澪ママ「うん」
澪「どこから!?」
澪ママ「澪ちゃんがりっちゃんに舌打ちしたところから見てたわ」
律「最初じゃん!」
澪「う、う、うわああぁぁぁぁぁっぁあん!!!」
律&律ママ「」
キーンコーンカーンコーン・・・
澪ママ「どう?私よりも澪ちゃんを大泣きさせられる人なんていないのよ」ドヤッ
律&律ママ(なんかよくわかんないけどこの人ヤバい!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先生「で、こうなるのです」カキカキ
律ママ(あれが澪ちゃん・・・確かに律がちょっかい出したくなるのもわかるわ・・・お姫様みたい)
澪ママ(あれがりっちゃん・・・澪ちゃんが嫌がるのもわかるわ・・・好きな子にちょっかい出す男の子みたい)
先生「で、ここは・・・わかる人いますか?」
澪ママ(!?澪ちゃん、チャンスよ!)
律「はい!」
澪ママ「・・・」チッ
先生「では、田井中さん」
律ママ(律!?頑張って!)
律「わかりません!」
律ママ&澪ママ「」
律「だけど澪ちゃんならわかると思います!」キリッ
澪「」
澪ママ(なんというキラーパス)
律ママ(律ったら、澪ちゃんのこと大好きなのね。きっと)
先生「では秋山さん」
澪「ふぇ・・・え・・・?」
律「・・・」ビッ
澪(なに笑顔でサムズアップしてんだアイツ)イライラ
先生「ここには何が入りますか?」
澪「えっと・・・」
澪ママ(澪ちゃん!頑張って!)
律ママ(うわぁ・・・澪ちゃんまた泣き出しちゃいそう・・・)ハラハラ
澪「めしべ、だと・・・思います」
先生「そうですね。めしべですね」
澪「・・・」ホッ
律「すごぉい!澪ちゃんやっぱすっげぇー!!」
澪(マジ誰かあいつ黙らせろ)グスッ
律ママ(律、やりすぎ。やりすぎよ)ハラハラ
澪ママ(あの子、あれがわざとならなかなか将来有望ね)
先生「そうですね、さすが秋山さんですね」
律ママ(って、なに先生も乗っちゃってるの!?澪ちゃん泣くよ!?泣いちゃうよ!?)
澪「別に、そんなことないです」
律ママ(と思ったら割とクールだったよ!)
先生「それでは次・・・ここには何が入るかわかりますか?」
澪「・・・」スッ
律&澪ママ&律ママ&先生「!!?!?!?!?!?!?!?」
澪ママ(澪ちゃん・・・!偉いわ!自ら挙手だなんて・・・!!)
律ママ(え、なんで!?澪ちゃんどうしたの!?)
律「み、み、み、澪ちゃんが手を上げた・・・!」
先生「・・・で、では・・・男くん。答えてみて」
澪「」
男「おしべです」
律&律ママ&澪ママ「って、そこは普通澪ちゃんに当てるだろぉ!!?」
先生「では、次。ここには何が当てはまるかな?」
澪「・・・」スッ
律「また・・・!?」
澪ママ「今夜はお赤飯ね・・・!」
律ママ「必死に手を挙げる澪ちゃん可愛い」
先生「では、秋山さん」
澪ママ「きたぁ!!」
律「澪ちゃん頑張って!」
澪「その答えは・・・りっちゃんならわかると思います・・・」
律「」
澪ママ「やり返した!?」
律ママ「なんと」
先生「・・・では田井中さん」
律「知らないよ!?」
澪「答えなよ」
律「澪ちゃん!?」
律ママ(もしかしなくても澪ちゃん怒ってる!?)
澪ママ「澪ちゃんがあんなに怒ってるところ、見たことないわ!私が一番最初に怒らせたかったのに・・・!りっちゃんめ・・・!」
律ママ「この人やっぱアブないわ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン・・・
律ママ「あ、あの・・・」
澪ママ「はい?」
律ママ「いつも律がお世話になっています」
澪ママ「お世話っていうか泣かされてるだけみたいだけど・・・」
律ママ「うっ」ギクッ
澪ママ「でも、人見知りな澪ちゃんにいつも話しかけてくれてるのよね」
律ママ「え、えぇ・・・ごめんなさいね。澪ちゃんのこと大好きみたいで」
澪ママ「わかるわ。こちらこそ、お世話になっています」
律ママ「え、あっと、あはは」
先生「それでは・・・本日はお忙しい中お集まりいただいて、誠にありがとうございました」
ザワザワ・・・
律「おかーさーん!」
律ママ「はいはい?」
律「この間話しただろー!?見てってよ!」グイグイッ
律ママ「ちょっと、引っ張らないでよー」
澪ママ「?」
律ママ「で、これがそのアサガオなの?」
律「おう!これが私のね」
澪ママ「こんなの育ててたの?知らなかったわ」
律「えっと、澪ちゃんのはねー・・・」
澪「・・・」
律「あの、本当にごめんね」
澪「いいよ、もう」
律「怒ってる?」
澪「・・・」
律ママ「何があったの?」
澪ママ「あ、澪ちゃんの見つけた」
律ママ「え?」
澪ママ「あれじゃない?秋山って・・・」
律ママ「土しかないじゃない」
律「私が水あげすぎて腐っちゃったんだ・・・」
律ママ「お前トラブルメーカーにも程があるだろ」
澪「いいよ。全然怒ってないよ。正確には水のあげすぎでやっと出てきた芽が流れて気づいたら皿のところに落ちてたんだけど気にしないで」
律「絶対怒ってるじゃん!!」
律ママ「っていうかどう考えてもそれはあげすぎでしょ、わからなかったの?」
律「だって・・・澪ちゃんのアサガオ、立派に育って欲しかった・・・」シュン
澪「だから私は怒ってないよ・・・?」
律「うん・・・」シュン
澪ママ「りっちゃんは優しい子なのね・・・」ジョボジョボジョボ・・・
律ママ「・・・ごめんね、澪ちゃん。私からも謝るわって何やってんの!?秋山さん!!」
澪ママ「りっちゃんのアサガオ育ててあげようと思って」
律「やめて!あさがお死んじゃう!やめて!」
澪「私は止めないよ」
律「やっぱ怒ってんじゃん!!」
ある日
澪ママ「おかえり。今日は遅かったのね?」
澪「うん、ちょっとりっちゃん家で遊んできたんだ」
澪ママ「そうなの?(あれ・・・?なんか・・)」
澪「明日、なんだか頑張れそうな気がするよ」
澪ママ「明日・・・作文読むのよね?昨日まであんなに嫌がってたじゃない」
澪「あぁ、だけど、もう大丈夫だ。りっちゃんのお陰で元気出たから」
澪ママ「あら、よかったじゃない。・・・ねぇ。その喋り方、どうしたの?」
澪「これは、りっちゃんが・・・」
澪ママ「そう。その、りっちゃんみたいな喋り方になってるわよ?」
澪「あぁ。りっちゃんがこうしてれば強く見えるって教えてくれたんだ」
澪ママ「」
澪「まま?」
澪ママ「
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ 審議中
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
」
澪「ねぇその猫どこから拾ってきたの」
澪ママ「
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ∧,,∧ ∧,,∧ u-u (l ) (∧,,∧ ∧,,∧
`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ 審議中
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u' `u-u'. `u-u'
」
澪「増えちゃったよ」
澪ママ「
゚・ *: : *・
*・ ゜゚・ * : .。. .。.: *゜
* ・゜ ゚・ *: . .。.: *・ ゜゚ ・ * :..
。. ・ ・*:.。 ∧,,∧ .∧,,∧ .:* ・゜
∧∧(´・ω・`)(´・ω・`)∧∧
(´・ω・`).∧∧) (∧∧(´・ω・`) 採用!
| U (´・ω・`)(´・ω・`) と ノ
u-u (l ) ( ノ u-u
`u-u' `u-u'
」
澪「何が!?」
澪ママ「いいわ、悪くないわ。そのギャップも悪くないわ」
澪「え?え?」
澪ママ「それにしても、りっちゃん色に澪ちゃんが染められちゃうなんて・・・!」
澪「どうしよう、ままが何言ってるかわかんない」
澪ママ「これからはそのキャラ付けでいくのね?」
澪「キャラ付けって何」
ある日~学校にて~
澪ママ「あら、田井中さん」
律ママ「秋山さん、お元気?」
澪ママ「えぇ。昨日も旦那とハッスルよ」
律ママ「それは報告しなくても結構です」
澪ママ「ここの方が見やすいかしらねぇ?」
律ママ「実は前の方に席をとってあるの。一緒にどう?」
澪ママ「あら、いいの?」
律ママ「もちろん、澪ちゃんは何の役だっけ?」
澪ママ「裏方でセットを片付けたりするらしいわ」
律ママ「へぇ、こんなこと大きい声では言えないけど、澪ちゃんがお姫様役じゃなくて残念だなって思っちゃったのよ」アハハ
澪ママ「私もそう思う」
律ママ「素直っていうか無茶苦茶正直だな、あんた」
澪ママ「でもいいの。なんだかんだで澪ちゃんも楽しそうに準備してたし、ね」
律ママ「握りこぶしで震えながら言うセリフじゃないな」
澪ママ「いつもでも代わりを出来るように出来るだけお姫様っぽい服着せたからね」
律ママ「虎視眈々と狙いすぎだろ」
澪ママ「りっちゃんは王子様だっけ?」
律ママ「えぇ。そういえばこれ、なんてお話なの?」
澪ママ「先生が考えた劇みたい」
律ママ「え、オリジナルなの?」
澪ママ「らしいわよ?りっちゃんなら台本持ってたんじゃない?」
律ママ「私、文章とか読むの苦手でさー」アハハ
澪ママ「あー、っぽい」
律ママ「よし、泣かす」
ビー!!
澪ママ「ゴングね、かかってきなさい・・・!」
律ママ「違うよ!?劇が始まるんでしょう!?」
澪ママ「洒落よ」
律ママ(嘘だ)
『ある地方に小さいけれども恵まれた裕福な国がありました』
澪ママ「なんかもう話のオチが読めたんだけど」
律ママ「しーっ!!」ボソッ
『そこには一人の王子がいました』
律「あーあ、退屈だなー」
律ママ「あっ、りつだっ」
澪ママ「王子様ルック似合うわねー」
『そして、なに不自由のない暮らしをおくっていました』
律「今日の晩ご飯はフレンチが食べたいなぁー」
男1「はい、それでは準備させていただきます」
律「よろしくー。さってとー、暇だから誰かと遊ぼうかなー!」
女1「きゃー!私と遊んでー!」
女2「何言ってるのよ!私と遊ぶ約束をしているのよ!」
女3「私なんて二週間も前から約束をしたわ!」
『王子はモテモテです。国中の女性の憧れでした』
律「おいおい、喧嘩するなよー。みんなで遊ぼうじゃないか」
律ママ「うっわぁ・・・」
澪ママ「ハマリ役ね」
律ママ「確かに私もそう思ったけど、さらりと言うな」
最終更新:2010年12月22日 01:41