朝6時、憂のベッド
唯「ういー!」
憂「んっ…?お姉ちゃん…?」
唯「ういーー!」
憂「えっ…?どこにいるの?」
唯「ここだよー!!」ツンツン
憂「えっ…」ゴソゴソ
唯「ぷはぁ」
憂「お姉ちゃん!?」
唯「おはよー、うい」チョコン
憂「お、お姉ちゃん!?なんでこんな小さく…」
唯「め さめたらちっちゃくなってた!」
憂「…かわいい//」
唯「えへー」
憂「でもどうして?」ツマミッ
唯「わー!?おろして、おろして」
憂「あ、ごめんね…」トン
唯「ふぅ」チョコン
憂「大丈夫?」
唯「うん!元気元気!」
憂「でもどうしよう…」
唯「う~む…」
グゥゥ
憂「?」
唯「おなかすいた…」
憂「今から用意するね」
唯「はーい」
憂「じゃあ…どうしよっか」
唯「憂の頭に乗る~」
憂「えっ…大丈夫かな」
唯「乗っけて~」
憂「うん…」ヒョイッ トン
唯「わ、わ、」グラグラ
憂「いててて…」
唯「ごめんごめん、髪引っ張っちゃった」
憂「気をつけてー」
唯「うん」
憂「動くよ?」
唯「おー!しゅっぱつー!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
憂「お姉ちゃーん」
唯「いるよー」
憂「落ちないかな…」
唯「任せなさいっ」
憂「うん…じゃ、階段下るよ」
唯「こいっ」
憂「そーっと…」トントン
唯「おぉ…おぉ……」
憂「よっと…お姉ちゃん大丈夫ー?」
唯「大丈夫ー!」
憂「到着ー」
唯「ふぅ~…」
憂「じゃあこれから用意するけど…頭の上にいるの?」
唯「うん!」
憂「ちゃんとつかまっててね」
唯「はーい」
憂「そーっと動かないとね…」
唯「…」
唯「あ……うい?」
憂「なに?」
唯「おトイレ行きたい…」
憂「えぇ!?」
※
憂「トイレって言われても…」
唯「ういー、早くしないと漏れちゃうよー」
憂「トイレに連れて行くのはいいけど、その後どうするの?」
唯「え?こうやってトイレにまたがって」
憂「今の身長じゃ無理だよお姉ちゃん…」
唯「あ、そっか!」
憂「間違って落ちたら溺れちゃうよ?」
唯「んじゃ、憂が手伝ってよ」
憂「えええっ!?私が?」
唯「そうそう。ほら、小さい子におしっこさせる時にお母さんがするじゃん」
憂「…シーッ、って?」
唯「そうそう。シーって」
憂「さ、さすがにそれは…」
唯「でもこのままじゃ漏れちゃう!ういー!」
※
憂「そんなこと言っても……あっ、良い方法があった!」
唯「うー、漏れちゃうよー」プルプル
憂「はい、お姉ちゃん! コレにシーッしよ?」
唯「う、うい? コレはペットボトルですよー? 恥ずかしい…」モジモジ
憂「めっ! そんなこと言わないの! サイズ的にはピッタリのはずっ」
唯「うー……あ、本当だ! うい、見ちゃダメだよ!」チョコン
憂「うん、お姉ちゃん」
唯「ふー……」シーッ
憂「お姉ちゃん、学校どうするの?」
唯「うーん、こんな姿で行くのは変だし……休もうかなー」
憂「そっか、じゃあ電話するねっ」
唯「ありがとう、ういー」
憂「じゃあ私、学校行くね? 危ない事しちゃ駄目だよ?」
唯「しないよー」
憂「(心配だよ、お姉ちゃん……)っと、私もトイレトイレ……」パタパタ
唯「……!(ひらめいた!)」フンス
梓「憂、おはよー。今日は遅かったね?」
憂「うん、色々あってねー」
純「それはそれとして、憂ー宿題見せてー?」
梓「純ってばソレばっかだね」クスッ
純「うー……しょうがないじゃん、難しいんだもん!」
憂「あはは、ちょっと待ってね」パカッ
唯「ういー」パァッ
憂「」パタン!
梓「あれ? 今、唯先輩の声が」
純「え? そう? 梓ー唯先輩の事考えすぎちゃって空耳が……」ニヤニヤ
梓「そ、そんなに考えて無いし!」アセアセ
純「へー、考えてるんだー」
梓「っ! もう、純っ!」
憂「お、お姉ちゃん何でココに?」ヒソヒソ
唯「家に居ても暇だし……潜入してみました!」フンス
憂「お姉ちゃん、静かにしててね?(教科書で潰れて無くて良かった……)」ヒソヒソ
唯「りょーかいー」ヒソヒソ
憂「はい、純ちゃんノート」
純「おっ、サンキュー憂っ!」
梓「もう、憂は甘いなぁ」ハァッ
授業中!
純「ふぁ……(眠いなー)」チラッ
憂「……」カキカキ
純「(憂は偉いなー……ん? 憂の鞄から何か…)」
唯「(よいしょ、よいしょっと。中は暑いなぁ……)ふぅ。あっ、純ちゃんやっほー」
純「(あー、眠いから幻でも見てるのかなーうん。寝よう)」
唯「?(寝ちゃった……そうだ! ういを驚かしちゃえー)」ヨジヨジ
憂「ふぅ……」
唯「ういー」ピョコン
憂「っ! お、お姉ちゃん駄目だよっ! めっ!」ヒソヒソ
唯「うぅ……だって暑いんだもん…ポッケに入れてー」ヒソヒソ
憂「う、うん…よいしょっ」ヒソヒソ
唯「わーい」キャッキャッ
憂「はぁ……(お姉ちゃん自由すぎだよ…心配…)」
※
唯「うっ……ポッケもあちぃ…」
憂「お、お姉ちゃん動いちゃだめっ」ヒソヒソ
唯「でも~…」
純「(なんか寝れない……)」チラッ
純「(…憂のポケット、めっちゃ動いてる……)」
憂「ぁぁぁ…」
唯「んしょ、んしょ」
キーンコーン カーンコーン
憂「(やった、終わった!)」ダッ
タッタッタッ ガラガラガラ ピシャン!
純「…何を慌ててるんだろ、憂は」
トイレの個室
憂「お姉ちゃん…」
唯「ぷはぁ…やっと出られた」チョコン
憂「…」
唯「うい、おこってる?ごめんね…」
憂「く……怒ってない、怒ってないよお姉ちゃん」
唯「邪魔になっちゃうから…私帰るね」
憂「どうやって帰るの?」
唯「歩いて」
憂「つ、潰されちゃうよ!!」
トントン
梓「憂?」
憂「あっ……」
唯「あずにゃーん!」
梓「え、唯先輩!?」
憂「お姉ちゃんちょっと我慢してっ」ヒョイ グイ
唯「うぐっ」
ガチャ
憂「あ、梓ちゃん?」
梓「あれ?今、唯先輩の声がした気が…」
憂「そ、そうかなぁ?気のせ」
唯「ここだよー!」ヒョコ
梓「!?」
憂「わ、わ、」
唯「どうもどうも~」
梓「な、な、なんで唯先輩が憂のポケットから顔を出してるんですか!」
唯「あずにゃん落ち着いて」
憂「う…」
梓「どうなってんのよ…」
憂「実はね…」
憂は事のあらましを梓に話した
最終更新:2010年12月19日 21:14