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これまでのあらすじ
惑星及び宇宙救済プラン「カウンターアタック計画」は、この世界のソースコードに干渉する危険な賭けだった。
その代償として生み出された深刻なバグ…「レゾナンスギア」と、それに対する能力を持つ「オブシギア」が、再び激突する。


アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ
第38話「禁断のXドライブ」


『レゾナンスギアを渡すのですわーー!!』
デュアレイドの片腕が木の枝めいて伸び、襲い掛かる!
「くっ!!」
隻腕のクアドレイは敵の攻撃に生じた一瞬の隙間に飛び込み、間一髪で回避!
「この距離、どう詰めるぜ!?」


「このデータを使う」
「ぜぜ、これは…」
インストールされた新たなアームヘッド…《Messiah/06》!
ナイト・メア・メシアとレジスタのキメラ機体…パッチワーク・LRのデータだ!!
「アザー…クアドレイ・アザーホイール!」
機体の左脚が再構築され…巨大な車輪を備えた形態に変化!


「これで一気に近付く!」
クアドレイ・アザーホイールの車輪が回転、火花を散らし走行を開始する!
「おお!これなら行けるぜ!」
火の玉と黒い粒子の猛攻を掻い潜り、瞬く間に接敵!!
『な…』「カット・アンド・ペースト!」
デュアレイドの左腕を、縦に発生させたバリアーで切断する!


「アンデッドバスター・アザーホイール!」
そのまま左腕を移植し、再生した炎の剣でデュアレイドを炙る!
『悪あがきはおやめなさい…戻るのですわ!わたくしのレーヴァテイン!!』
奪い返した左腕が軋む!
「く…やっぱり、短時間しか維持できない!」
「いや、これでいいのぜ…それより残りのデータを!」


「う、うん…わかったよ」
レゾナンスギアを操作し、更にスライエッジとコバルトブーツのデータを機体に流し込む!
その結果、右腕と右脚が変化…4つの形態が1つになった《パーフェクト・クアドレイ》が完成する!!
「レーラビくん…一気にカタをつけよう!」


「…レーラビくん?」
返事がない、何か嫌な予感がしたアルカはレーラビの顔を覗き込む…
「…………」
…レイル・レーラビはこの状況で白目を剥き、完全に意識を失っていた。


ーーーーー


…一方その頃、レーラビの意識は別の場所に飛ばされていた。
『これは…記憶流入現象ぜ?』
初めてレゾナンスギアを起動した時を思い出し、辺りを見回す…ここはアルカの記憶の中だろうか?
『…いや、もっと古い記憶だぜ、これは…』


赤い苔に覆われた大地に、用途不明の機械群、朽ち果てた人型マシーン達が放棄されていた。
『…カタクリズム』
海の方を見る。…紫の雲と不気味なオーロラが遠くで蠢き、少しづつ此方へ近付いている事が解る。


…暫くすると、青い髪の男が現れ海の方を眺め始めた。
「くっ記憶を失っていたが、この剣を持って俺は旅に出なければ」
男は剣を鞘から抜き、海に向かい翳す…剣からは常に冷気が漏れ、常に持つ者の身体と記憶を蝕む。
「…世界の危機なのだ、力を貸してくれ」


その言葉に反応したのか、海が凍り隣の大陸への道が生まれる。
『うわ、あの上を歩くのぜ…?』
怯えるレーラビを無視して、男は先へと進み…ふと気が付くと隣の大陸。
「…ここはもう、手遅れか…」
辺りには、人間を含む様々な種類の動物の石像が並んでいる…


そう、空を覆う紫の雲…有機物を分解するナノマシン群により、この惑星の文明が破壊されかかっているのだ。
「急がなくては、これ以上犠牲を増やす訳にはいかない…」
青い髪の男は、更に先へと進む…


次回、第39話「禁断のXドライブ②」へ続く。


  • クアドレイ・アザーホイール:QuadRei.OW
ファクトリーのアームヘッド「レジスタ」のデータを取り込んだクアドレイの姿。
陸上での機動力を高める脚部大型ホイールの他、フィジカル砲や攻性粒子ブレード等の武装を引き継いでいる。

  • パーフェクト・クアドレイ:QuadRei.SECBUBOW
4つのアームヘッドのデータ全てを取り込んだ、クアドレイの最終形態。
攻撃力、防御力、機動力、全てに長けているが消費エネルギーが極めて高い欠点を持つ。