム』

誰もが考えたことがあると思います。

学祭が終わったことで心に隙ができる今がチャンスです。
これまで積み上げてきたものを見せる時がきたのです。

全ては私のため、ハーレムのため。

まず最初に澪先輩と律先輩を仕留めたいと思います。

 ガチャ

梓「こんにちは」

律「おー梓きたかー」

紬「お茶入れるね~」

澪「なぁ梓、唯を見なかったか?」

梓「いえ、見てないですね」

律「まぁ直ぐ来るだろ~」

梓「…」

作戦決行。

梓「あっ!」

 ポテンッ

律「何も無いところで転んだぞ!?なにやってんだ?」

澪「大丈夫か?梓」

梓「え、えぇ」

梓「足が…」

紬「捻ったの?」

梓「律先輩、澪先輩、ちょっと“足”見てもらっていいですか」

律「お、おう」
澪「あ、うん…」

紬「このイスに座って」

梓「ありがとうございます」

 ギシ…

梓「…律先輩、靴下脱がせてください」

 スルスル

律「…」
澪「…」

梓「どうしたんですか?」

私は知っている。
律先輩と澪先輩は極度の足フェチ。

これを利用する手はない。

律「あ、梓ぁ」
澪「」ジー

ふふ、分かりやすい人たちですね。

梓「足、見えません?じゃあ…」

 トン
 トン

紬「!」

律「あ、梓、足が顔にのってるぞ!?」
澪「っふ、ふが」

のせてるんですよ。

梓「舐めてください」

律「ぇ……舐めていいのか?」
澪「ほ、本当か」

梓「はい、舐めれば足の痛みが引くと思うので」

律「…」
澪「…」

律「んれ……」
澪「れむ……」

 ペロペロ
 ペロペロ

梓「っ……き、気持ちいいですよ」

……。

紬「」ジー

律澪「」ペロペロ
梓「っ……っ……」

紬「梓ちゃん!」

梓「…な……んですか」

紬「わ、私も足を……」

この人もだったか……。

紬「いいよねっ」

梓「ダメです」

紬「え…」

ムギ先輩はハーレム計画の攻略リストに入ってないんですよね。

まぁでも、

梓「ムギ先輩はこのクリップ使って一発芸でもやってください」

少しぐらいエサをあげておいてもいいかな。

紬「……」

紬「じゃ、じゃあ」ヌギムギ

梓「なんで脱いでるんですか」

紬「一発芸をしようと思って…」

梓「何する気ですか…」

紬「こ、このクリップを……」

乳首に向かってますけど……。

 パチンッ

紬「はふぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

梓「…」

紬「……ウグッ……ハウッ」

律「はむ…れぅ」
澪「んちゅ…ちゅんっ」


梓「さてと…」スタ

澪「チュポン…あ…」
律「……もういいのか?」

梓「少し用事があるので」

澪「…すぐ戻って来てくれるか」

梓「あとでいくらでも舐めさせてあげますよ」

澪「やった」
律「待ってるぞぉ」


梓「ってかクリップかえしてください」

 ブチンッ

紬「はふっっ!!!!」

梓「変なことに使わないでくださいよ、まったく…」

……。

【廊下】

律先輩と澪先輩、ついでに紬先輩の攻略完了っと。

簡単すぎて話にならなかった。
バカみたいに足舐めてさ。
プライドとかないのかな?律先輩澪先輩は?
ムギ先輩は…よくわかんないや。


ということで本命攻略に動くとしよう。


私の本命は平沢姉妹。


ついに私のものになる時がきた。
ってか平沢姉妹とはフラグ立ち過ぎてるから、触れただけでエンジェルしちゃうんじゃないかな?

ムフフ、楽しみだ。


【体育館倉庫前】

唯「憂遅いなぁ…」

唯「あ、憂ー!」

憂「お姉ちゃん!」タタタ

唯「待ったよもうー」

憂「お待たせ、用ってなに?」

唯「…? あずにゃんから『憂が体育館倉庫にいるのできてください』ってメールで読んで来たんだよー?」

憂「あれ…?私も梓ちゃんからメールが来たからここに……?」

唯「あずにゃんの用事かな?」

憂「倉庫の中?」

ガララ…

唯「あずにゃーん?」

憂「梓ちゃーん?中にいるのー?」

……。

唯「う~ん暗くてよく見えないなぁ」
憂「お姉ちゃん気をつけて」

……。

唯「…?」
憂「…?」


ガララララガチャンッ


唯「ぇ…?」
憂「閉じ込められた…?」

梓「♪」

ふふふっ
平沢姉妹の捕獲に成功。
しばらくはそこにいてください。

お楽しみは最後にとっておく。それが私。
あとでじっくりと楽しませてもらおう。

それにしても順調順調。

次は真鍋和
あなたです。


……。

【体育館倉庫内】

憂「……誰も外にいないみたい」

唯「りっちゃん達に電話してみたんだけど電源入ってない…」

憂「梓ちゃんは?」

唯「今かけてみる」ポチポチ

唯「…………あ、もしもしあずにゃん?―――」


【廊下】

唯『閉じ込められちゃって~』

やっぱり電話してきました。
本当唯先輩はわかりやすいですね。

梓「しばらくしたら開けるので待っていてください」

唯『うん、わかった~』

梓「では、また後で」


梓「……これでよしっと」


テクテク

 「梓ー」

梓「?……って純か」

純「……なにその面倒くさそうな目は」

梓「部活はどうしたの」

純「それ梓にも言えるんですけどー」

梓「……用事あるから行くね」

純「ちょ、ちょっと待った」

梓「なに」

純「何か隠してるでしょ?」

梓「……」

うわぁ…面倒くさいなぁ。

こうなったら…。



純「ん?」

 ギュッ

純「なっっ?ちょ、梓!?」

梓「…」ギュゥゥ

純「ア、アズサ」

梓「…これでわかったでしょ」パッ

純「コレッテツマリ…」

梓「そういうことだから」

タタタタ…

純「……良い匂い」スンスン


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最終更新:2010年12月03日 00:06