AMS外伝3予告編
-第七世界 2012年10月 中国ウイグル自治区タクラマカン砂漠-
この日、地球に一つの隕石と思われるモノが落下した。
未来の歴史家は語る・・・この日が地球にとっての独立記念日だと。
-壊滅するAA隊-
「よもや・・・このような生物がいるとはな・・・」
「ハハッ♪ オレ達が言っていい台詞じゃないな♪ それは♪」
「まったくだな、それにしても、珍しく弱気な発言じゃねぇか・・・旦那」
「フン・・・私とて、万能超人ではないということだが・・・死ぬ気はないぞ?貴様ら」
「当然だ! 見得を切った以上、最低でもあいつが逃げ切るまで持たせてみせようじゃねぇかッ!!」
―結成される新たな組織―
「それでこの話、受けるんですか?大尉」
「そうだね・・・地球がこんな状況じゃ、受けざるを得ないね」
「ということは、AMSは今日まで・・・ということですね」
「まあ、求められているのは即戦力だから、名前だけ変わるようなものだよ」
「ええ、明日から『EDF』として、地球を守りましょう」
―敵との戦争が始まり、人類存続を賭けた決戦へ向かう―
「敵母艦の攻撃が始まろうとしている
敵の力は凄まじく、世界が滅びるのも時間の問題だ
希望は一つしかない……
この場で、母艦を撃墜するッ!
それだけが人類が助かる道である
だが、EDFに残された力は少なく、敵の力は強大だ
それでも我々は戦わねばならない
何故なら……
EDFは敵に後ろを見せないからだッ!
総員ッ! 戦闘を開始せよッ!」
―そして・・・敗北する人類―
「もう・・・だめだ、奴らに喰われるしかないんだッ!!」
「あきらめるな!! まだだ・・・まだ・・・」 ゴトッ ムシャムシャ バリボリ
「どうだっていうんだッ!! なんか策でもあんのかよッ!! オイ・・・おい・・・何とかいえ・・・ヒィィィ」 ボトッ ガリガリ バリボリ
------------------------
「ヨーロッパ、アフリカ、ユーラシア、アジア、オーストラリア・・・いずれも奴らの支配地域となり・・・ました」
「もはや、残すところは南北アメリカしかないのか」
「それも、時間の問題でしょう・・・閣下、ご決断を・・・」
もはや、人類に未来はないのか?誰もが絶望に打ちのめされる中、奇跡を信じる者達がいた。
銃を片手に、見る者を励ますよう笑いながら言う
「奇跡はね、待つものじゃあないんだよ。自分の手で起こしてこそ、その価値があるんだ
さあ、君達は奇跡を・・・待つか?信じるか? それとも・・・もう一度、立ち上がるかい?」
自身は武器を持っていないにも関わらず、諦めずに言う
「君達はここで終わっていいのかい? 僕は嫌だね。 どこの何かもわからない生命体に殺されるなんて、まっぴらごめんだ
それに僕の部下なら教えたはずだ。足掻いて、足掻いて、例え死ぬしか道がなくても、生き抜くために足掻くことをッ!!」
見守るしかない司令官も、あらゆる策を言う
「私達から君達に送れる言葉は一つしかない・・・幸運を祈る・・・みんな」
そして、この戦乱の引き金を引いた者は・・・
「・して・・・返してもらいに来た」
「一体ナニヲだ? ナにもウばッテいなイぞ」
「ハッピーエンドを・・・返してもらいに来たッ!!」
そう・・・誰もがあきらめたその時に、英雄達の物語は始まる
最終更新:2012年07月10日 22:10