唯「あっ!どころでさ!これは誰の企画なのかな!?」
澪「ああ、それなら…」
律「もうそろそろ来るんじゃないか?」
ガラッ
和「ごめんなさい。遅れたわ。まだ少しやる事が残っていて…」
唯「和ちゃん!!!」
和「あら唯。お誕生日おめでとう」
唯「えへへ…ありがとう」テヘヘ…
和「どう致しまして」
唯「そっかー。和ちゃんが提案してくれたんだ…」
和「ええ。唯高校入ってからすごい頑張ったじゃない。すごい成長したわ」
唯「テヘヘ…」
和「何かに夢中になって頑張る唯楽しそうで輝いていたわ。これからもこの調子でね」
唯「うん。ありがとう。和ちゃん」
和「いいのよ。私がやりたくてやった事だから。気にしないで」
唯「すごい嬉しいよー。みんなもありがとう」ペコ
律「気にするなってー」テヘヘ…
澪「いいんだ」
紬「どう致しまして」
梓「いえ…」
憂「はい♪」
和「それとね。憂達から唯へプレゼントがあるんですって」
唯「わぁ。なになに?」
梓「///」
憂「テヘヘ…」モジモジ
和「その前にもう1人唯におめでとうを言いたい人がいるんですって」
唯「だれだれ?」
和「入って」
ガラガラッ
純「あっ…唯先輩!誕生日おめでとうございます!」ペコ
唯「じゅ、純ちゃん…」
純「あ、あの!梓から聞いたところによるとずいぶんとご迷惑をかけたみたいで!」
唯「あっ!いいんだよ!これからも憂の友達でいてあげてね!」
純「はい!」
和「まぁ、ちゃんと理由はあるのよ」
唯「?」
憂「実は毎週休日は純ちゃんと2人でいたんじゃなくて梓ちゃんと3人でいたの」
唯「ほえ?」
憂「サプライズしたくて、バレないように。だから純と遊ぶって事にしてたの。ごめんね」
唯「う、うん」
梓「唯先輩!」
唯「何?あずにゃん?」
梓「唯先輩にプレゼントしたくて一杯練習したんです」
唯「練習?」
純「そうです!」
梓「憂が先輩に放課後ティータイムの曲を自分で弾いて聞かせたいって言うんです。だから、11月に入ってから3人でずっと練習してたんです」
唯「うい…?」
憂「おねーちゃん…私ね…けいおん部に入部する」
純「私も入部します!」
唯「え?」
憂「だから、けいおん部の事は心配しないで」
唯「憂…」
憂「おねーちゃんは先に桜高からいなくなっちゃうけど…寂しくないよ!」
律「良かったな!唯!」
澪「唯が一番けいおん部と梓の事心配してたもんな」
紬「憂ちゃんや純ちゃんがいれば安心ね」
唯「…ありがとう」
憂「じゃあ、聞いてくれる?」
唯「うん…」
憂「行こ!」
梓純「うん!」
憂「聞いて下さい!ふわふわタイム!」
ジャーン…
唯「…」グズッ…
律「よ!けいおん部!」
澪「うまいもんだな」
紬「上手…」
和「ふふ…」パチパチ
さわ子「これでけいおん部も安泰ね」
唯「…あのね、私も憂にプレゼントがあるんだ…」
憂「私に?」
律澪紬梓純和さわ子「?」
憂「なにかな?」
唯「一昨日、むぎちゃんに歌詞付けてって言われたんだ…それね。憂に届けたい」
律「もう出来たのか?」
澪「まさか」
紬「まぁ」
梓「なんの話しですか?」
唯「一応、曲に乗せて歌えるまでにはなってるから。でも、バラードだったんだけど歌詞乗っける時ギターでアレンジしたら少しアップテンポになっちゃったけど…えへへ…」
律「まじかよ…」
澪「すごい…」
紬「聞いてみたいわ。唯ちゃんの歌詞」
梓「話しが見えて来ない…」
唯「じゃあ、歌うね!」
唯「U&I!!!」
――――――――――――――――――
――――――――――――――
―――――――――
―――――
―――
―
憂「ーーっ!」ウグッ
律「へー。いい歌詞だな」
澪「ああ」
紬「素敵」
梓「すごい」
純「いい曲です!」
和「ふふ…」
さわ子「すごいじゃない!唯ちゃん!」
唯「えへへ…」
憂「ヒッグ…」グズッ…
唯「憂に届いたかな?」
憂「ウウッ…」コクコク
和「唯…」
唯「なに?和ちゃん?」
和「あのね、まだ唯の誕生日を祝いたいって人がいるの」
唯「え?だれ?」
律「なんつーか、今月頭に話しが漏れてさぁ」
澪「いつの間にか広まっちゃって、最初は数人だったんだけど、徐々に増えて行ってさ。授業中に手紙で確認取ったら結局みんな出席に決まってな」
紬「みんな唯ちゃん大好きなの♪」
和「みんな入って来てくれていいわよ」
ガラガラッ ぞろぞろ
佳子「誕生日おめでとうー」
俊美「おめー♪」
ちづる「おねーさんだね♪」
響子「ゆいおめでとう♪」
つかさ「ふふ…おめでとう♪」
エリ「ゆーい。おめでとう♪」
姫子「ゆい♪おめでと♪」
愛「おめでとう♪」
春子「ゆい♪」
しみ「おめでとうございます」
風子「唯ちゃん…おめでとう♪」
信代「唯ー!大好きだー!」
とし美「唯♪」
ちか「唯♪」
キミ子「サプライズだよ♪」
冬美「おめでとう♪」
一子「ゆい♪」
アキヨ「誕生日おめでとう♪」
ますみ「おめでとう♪」
いちご「おめでと」
まき「おめでとー♪」
慶子「おめでとう♪」
未知子「おめでとー♪」
潮「ゆい誕生日おめー♪」
春菜「ゆい♪」
多恵「誕生日♪」
しずか「おめでとう♪」
文恵「おめでとうございます♪」
三花「唯♪」
美子「誕生日おめでとうー!」
夏香「おめでとうー!」
曜子「18才おめでとう」
アカネ「おめでとう♪」
唯「あわわ…みんな…」
律「良かったな。唯♪」
澪「みんな来たいって言うからさ」
紬「うふふ…」
梓「先輩…」
純「すごっ!」
憂「ウグッ…!」ヒグッ…
和「大変だったわ」ふふ…
さわ子「仲のいいクラスだとこと」
~~
―11月10日―
律「唯の誕生日サプライズは憂ちゃん達に任せといて、後は…」
澪「そうだな…ここは…」
紬「こんなのはどうかしら?」
姫子「なんの相談?」クスッ
澪「あー、唯の誕生日が今月なんだ。それで打ち合わせをな」
姫子「ふーん…今月唯の誕生日なんだ…」
紬「そうなの。だから誕生日会を開こうと思ってるの」
姫子「へー…何日?」
律「27日だ」
姫子「ふーん…ねぇ!私も行っていい?」
律澪紬「え?」
姫子「あー…だめかな…?」
姫子「やっぱりけいおん部でやりたいよね…ごめん忘れて」
澪「いや、姫子来てくれ」
姫子「え?でも…」
澪「唯を祝いたいっていう気持ちは私達と変わらないんだし、私達に独占する権利なんてない」
律「そうだな…祝いたいなら来てくれ」
紬「唯ちゃんきっと喜ぶと思うわ♪」
―休み時間―
姫子「27日に唯の誕生日会行くんだけど、唯の欲しい物って信代わかったりする?」
信代「え!?なにそれ!?私も行きたい!」
姫子「え…いや、律か澪に聞いて」
信代「わかった!」
姫子(まずったかな…)
―次の休み時間―
信代「律!私も唯の行っていい!?」
律「ちょ!声がデカい!唯に聞こえらどうすんだ!?わかったから唯にバレないようにしろ!」
未知子「…」
―次の日―
信代「って事で、2人もいい?」
慶子「お願い♪」
潮「楽しそう♪」
律「わかったよ!でも唯には絶対バレないようにしろよ!」
信代「了解♪了解♪」
律「なんだー…?」
未知子「ねぇ、律…」
律「うわっ!なんだよ!」
未知子「私も行っていい?」
律「…ああ」
―そのまた次の日―
風子「ねぇ、りっちゃん…和ちゃんから聞いたんだけど唯ちゃんの誕生日会…」
律「わかった!唯にバレないようにな!」
―休み時間―
未知子「律。多恵も参加で」
律「了解」
多恵「よろしく」
―そのまたまた次の日―
風子「あの…他にも行きたいって子が…」律「どんとこーい!」
美子「お願いします…」
夏香「ありがとう…」
澪「だんだん増えてくな…」
律「このまま行くとまだまだ増えるな…」
紬「お菓子沢山用意しなきゃ」ワクワク
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――――
―
唯「……」フルフル…
憂「ウウッ…!」
律「良かった。唯」
澪「きっと、唯だから出来る事なんだな」
紬「だって唯ちゃん可愛いもの♪」
梓(妬けてきた…)
和「さ!みんな机と椅子を中に入れて。唯達と一緒にティータイムしましょ」
みんな「はーい」ザワザワザワザワ
紬「お茶入れなきゃ!」
憂「私も手伝います!」
純「……私も!」
唯「みんな…本当にありがとう!人生で一番の誕生日だよ!ライブの時や部室でお茶飲んでる時、憂といる時も幸せだし、それに負けないくらい幸せだよ!」
律「結局毎日じゃねーか!」
澪「しまらない…」
紬「私も!」
梓「先輩らしいです…」
憂「おねーちゃん…」キュン
純「憂のおねーちゃんだ…」
さわ子「それが唯ちゃんのいい所ね」
姫子「…クスッ」
未知子「ふふ…」
いちご「さすが唯」
アキヨ「///」
みんな「wwwwwww」
和「まだね。唯におめでとうって言いたい人達がいるみたい」
唯「え?」
律「まだいるのかよ!」
澪「もういい…」
憂(さすが私のおねーちゃん)
紬「お茶追加ね!」
梓「どんだけいるんですか…」
純「もうお腹いっぱいです…」
さわ子「もういんじゃなーい?狭いわよ」
律「まぁ、良かったじゃねーか」
澪「唯、聞いてあげろよ?」
唯「うん!聞きたい!」
憂「良かったね♪おねーちゃん♪」
唯「えへへ」
梓「唯先輩好かれてますね」
和「じゃあ……みんな唯にお誕生日おめでとうって言ってあげて」
おわり
最終更新:2010年12月13日 21:22