純「もう犯すのはやめよう」
純「代わりに>>102する」
※あずにゃん体操再び
梓「あずにゃん体操始まるよー!」
純「わー!」
梓「いちっ、にゃん♪ にっ、にゃん♪」
純「いちっ、にゃん♪ にっ、にゃん♪」
梓「さんっ、にゃん♪ よんっ、にゃん♪」
純「さんっ、にゃん♪ よんっ、にゃん♪」
いちご「……」
純「あっ、いちごさんも踊りませんか? あずにゃん体操」
いちご「……いい」
純「いい…? それってやるって意味ですか?」
いちご「やらないって意味」
純「えーやりましょうよ! 楽しいですって」
いちご「私は見てるから。勝手にやってて」
純「ちぇっ」
梓「ほら純! 早く踊るにゃん!!」
梓「いちっ、にゃん♪ にっ、にゃん♪」
純「いちっ、にゃん♪ にっ、にゃん♪」
梓「さんっ、にゃん♪ よんっ、にゃん♪」
純「さんっ、にゃん♪ よんっ、にゃん♪」
いちご「……」
いちご「……にゃん」
純「あ~楽しかった」
梓「また一緒に踊るのにゃん!」
純「お疲れ、梓」
いちご「……」
純「あっいちご先輩、どこ行くんですか?」
いちご「…帰る」
純「えぇ!? もう?」
いちご「……」スタスタ
純「ま、待ってくださいよぉ~!!」
いちご「……」
純「ちょっといちご先輩! 歩くの速すぎ!!」
いちご「…何の用?」
純「な、何の用って…」
いちご「お疲れさま」
純「あっ、待ってください! せっかくだから>>116しませんか?」
※つまりセックス
いちご「……」スタスタ
純「あぁ!? 待って!」
いちご「ついてこないで」
純「一発! 一発だけでいいんで!」
いちご「こっちこないで」
純「お願いします!!」
いちご「イヤ」
純「そんな~…」
いちご「……」
純「…なんでダメなんですか?」
いちご「気分じゃない」
純「あ、そっか…あの日か」
いちご「そうじゃない」
純「え?」
いちご「とにかくもう帰るから。さようなら」
純「あっ……何なのよー」
純(いちご先輩…なんか様子が変だった)
純(あれはまさか――浮気!?)
純「……」
純(いちご先輩が…浮気…)
純(私が飽きられたっていうの!?)
純(いやそんな……でも…)
純「……」
純(とりあえず色々と調べてみよう)
純(そうだなぁ…まずは何しようかな)
※いちごにカンチョー
純「てりゃっ!!」ズブリ
いちご「!?」
純「へへーん、どうですか? これで…」
いちご「……」スタスタ
純「……」
純(無反応…やっぱり飽きられてる!?)
純「はぁ……」
純「…いや、まだよ。諦めず次の手を」
※抱きしめて耳元でささやく
純「いちごせーんぱいっ♪」ギュッ
いちご「!」
純「えへへ、逃がしませんよー」
いちご「……はなして」
純「イヤです、はなしません」
いちご「……」
純「行かないでくださいよ…私を一人にしないで…」
いちご「あっ、空にドーナツが飛んでる」
純「えっ、どこ!? どこですか!?」
いちご「……」スタスタ
純「あっ、逃げられた!!」
純「くぅ~…いちご先輩め」
純「次はどうしようかな…」
※家までついていって無理矢理上がり込む
――いちごの家
いちご「ただいま」
純「お邪魔しまーす!」
いちご「……」
純「ここがいちご先輩の家かぁ」
いちご「…なんでいるの?」
純「え? ずっと後ろをついてたんで」
いちご「帰って」
純「えぇ~、せっかくだしお茶とか飲みたいな~…」
いちご「……」
純「…なーんちゃって。はは……すいません」
いちご「……お茶」
純「え?」
いちご「お茶飲んだらすぐ帰って」
純「あ……はい」
純(やった、なんとか潜入)
――いちごの部屋
いちご「はい」
純「あっ、どうもです」ゴクゴク
いちご「……」
純「んー、いちごの先輩の淹れたお茶は美味しいなぁ♪」
いちご「……」
純(おだててもダメ…)
純「……」
いちご「……」
純「……」ゴクゴク
いちご「…飲み終わった?」
純「あ、はい」
いちご「じゃあ帰って」
純「あの~…」
いちご「なに?」
純「おかわりをお願いしたいんですけど…」
いちご「……」
純「だめ…?」
いちご「持って来るから待ってて」
純「どうもです」
純(ふふ、いちご先輩がいないうちに部屋の中漁ってみようかな)
いちご「大人しく待ってて、ね?」
純「はーい」
純(なんてするわけない。せっかくいちご先輩の部屋に来たんだから)
純(まずは何しようかな…)
※脱ぐ
純(よし、服は脱いだ。準備万端)
純(せっかくだから部屋の中を調べてみよう)
純(どこ調べようかな…)
※ジェガン
純「あ、なんかのフィギュアがある…」
純「ロボット? なんだろこれ」
ガチャッ
いちご「……」
純「あっ…」
いちご「……裸で何してるの?」
純「いやあの…」ムクムク
純(ヤバい…勃ってきた)
いちご「……」
純「あはは…どうもすいません…」
いちご「着て」
純「え?」
いちご「服、着て」
純「でも…」
いちご「いいから」
純「は、はい」
純(なんか今日はつれないなー…いちご先輩)
純「はい、着ました」
いちご「座って。お茶飲んだら帰って」
純「なんでそんな帰らせたがるんですか!?」
いちご「別に…」
純「えぇー…」
いちご「……」
純「……」ゴクゴク
いちご「……」
純「…帰りたくないです」
いちご「なんで?」
純「なんでってそれは…」
いちご「えっちしたいから?」
純「え、まぁ……いやいや! それだけじゃないですよ!!」
純「なんかいちご先輩に冷たくされるのがイヤっていうか…」
いちご「……」
純「もしかして……私のこと飽きちゃいましたか?」
いちご「……」
純「ですよ…ね。私なんて特に魅力ないし」
純「すいませんでした。帰ります」
いちご「……」
純「……お邪魔しました」
いちご「…待って」
純「え?」
いちご「……じゃない」
純「いちご先輩?」
いちご「…キライじゃない」
いちご「純のこと、キライじゃない」
純「え……えっ?」
いちご「……」
いちご先輩は恥ずかしそうに目をそらした。
頬がほんのりと赤く染まっている。
その顔を見て、ドキッと私の心臓が鼓動した。
なんて愛くるしい顔なんだろう。
純「で、でも…じゃあなんで帰らせようとするんですか? 私はもっと一緒にいたいのに…」
いちご先輩の顔に見とれながら、問いただす。
いちご「……」
しかしうつむくいちご先輩。
しばらく沈黙が続いた。
純「理由を言ってくれなきゃ…納得できません」
いちご「……練習」
純「え?」
いちご「練習…したいの」
純「練習…? 何の?」
いちご「……体操」
純「体操?」
いちご「…あずにゃん…体操」
純「あ、あずにゃん体操って……なんでまた」
いちご「…純と一緒に踊りたいから」
純「私と…?」
いちご「だって…梓って子とばかり踊ってるし…」
その時、私は彼女の心情を理解した。
純「先輩まさか…私と梓が仲良いことに焼きもちやいてます…?」
いちご「!!」
純「…ははーん、なるほど。その様子だとやっぱり」
いちご「違う」
純「違う? 本当ですか?」
少し意地悪に聞いてみた。
さっきはほのかに赤かったいちご先輩の頬が、さらに色を強くする。
純(こんな顔初めてみたかも…)
いちご「違うから」
純「はいはい、分かりましたよ」
いちご「違うって言ってるでしょ」
口調が少し強くなった。
彼女がここまで意地を張るとは驚きだ。
純「わ、分かってますって。変なこと聞いてすいませんでした」
いちご「……」
純「けどいちご先輩も水くさいですよ。踊りたいならそう言えばいいのに」
そんなことが言える人ではないとは分かっていた。
だが私はあえて言う。
今のいちご先輩には、何故かイタズラ心をくすぐられるからだ。
いちご「……」
純「素直じゃないなー、いちご先輩は」
いちご「……」
むすっとした表情をするいちご先輩。
少し言い過ぎたのだろうか?
純「…じゃあ、これはどうですか? 私と一緒に練習するとか」
いちご「純と…?」
純「ね? いいですよね?」
いちご「……一人でするからいい」
純「私と踊りたいんじゃないんですか?」
いちご「……」
純「矛盾しちゃってるじゃないですか、先輩」
いちご「……」
純(たぶん踊ってるところを見られたくないって気持ちもあるんだろうなぁ…)
いちご「……」
純(かわいいなーもう!)
純「私が教えてあげますから、一緒に踊りましょうよ」
いちご「……」
純「……私、素直ないちご先輩の方が好きだなー」
いちご「っ…」
しばらくジーっと先輩を見つめる。
すると、今まで黙っていたいちご先輩の口がようやく開いた。
いちご「本…当?」
純「え?」
いちご「…なんでもない」
純「いちご先輩?」
いちご「教えて」
純「何をですか?」
最終更新:2010年12月03日 03:07