律「おじゃましまーす」

唯「ささ、あがってー。どぞどぞー」

律「……なにニヤニヤしてんだよ。今日はDVD見にきただけだかんな」

唯「えへへー……あのね今日ね、今日ね、実はぁー……ぐふ、この家誰もいません!」

律「わー」

唯「あれ、テンション置いてけぼりな感じだね」

律「絶対なんか企んでるじゃんか」

唯「え、ダメ?」

律「否定しないのな。まあ……いいや、とりあえずDVD見ようぜ?せっかく借りてきたんだし」

唯「あ、うん。部屋こっちね」

律「はいよ」


……


律「……」

唯「……」

律「……唯」

唯「何?」

律「近い」

唯「そうかなあ」

律「腕にしがみついといて、近くないこたないだろ」

唯「んへへ」

律「もー、聞こえないだろ?」

唯「ほいっ、一時停止!」

律「あっ!何すんだよ!」

唯「ね、りっちゃん。……私ね、もう無理。ちょっとだけ、ね?」

律「……絶対こうなると思ったよ」

唯「へへ。りっちゃん、ちゅー」

律「はいはい、ちゅー」

唯「ね、りっちゃん……」

律「ん……どした?」

唯「……服、脱ごっか」

律「はっ!?なんで?」

唯「いっつも部室とかでだと、そういう……ね?できないでしょ?こういう時じゃないと……」

律「ま、まじで……?」

唯「絶対そのほうが気持ちいいよ」

律「でも……」

唯「脱がすね……」

律「あ!ちょっ……ばか……」

唯「はあ……りっちゃん……!りっちゃん……!」

律「唯っ……!ほんと……ちょっと待っ、て…………待ってってば!!」

唯「待って、って……ど、どのぐらい!?どのぐらい待ったらりっちゃんの体舐めてもいい!?」

律「いや、そういう問題じゃ……」

唯「……?」

律「そういう事なら、さ……先に、シャワー借りたいんだけど」

唯「……はー……なんか、その台詞えっちだね」

律「うるせ」

唯「へへ。お風呂こっちだよ」

律「おー」

律「(あ、手つないで連れてくんだな…………くそっ、可愛いな)」

唯「はいっ、到着」

律「……風呂でっかいな」

唯「でしょ?ちょっと自慢なんだぁー。…………あんね、これ2人でも余裕で入れるんだよ?」

律「……」

唯「……あのー……でね?りっちゃんさえ良ければ、その……」

律「はあ……いいよ。一緒に入ろ」

唯「へぇっ!?ほ、ほんとに?」

律「……順番に入ってたら、ほら……時間かかるだろ」

唯「……そんな早くイチャイチャしたいの?」


律「ばっ……!ちげーし!それに、風呂なら合宿の時にも入ってるから別に今さらどうって事ないし!」


唯「それもそだねー。じゃ、入ろっか」

律「お湯は?」

唯「もう張ってる」

律「用意良すぎだ」

唯「ほらっ、脱いで脱いで」

律「わかってるって」

唯「ふふん」

律「……」

唯「……」

律「…………あの……唯さん」

唯「なあに?」

律「そんなガン見されると……その……脱げないんですけど……」

唯「えー?お風呂入るんだよ?脱がなきゃ入れないじゃん」

律「わかったよ……」

唯「わ、そのパンツ可愛いね。もしかして私に見せるために履いてきてくれた?」

律「んなっ!?……わけねえだろ……?」

唯「なあんだ。……でも、脱いでるとこ見てるとあれだね。興奮するね」

律「すんな」

唯「ほら、ブラも……」

律「はいはい……よっ……と」

唯「ああ……もう、りっちゃん、ごめんっ」

律「ばか!今抱き付くなって!」

唯「ごめん!ちょっとだけ!ちょっとだけだから!ね?」

律「もー……」

唯「はー……りっちゃんの匂いだー」

律「……なんで脱衣所でお互い裸で抱き合ってんだよ」

唯「えへへ……いいじゃん、私今超幸せ」

律「……なら、いいけど。ほ、ほらっ、もうお風呂入ろ?」

唯「あ、うん。よい、しょ……」

律「抱き付いたままでかよ!動きにくいっての……」

唯「ざばーん、っとー」

律「ほんと広いな」

唯「でしょ。あ、あひる浮かべる?」

律「いや、浮かべんでいい」

唯「なんかテンション上がっちゃうよ。私りっちゃんと2人っきりでお風呂入ってるよー」

律「……いちいちそういうの口に出さなくていいから!」

唯「あ、嬉しい?」

律「嬉しいっていうか……恥ずかしいっていうか、なんて言っていいかわかんない……」

唯「りっちゃん……ああー、もう!りっちゃん!りっちゃん!」

律「くーるーしーいーって!」

唯「んへへ……ね、ちゅーしよ」

律「え、おう」

唯「んっ」

律「……」

唯「なんか最近キスは普通にしてくれるようになったねえ。最初の頃は超嫌がってたのに」

律「それは……断ってもどうせ唯が無理矢理するからだろ?」

唯「えー、絶対それだけじゃないよー。ちょっとキス好きになってるでしょ」

律「……違う」

唯「えー」

律「ちょっとじゃねーよ…………キスだけなら、もう……普通に好きだよ……。唯のせいだかんな……」

唯「りっちゃん……その台詞、天然で言ってるなら天才だよ。どんな人でもおとせるよ」

律「うるせっ」

唯「りっちゃん……」

律「むおっ!?ちょ、唯……どこ触ってん……」

唯「んー。おっぱい。ちっちゃいね」

律「や、めろって……」

唯「ごめん、今めちゃくちゃえっちな気分だからやめらんないよ……」

律「そんな……」

唯「ね……こっち向いて」

律「はい……」

唯「りっちゃんエロいよ」

律「いちいち言うなって……」

唯「いっぱい舐めたげるね」

律「うん……あ」

唯「やー、今日は全身舐められるよー」

律「(全身舐められちゃうのか……どうなっちゃうんだろ私)」


………
……


唯「ここは?」

律「気持ちいい……」

唯「じゃ、ここは」

律「あっ……うん、いい」

唯「ここ」

律「ふ……あっ」

唯「ほほわ?」

律「うあっ!……好き、かも」

唯「りっちゃん……全身弱いんだね」

律「疲れた……」

唯「でも、やっぱりおっぱいが1番反応いいね」

律「はん……や……力入んなくなるから、やめ……」

唯「可愛いよ。りっちゃん」

律「はあ……はあ……唯ぃ……」

唯「え!あ……はは、珍しいね……りっちゃんから抱き付いてきてくれるなんて……」

律「ダメだ、私……。こんなんされて、唯のこと……」

唯「……?私のこと?」

律「ちょっと…………好きになりそう」


律「キスしよ……」

唯「…………うん」

律「なあ、唯……私も唯の体触ったりしていいか?」

唯「もちろん」

律「ありがと。……唯、胸おっきくなったよな」

唯「揉んでいいよ」

律「やらけえ……私もこんぐらい欲しいな」

唯「りっちゃんはこの大きさのほうが似合ってるよ?ほら」

律「嬉しくない……っていうか、今は私の番……だろ?もう……ダメだって」

唯「うーん、でもやっぱり……私はりっちゃんの可愛いとこを見てたいし……」

唯「悪さできないように腕縛っちゃおっか……」

律「えっ……?唯、何言ってんの?」

唯「りっちゃんの腕縛って色んなとこペロペロしたら、抵抗できなくてもっと可愛い反応してくれるかなーって」

律「やだやだ!そんなのこえーって!」

唯「試しに!試しに1回やってみよ?嫌ならすぐほどくし!私、紐かなんか取ってくるね!」

律「ちょっと!唯!………………まじかよ……」


……

唯「紐あったよ!」

律「お前、全裸で家中バタバタしてたのかよ」

唯「愛故にです!」

律「歪んだ、な」

唯「えへへ。……じゃ、早速……」

律「ほ、ほんとにすんのか?」

唯「あ……ほんとに嫌なら……やめる、よ?」

律「(めちゃくちゃやりたいって顔して……強がりやがって)」

唯「ど……どう、かな」

律「唯……私の事、好き?」

唯「……!!うんっ!もう大好き!ほんと好き!」

律「そっか……うん。じゃあ……いいよ、しても」

唯「(キュン死にする)」

律「唯……ちょっと痛いんだけど。きつい」

唯「我慢して。これぐらいしないとほどけちゃうでしょ」

律「……なんか、いつもて雰囲気違うぞ。ちょっと怖い」

唯「ふっふっふ。りっちゃん縛ってたら、なんか意地悪な気持ちがずんどこ湧いてきたのです」

律「ずんどこ?」

唯「よいっ……しょ。はいっ!でーきまーしたー」

律「これ、ほんとに動かせないじゃん……。唯、やっぱり……」

唯「ダメ。もうちょっと我慢。怖くないから」

律「…………うん」

唯「優しくするからね。はい、ちゅー」

律「んっ(唯にキスされると、安心するようになっちまったな……)」

唯「触るね」

律「おう」

唯「…………」

律「下かよ……」

唯「ずっと触ってもらいたかったくせに」

律「ちが……」

唯「抵抗できなくて、むしろ好都合なんじゃない?」

律「違うもん……」

唯「手が自由だったら……色々気にして、やめさせちゃうもんね」

律「それは……」

唯「そうだよね?」

律「………………うん……」

唯「りっちゃん」

律「ん……?」

唯「あの……ここ、さぁ……」

律「……言うな」

唯「とろっとろなんですけど」

律「言うな、って……!」

唯「もうちょっと奥までしても大丈夫そうかな」

律「ゆっくりな……ゆっくり」

唯「はいはい、ゆーっくりー…………」

律「は……あ……あー」

唯「速く」

律「んんっ!!えあ……ん、ばか……」

唯「ごめんごめん。じゃ、ゆっくり抜くから」

律「はあぁ……はあ……!あっ!ああっ!」

唯「うわわっ!危ない危ない!……腰抜けちゃった?」

律「……うん……みたい……」

唯「まあ、やめないけどねー」

律「ちょっと!タンマタンマ!……んあ……」

唯「ここ引っ掻かれるの好きなんだね」

律「うん……うん……!好き!唯、好き!」

唯「やっぱり縛って正解だったね」

律「……?」

唯「体よじってね、必死で気持ち良さから逃げようとしてるりっちゃん見れたから」

律「なんちゅう恥ずかしい事言ってんだ、ばか……」

唯「えへへ」

唯「それに」

律「あっ」

唯「こうやって手上げたら……ほら、腕から脇腹にかけてのラインが」

律「い、いちいち言わないでくれ……」

唯「超きれい」

律「ひあっ」

唯「縛ってないと……こうやって脇も舐めたりできないし」

律「く……くすぐったいって唯……」

唯「でも興奮しない?」

律「……」

唯「興奮しない?」

律「……する」

唯「素直になってきたね」

律「……」

唯「素直になれたご褒美、あげよっか」

律「ご褒美?」

唯「いかせてあげよっか?」

律「……」

唯「んふふー。りっちゃん、いかせてほしいって顔してる」

律「うん……」

唯「ね、ちゃんと言って?」

律「…………ご褒美、ください……」

唯「ほ、ほんとに言うんだ……」

律「なっ!?唯が言えって……!」

唯「あはは……嘘嘘。よく言えました。ご褒美、あげるよ」

律「うん……唯、好き」

唯「私もりっちゃん大好き」

律「へへ…………な、なあ、はやく……」

唯「はいはい」


唯「耳、好きでしょ」

律「う、うん」

唯「首も」

律「……あ」

唯「わき」

唯「乳首も弱いよね」

唯「おへそとかも」

唯「で……ここ」

律「……はっ……は……あ、あ……」

唯「でも……」

律「んっ……唯……」

唯「りっちゃんが1番好きなのはキスだよね」

律「うん……」

唯「いっちばんすごいやつしたげる。いっっちばん濃いキス」

律「うん……あ、ん……」

………

……


律「う…………あ……はぁ……はぁ……!」

唯「はい……よく頑張ったね。りっちゃん」

律「はぁ……はぁ……ゆ、唯……手……」

唯「ああ、はいはい。ほどくね…………うわ、擦れて赤くなってる」

律「あ……?ああ……大丈夫、これぐらい……」

唯「ごめんね……痛かったね……舐めたげるから……」

律「わっ。いや、唯?ほんと大丈夫だぞ?見た目ほど痛くないし……」

唯「んーん。縛るのも元々私のわがままだし……ごめんね……こんなに好きなのに……」

律「唯……」

律「唯、私も唯好きだよ。それに……その、なんだ……縛るのもさ、正直、き……気持ちよかったし?」

唯「りっちゃん……」

律「だからそんな顔すんなって。なっ?」

唯「…………えへへ、りっちゃんがえっちな女の子で良かった!」

律「あ!調子乗んな!このやろー!」



風呂編 終わり



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最終更新:2010年12月29日 20:58