紬「はい、梓ちゃんあ~ん」
梓「あ~んっ」パクッ
紬「ふふっ 梓ちゃん、おいしい?」
梓「」モグモグ
梓「はい、とってもおいしかったです!」
律「・・・・・あついねー」
唯「そうだね」
澪「そうだな」
夏も近付くある日、熱いのは気温のせいだけじゃなかった
紬「梓ちゃん、今度は私にも」
梓「いいですよ はい先輩、あ~ん」
紬「あ~んっ」パクッ
澪「律、私たちもやるか ほれ、あ~ん」
律「やらねーよ」
つい先日、前から気になっていたムギ先輩についに告白しました
結果は成功で、ムギ先輩と付き合うことになりました
付き合い始めてからはもう、毎日がえぶりでいです
紬「あら?梓ちゃん、ほっぺにクリームが付いてるわ」
梓「え?本当ですか?」
紬「取ってあげるからじっとしててね・・・」ペロッ
梓「!///」
紬「とってもおいしかったわぁ 梓ちゃん、もう動いていいわ」
梓「どうもです///」
律「はいはい、もうそろそろ時間だし帰ろうぜ」
紬「あら、もうそんな時間?楽しいときは速く過ぎるわね~」
梓「そうですね、名残惜しいですけど今日は帰りますか」
そうして、5人は部室を後にした
紬「じゃあ私こっちだから みんな、また明日ね」
紬はそう言って駅の方へ向って行った
澪「じゃあなムギ・・・・・
あれから毎日、ムギも楽しそうだしよかったな 梓」
唯「二人が幸せそうで、こっちまで嬉しくなるよ
でも気軽にあずにゃんに抱きつけなくなったのは残念だよ~」
梓「別に抱きついてきてもかまいませんよ、先輩とのスキンシップですし」
律「梓もムギも、お互いを信頼してるもんな
そんなちょっとのことで嫉妬はしないだろ」
梓「・・・」
律「あれ?どうしたんだ?梓」
梓「確かに私とムギ先輩は今までよりずっと距離が近くなりました
でも、まだどこかお互いのことでわからないことも多いんです」
澪「まぁ、付き合い始めたばかりだし、そういうもんじゃないか?」
梓「それもそうなんですけど・・・そこで先輩がたに聞きたいことがあります!」
唯「なにかな?あずにゃん」
梓「例えば唯先輩と憂、澪先輩と律先輩のような
お互いのことを完全に信頼できるような関係には、どうすればなれますか?」
澪「え?お互いを信頼できる関係か・・・」
律「確かに私は澪の考えてることは大体わかるけど」
澪「おい/// まあ私も律がどこまでふざけて
どこから本気なのかってくらいはわかるな」
唯「う~ん 憂は私のことを心配してくれたり助けたりしてくれてるね
私も憂を信頼して全部任せてるけど」
律「やっぱり、付き合いが長いからじゃないか?
梓も時間がたてばそのうちわかるようになるって」
梓「そういうもんでしょうか・・・」
唯「そうだ!長い付き合いが必要だったら、一日でも早く、長く付き合えばいいんだよ!」
梓「いや、意味がわかりませんが」
唯「つまりね、一日中一緒にいればもっと相手のこともわかるんじゃない?」
梓「え、それってもしかして」
唯「そうだよあずにゃん!ザ・デート!だよ!」
梓「でーと・・・//」
澪「確かに恋人同士で仲を深めるのにはデートが最適か」
律「言われてみればそうか 梓、学校以外でムギと会ったりしてるのか?」
梓「いえ、まだ付き合い始めたばかりですし、夜にメールや電話をするくらいしか」
唯「もうそろそろいい頃だよ!デートしよう!」
澪「そうだな、距離を縮めたいんだろ?デートしてみたらどうだ」
梓「そうですね・・・今夜、電話で誘ってみます!」
律「おう!そのいきだ梓!」
梓「先輩がた、ありがとうございます! それじゃ、私の家はこっちですので」
澪「ああ、梓 がんばれよ」
澪「・・・唯、律」
唯「うん」
律「わかってるよ」
澪唯律「「ふふふふ」」
その夜
梓「・・・」ドキドキ
「・・・」ピッピッ
「・・・」プルルル
紬「はい、紬です」
梓「梓です!夜遅くにすいません、ムギ先輩」
紬「こんばんは、梓ちゃん 私は大丈夫だけどどうしたの?
また私の声が聞きたくなった?ふふっ」
梓「いえ、それもあるんですが///
今度の土曜日暇ですか?」
紬「え?空いてるけど何かしら」
梓「あの・・・二人っきりでお出かけしませんか?」
紬「あら、それってもしかしてデートのお誘い?」
梓「ええ、そうです デートしませんか///
そろそろ私たちの仲をもっと深めたいと思って」
紬「いいわよ、デートしましょう 実は私も同じことを思ってたの」
梓「よかったぁ ありがとうございます!
それと、プランなどはこちらで考えておきますので」
紬「梓ちゃんがエスコートしてくれるのね! 素敵
じゃあお願いするね 素敵なデートを期待してるわ///」
梓「どうも!それじゃ、おやすみなさい」
紬「ええ、おやすみ 梓ちゃん」
ついにムギ先輩とデートすることになった
一応アドバイスや背中を押してくれた先輩がたには報告した
3人とも「おめでとう、がんばってね」と笑顔で励ましてくれた
そんなこんなで土曜日 デート当日
紬(梓ちゃんからデートに誘ってくれてうれしいわ
ふふっ 楽しみすぎて予定より30分も早めに着いちゃった
梓ちゃんが来るまでなにして・・・・・・あれ?)
梓「あ、ムギせんぱーい こっちですよー」
紬「梓ちゃん!?ごめんね、待たせちゃった?」
梓「大丈夫ですよ 私も今来たところですから」
紬「本当に?」
梓「ええ、それに約束の時間より前なのにムギ先輩も来てるじゃないですか」
紬「うふふ、それもそうね デートが楽しみで少し早めに来ちゃった♪」
梓「私もですよ ムギ先輩、今日は楽しみましょうね」
紬「さあ、梓ちゃん!どこへ連れて行ってくれるのかしら?」
梓「まずはお昼も近いですし、カフェでお話でもしましょう」
紬「素敵ね じゃあ梓ちゃん、行きましょうか」
梓「はい! ・・・・・ムギ先輩、手、つないでもいいでしょうか?」
紬「いいわよ!だって私たち、恋人同士ですもの」ギュ
梓「!///」ギュ
二人は手をつないで、幸せそうに歩き出した
そして、その姿を後ろで見守る(尾行する)者がいた
律「お、手をつないだぞ」
澪「二人とも、なかなかいい感じだな」
唯「ほらほら、早く行かないと見失っちゃうよ」
憂「お姉ちゃん・・・何で私たちまで尾行してるの?」
唯「憂はあずにゃんの恋の行方が気にならないの?」
憂「それは、気になるけど」
律「ならいいじゃん 3人より多い方が楽しいって」
和「多ければその分、バレやすくなるんじゃないかしら」ハァ
純「でもあの梓がムギ先輩とねぇ」
さわ子「いいんじゃない?これぞ青春って感じ!」
純「で、あなたは誰ですか」
斎藤「申し遅れました、私、琴吹家で執事をやっている斎藤という者です
本日は紬お嬢様のお出かけを見守るため、みなさんと同行させてもらいます」
唯「うん、大丈夫だよ ほら、ほんとに見失っちゃうから早くいこっ」
…
紬と梓は昼食を取りながら、話を続けた
難しい話や、凝った話ではなく、いつも部室でするような話
でも、そんな話も二人きりだといつもより面白く感じられた
梓「あっ!もうこんな時間!ムギ先輩、そろそろ行きましょうか」
紬「そうね、楽しかった~ 次はどこへ連れて行ってくれるの?」
梓「次はですね、そろそろ夏も本格的に暑くなりますし、服を一緒に買いませんか?」
紬「いいわね 私、梓ちゃんと服を買うのが夢だったの~ なんちゃって」テレッ
梓「なんですかそれっ」クスクス
…
律「やばっ こっち来る 隠れろ!」
紬と梓は律たちに気付かずに通り過ぎる
律「あぶなかった~」
純(大人数の尾行って面倒だなぁ)
服屋
紬「わぁっ 梓ちゃんかわいい!その服、とっても似合うわ」
梓「ほ、ほんとうですか?///」
紬「嘘なんて言うわけないじゃない 素敵よ」
梓「そこまで言うなら、この服にします」
梓の服は、少々地味目ではあるが露出は少なく
小柄な梓の体を引き立てるつくりであった
梓は店内の小さな更衣室で試着した服を脱ぎ、カゴに入れた
そして自らの服を着て更衣室を出た
紬「ふふっ じゃあ梓ちゃん、次は私の服を選んでくれる?」
梓「もちろんです!」
二人は少し、店の中を歩き回り
梓「あ、これなんかどうでしょう」
紬「どうかしら、とりあえず来て見るわね」
今度は紬が更衣室に入り、試着をする
少しして小さな更衣室のカーテンが開いた
紬「どうかしら」
梓「う~ん、着てみたらいまいちでしたね」
紬「やっぱりそうかしら、別の服をお願いできる?」
梓「わかりました、ちょっと待っててください」
紬「おねがいね♪」
そう言って紬はカーテンを閉めた
梓「どれがいいか・・あ、これは絶対に似合う!
うんうん、いい感じ、早くムギ先輩に着てもらおう!」
梓はいままでにない服のチョイスに感動と興奮をした
まさか自分がこんな最高の服を選ぶことができるなんて!
だが、それがいけなかった
早く着てもらいたかった梓は勢いよく更衣室のカーテンを開けた
梓「ムギ先輩!これなんて・・っ!」
紬は先ほど試着した服をちょうど脱いだところで、下着姿だった
紬「きゃっ梓ちゃん・・//」カァ
梓「すいませんでした!!!」
梓は開けた時と同じ勢いでカーテンを閉めた
梓「な、何?このお約束的ハプニング///」カァァ
梓「いや、私が悪いんだけど・・・」
梓の脳裏にはさっきの光景が浮かぶ
決してスレンダーではないが、健康的な女子高生らしい肉つき
お嬢様らしい少しセクシーな下着
梓とは比べ物にならない豊満な胸
梓「ぐっ 思い出しただけで鼻血が//」ボタボタ
梓が鼻血を拭いていると更衣室から紬が出てくる
紬の方もまだ顔が赤い
紬「梓ちゃん、鼻血が出てる!大丈夫?//」
梓「だ、大丈夫、です!それよりこの服を!絶対に似合うと思うんです!」
紬「わかったわ 着てみるね//」
梓(ちょっとお手洗いに行かないとだめだ)
梓は鼻血で汚れた手を拭くためにお手洗いに行った
そして梓がお手洗いから戻ってくると・・・
梓「!ムギ先輩!綺麗です、素敵です!私の目に狂いはなかった!」
紬「そんな、恥ずかしいわ///」
おっとりとした雰囲気の漂う紬に合った主張しない色
首元は少々空いているが梓の服と同じく露出は少なめ
それでいて通気性も悪くなく、アクセント気味についたフリフリもかわいげがあった
梓「もうそれに決めましょうよ!いいですよね」
紬「ちょっと恥ずかしいけど、そこまで言うのならこれにしましょう」
二人はお互いが選んだ服を買って、店を後にした
紬「さて、次はどこに行くの?」
梓「次はですね、デートの定番!映画館です」
紬「わぁ、私、DVDやブルーレイ以外で映画を見たことがなかったの
映画館で映画を見れるなんて感激だわ!」
梓「相変わらず感動どころが謎ですけど、喜んでもらえてよかったです」フフッ
紬「ふふふっ・・・!」
梓「どうしました?」
紬「いえ、何でもないわ さあ行きましょう」
紬(今の人影、ひょっとして)
最終更新:2010年12月15日 00:59