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日経Linux2007年5月号(56ページ)より以下抜粋。
>Linuxを形作るファイルは、役割ごとに/binや/homeなどあらかじめ定められたディレクトリに並んでいます。設定に関するファイルは/etc(スラエトセと読む)にあります。Linux自体の起動設定、ネットワーク設定、表示設定、個別のアプリケーション設定など、多岐にわたりますが、すべてがテキスト・ファイル形式で収められています。
*テキストファイルで各種の設定
/etcには「設定」と名がつく作業に必要なファイルが集められている。
Linuxのありとあらゆるシステム設定に欠かせないファイルがあるため、新しいプログラムをインストールしても「/etcに設定ファイルがあるだろう」と容易に想像がつく。
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日経Linux2007年5月号(56ページ)より以下抜粋。
>Linuxを形作るファイルは、役割ごとに/binや/homeなどあらかじめ定められたディレクトリに並んでいます。設定に関するファイルは/etc(スラエトセと読む)にあります。Linux自体の起動設定、ネットワーク設定、表示設定、個別のアプリケーション設定など、多岐にわたりますが、すべてがテキスト・ファイル形式で収められています。
*テキストファイルで各種の設定
/etcには「設定」と名がつく作業に必要なファイルが集められている。
Linuxのありとあらゆるシステム設定に欠かせないファイルがあるため、新しいプログラムをインストールしても「/etcに設定ファイルがあるだろう」と容易に想像がつく。
*FHSとの比較
標準Linux・開発用Linuxの/etc(スラエトセ)ディレクトリをFHSが定めた内容と比較してみる。
|FHS|標準Linux|開発用Linux|設定内容|
|/etc/opt|×||/optに関する設定。|
|(/etc/X11)|×||X Window Systemに関する設定。|
|(/etc/sgml)|×||SGMLに関する設定。|
|(/etc/xml)|×||XMLに関する設定。|
|csh.login|×||Cシェルがログイン時に参照。|
|exports|×||NFSクライアントにアクセスを許す共有ディレクトリの一覧。|
|fstab|○||[[ファイルシステム]]のマウントポイント。|
|ftpusers|×||FTPアクセスを禁止するユーザー一覧。|
|gateways|×||動的経路を設定する[[routedコマンド]]が参照。|
|gettydefs|×||[[loginコマンド]]を呼び出す[[gettyコマンド]]が通信速度と端末の設定時に参照。|
|group|○||ユーザーグループの定義。|
|host.conf|×||名前解決(DNS)の際の優先順位を定義。|
|hosts|○||名前解決のためのホスト名、IPアドレス設定。|
|hosts.allow|×||[[xinetd]]経由で起動するサーバーのアクセス可能ホストを定義。|
|hosts.deny|×||[[xinetd]]経由で起動するサーバーのアクセス拒否ホストを定義。|
|hosts.equiv|×||外部からのリモートアクセスを許可するか否かを設定。|
|hosts.lpd|×||外部からのリモートアクセスによる印刷を許可するか否かを設定。|
|inetd.conf|×||ポートを監視する[[inetd]]に対象ポートと、アクセスを発見した場合に起動するプログラムを指示。|
|inittab|○||起動時の[[ランレベル]]などを定義。|
|issue|○||ローカルログイン時の表示メッセージ。|
|id.so.conf|×||[[共有ライブラリ]]の検索パスを定義。|
|motd|×||コンソールログイン時の表示メッセージ。|
|mtab|○||マウント中の[[ファイルシステム]]一覧。|
|mtools.conf|×||MS-DOSのディスクにアクセスするmtoolsコマンド群の設定。|
|networks|×||ブート時に用いるホスト名、IPアドレスの対応情報。|
|passwd|○||ユーザー名、ユーザーIDなどを記録。|
|printcap|×||プリンタの設定。|
|profile|○||ログイン時に[[bash]]が参照・実行する設定。|
|protocols|×||プロトコルのデータベースであり、IPヘッダーに含まれるプロトコル種別を示す数値と特定のプロトコルを結び付ける。|
|resolv.conf|○||ホスト名とIPアドレスにおける名前解決の設定。|
|rpc|×||RPC(Remote Procedure Call)に用いるサーバー名とプロトコル番号の一覧。|
|securetty|×||rootがログインできるターミナルを指定。|
|services|○||ネットワークサービス名と利用ポート、プロトコルの対応を定義。|
|shells|×||ログインシェルとして利用可能なシェルを記述。|
|syslog.conf|○||ログデーモンである[[syslog]]の設定。|
#right(){※引用「日経Linux2007年5月号(59ページ)」(日経BP社)}
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