「黄色い因縁」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
黄色い因縁 - (2012/07/16 (月) 02:07:59) のソース
**黄色い因縁 &sizex(3){私はいったい何番目だったんだろう………} &sizex(3){ここに飛ばされた順番………} &sizex(3){雑木林が立ち並ぶ場所に、彼女はたたずんでいた。} &sizex(3){あたりを窺いながら自分の心の疑問を払おうとしていた。} &sizex(3){私が呼ばれる前に、なのはやはやては呼ばれなかった。} &sizex(3){でも、ここにいる可能性は…結構高い…………} &sizex(3){助けに行くべきなんだろうけど……今は自分の事で精一杯だし……} &sizex(3){……迷っていてもしかたがない。} &sizex(3){役に立つ物を確認しよう。} &sizex(3){……あれ……なんだろう……魔力が……} &sizex(3){うまく言えないけど…魔力が少し少ない………} &sizex(3){特務六課の時の能力限定とは違う……無理矢理抑え込まれてる……} &sizex(3){まさか、この首輪のせい…?} &sizex(3){この首輪からわずかな魔力を感じる……} &sizex(3){これに封じ込まれているんだ……} &sizex(3){彼女に支給されたバックは、他の参加者よりも小さかった。} &sizex(3){しかしフェイトは、これが普通のサイズだと思っていた。} &sizex(3){中には、コンパスや地図に食料……} &sizex(3){これが最低限の支給品だったはず} &sizex(3){後は一人ずつ違うなにか…} &sizex(3){そして彼女に振り当てられたのは…………} &sizex(3){「あっ!バルディッシュ……!」} &sizex(3){彼女に支給されたのは、『閃光の戦斧』の名を持つインテリジェントデバイス。} &sizex(3){信頼し、信頼される間柄にある仲間。} &sizex(3){それは偶然にも彼女の手元に戻ってきた。} &sizex(3){本来の主の下へと。} &sizex(3){「よかった……バルディッシュ、聞こえる?」} &sizex(3){『はい、聞こえています。』} &sizex(3){「ねえ、会ったばかりで悪いんだけど、この状況について何か分からない?」} &sizex(3){『いえ、気付いた時には、このバックの中に収納されていました。』} &sizex(3){「…………そうなの……………」} &sizex(3){バルディッシュが気付かないうちに、ここに集められた…} &sizex(3){あの時の転移といい、彼らは次元世界を超える方法について、高度な知識を持っている……} &sizex(3){「でも…バルディッシュと再会できたのは嬉しいな……突然のことで不安だったから…………」} &sizex(3){『ありがとうございます。』} &sizex(3){バルディッシュを手に取ったとき、ある変化に気付いた。} &sizex(3){「力が………戻っていく………」} &sizex(3){さっきまでの圧迫感が消えていってる。} &sizex(3){バルディッシュの…………おかげ?} &sizex(3){『どうかしましたか?』} &sizex(3){間違いじゃない。手に取ってから、首輪から感じる魔力的な違和感が引いて行ってる。} &sizex(3){能力限定の解除方法は、デバイスとの接触という仕組みになっているんだ……} &sizex(3){「ううん、なんでもない」} &sizex(3){『そうですか。それでは、これからどう行動しましょう?』} &sizex(3){「そうだね……バルディッシュがあるから、誰かに襲われても大丈夫だと思うけど………」} &sizex(3){『危険な行動は、今は控えた方がいいと思いますが。』} &sizex(3){「たしかに、むやみに動くのは危険だからね。」} &sizex(3){でも、他の皆が私みたいに、自分のデバイスが支給されるとは考えづらいし……} &sizex(3){『まずは、支給品をよく調べてから考えましょう。ここは比較的に周りから見えづらい場所ですし。』} &sizex(3){「うん、もう一度調べなおすよ。」} &sizex(3){暗闇の中、支給された懐中電灯を使い、名簿を確かめ、現在地を把握した。} &sizex(3){ &sizex(3){ &sizex(3){ &sizex(3){ &sizex(3){ &sizex(3){