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少年たちと少女と猫と - (2008/10/07 (火) 21:50:23) の1つ前との変更点

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*少年たちと少女と猫と ◆QkRJTXcpFI 「君はどうすべきだと思うんだね?」 「決まってるだろ!!こんな腐った殺し合いを止めて、皆で帰るんだ」 G-10地区、そこの海に停泊している豪華客船「NiceBoat」の 中で、二人の少年が侃々諤々の議論を交わしていた。 一人は、何処にでもいそうな中学生ぐらいの少年。 名前は前原圭一。雛見沢村とういう田舎の山村でゆったりと暮らす、 口がやたらよく回る点と、“萌”の伝道師という点を除けばごくごく普通の少年だ。 相対するは、前原少年とはあらゆる意味で対照的な、金髪碧眼の美少年であった。 黒い詰襟の軍服のような格好をした彼は、外見に似合わぬ老成した雰囲気を 醸し出していた。 名前はフランツ=フェルディナント。通称、<大佐>。 秘密結社<ショッカー>の幹部にして、 ショッカー箱根基地<ラビュリントス>の司令官だった男だ。 だったというのは当の箱根基地は、壊滅して既にこの世から消え去っていしまっているからだ。 一見すると、白人の美少年だが、実年齢は既に50近くだった。 そんな本来ならば会いまみえることなどあり得ない二人は偶然、 このゲームの開始地点が同じ船の、同じ部屋だったが為に、 こうして出会うこととなったのだ。 この二人が何について議論を交わしているかと言えば、 このゲームにおいて自分たちはいかなる行動をすべきかという事である。 前原圭一は、積極的にこのゲームをぶっ潰しに行くつもりだ。 前原圭一は正義感の強い少年である。 無論、それは彼が過去に犯した過ちの反動という側面もあるのだろうが、 このような非道を許せるような少年では無かった。 一方、フランツ=フェルディナントは・・・・はっきり言って何をする気も無かった。 ゲームに乗るつもりもないが、ゲームを壊しにかかるつもりもない。 殺されるならば殺されてもいい、そう考えるほどに無気力だった。 彼、フランツ=フェルディナントは二重の意味で死人だった。 一つは、何かをなす意思を持たない、生ける屍という意味で。 もう一つは、彼は彼自身の事を死人だと思っているからだ。 それも詮無きことだろう。彼は確かに、ここに連れてこられる直前、 <仮面ライダー>本郷猛の手により、燃落ちる箱根基地の中枢部で 倒されたのだ。 確かに死んだ。人工心臓をキックで貫かれ、死んだはずだった。 しかし、自分は生きている。何故かはわからない。 ただ、確かに生きている。 だが、そんな事はどうでもいいと<大佐>は思っていた。 本郷猛との死力を尽くした決闘を経た今、彼に生きる意志は無かった。 元々、祖国を失い、戦争に敗れてからは惰性で生きてきたようなものだ。 本郷との決闘で、戦士として戦うとき戦えなかった未練も晴らした今、 彼に生きる意味はない。 しかし、目の前の少年を見ていて気分が変わってきた。 少年、前原圭一は自分を必死に説得していた。 あの手この手、おおそんな言い方もあるか、と感心させるほど、 よく回る口で自分を説得していた。 生きる気力が無いという自分に生きろ、戦ってくれ。 そして俺に協力してくれと。 この前原圭一という少年は輝いていた。 生きる意志、戦う意志によって、その魂は熱く燃え盛っていた。 それはかつて自分が持っていた物、そして永遠に失ってしまった物だ。 だからそう言ったのかもしれない。 「いいだろう。君に協力しよう」 と。 「それじゃ、とりあえずこの船の中を探索するとするか」 「うむ。他の参加者がいたり、何か役に立つような物があったりするかも しれんからな」 その後、名簿や地図を確認し、まずはこの豪華客船の中を二人で探索することとなった。 上の会話の如く、参加者がいるかもしれないし、何か役に立ちそうな物があるかもしれない。 (待ってろよ・・・・沙都子、レナっ!!必ず俺が助けてやる) デイパックの中に入っていたワルサーPPKを握りしめながら、 前原圭一はそう考える。 このゲームに参加させられていた、二人の“仲間”。 助けねばならない。この命に代えても。 (本郷猛・・・・・できればもう一度会いたいものだ・・・) <大佐>はそう考えて、笑みを浮かべた。あの真っ直ぐな男が この非道極まる殺人ゲームで如何に足掻くか、興味があった。 (走れ、本郷猛。お前の正義の心のままに・・・・) 二人の「少年」はそれぞれの思いを胸に、船の奥へと潜っていった。 【G-10  NiceBoat内部、廊下:深夜 一日目】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 【服装】:ワイシャツにズボン 【状態】:健康 【装備】:ワルサーPPK(弾丸数24発)@現実 【持ち物】:双眼鏡、基本支給品 【思考】 1:このくそったれなゲームをぶっ壊す 2:命に代えても部活仲間を助ける。 [備考] ※本編終了後からの参戦です。 【フランツ=フェルディナント@仮面ライダー 誕生1971】 【服装】:黒い詰襟の軍服 【状態】:健康 【装備】:特殊警棒@現実 【持ち物】:ねこ缶、基本支給品 【思考】 1:前原圭一に協力する 2:本郷猛の事が少し気にかかる [備考] ※ <黄金狼男>に変身できます。 能力には制限がかかります。 制限に気付いていません。 一方、圭一の部活仲間、竜宮レナはというと・・・・ 「はぅぅぅぅぅぅっ!!!ネコさんたちかぁいいよぉぉぉぉぉぉっ!! お持ち帰URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」 猫屋敷で猫と戯れていた。 【H-4 猫屋敷 一階 : 深夜 一日目 】 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 【服装】:白のワンピース、白い帽子 【状態】:極度の興奮状態 【装備】:不明 【持ち物】:不明 【思考】 1;かぁいいよぉぉぉぉっ!!!
*少年たちと少女と猫と ◆QkRJTXcpFI 「君はどうすべきだと思うんだね?」 「決まってるだろ!!こんな腐った殺し合いを止めて、皆で帰るんだ」 G-10地区、そこの海に停泊している豪華客船「NiceBoat」の 中で、二人の少年が侃々諤々の議論を交わしていた。 一人は、何処にでもいそうな中学生ぐらいの少年。 名前は前原圭一。雛見沢村という田舎の山村でゆったりと暮らす、 口がやたらよく回る点と、“萌”の伝道師という点を除けばごくごく普通の少年だ。 相対するは、前原少年とはあらゆる意味で対照的な、金髪碧眼の美少年であった。 黒い詰襟の軍服のような格好をした彼は、外見に似合わぬ老成した雰囲気を 醸し出していた。 名前はフランツ=フェルディナント。通称、<大佐>。 秘密結社<ショッカー>の幹部にして、 ショッカー箱根基地<ラビュリントス>の司令官だった男だ。 だったというのは当の箱根基地は、壊滅して既にこの世から消え去っていしまっているからだ。 一見すると、白人の美少年だが、実年齢は既に50近くだった。 そんな本来ならば会いまみえることなどあり得ない二人は偶然、 このゲームの開始地点が同じ船の、同じ部屋だったが為に、 こうして出会うこととなったのだ。 この二人が何について議論を交わしているかと言えば、 このゲームにおいて自分たちはいかなる行動をすべきかという事である。 前原圭一は、積極的にこのゲームをぶっ潰しに行くつもりだ。 前原圭一は正義感の強い少年である。 無論、それは彼が過去に犯した過ちの反動という側面もあるのだろうが、 このような非道を許せるような少年では無かった。 一方、フランツ=フェルディナントは・・・・はっきり言って何をする気も無かった。 ゲームに乗るつもりもないが、ゲームを壊しにかかるつもりもない。 殺されるならば殺されてもいい、そう考えるほどに無気力だった。 彼、フランツ=フェルディナントは二重の意味で死人だった。 一つは、何かをなす意思を持たない、生ける屍という意味で。 もう一つは、彼は彼自身の事を死人だと思っているからだ。 それも詮無きことだろう。彼は確かに、ここに連れてこられる直前、 <仮面ライダー>本郷猛の手により、燃落ちる箱根基地の中枢部で 倒されたのだ。 確かに死んだ。人工心臓をキックで貫かれ、死んだはずだった。 しかし、自分は生きている。何故かはわからない。 ただ、確かに生きている。 だが、そんな事はどうでもいいと<大佐>は思っていた。 本郷猛との死力を尽くした決闘を経た今、彼に生きる意志は無かった。 元々、祖国を失い、戦争に敗れてからは惰性で生きてきたようなものだ。 本郷との決闘で、戦士として戦うとき戦えなかった未練も晴らした今、 彼に生きる意味はない。 しかし、目の前の少年を見ていて気分が変わってきた。 少年、前原圭一は自分を必死に説得していた。 あの手この手、おおそんな言い方もあるか、と感心させるほど、 よく回る口で自分を説得していた。 生きる気力が無いという自分に生きろ、戦ってくれ。 そして俺に協力してくれと。 この前原圭一という少年は輝いていた。 生きる意志、戦う意志によって、その魂は熱く燃え盛っていた。 それはかつて自分が持っていた物、そして永遠に失ってしまった物だ。 だからそう言ったのかもしれない。 「いいだろう。君に協力しよう」 と。 「それじゃ、とりあえずこの船の中を探索するとするか」 「うむ。他の参加者がいたり、何か役に立つような物があったりするかも しれんからな」 その後、名簿や地図を確認し、まずはこの豪華客船の中を二人で探索することとなった。 上の会話の如く、参加者がいるかもしれないし、何か役に立ちそうな物があるかもしれない。 (待ってろよ・・・・沙都子、レナっ!!必ず俺が助けてやる) デイパックの中に入っていたワルサーPPKを握りしめながら、 前原圭一はそう考える。 このゲームに参加させられていた、二人の“仲間”。 助けねばならない。この命に代えても。 (本郷猛・・・・・できればもう一度会いたいものだ・・・) <大佐>はそう考えて、笑みを浮かべた。あの真っ直ぐな男が この非道極まる殺人ゲームで如何に足掻くか、興味があった。 (走れ、本郷猛。お前の正義の心のままに・・・・) 二人の「少年」はそれぞれの思いを胸に、船の奥へと潜っていった。 【G-10  NiceBoat内部、廊下:深夜 一日目】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 【服装】:ワイシャツにズボン 【状態】:健康 【装備】:ワルサーPPK(弾丸数24発)@現実 【持ち物】:双眼鏡、基本支給品 【思考】 1:このくそったれなゲームをぶっ壊す 2:命に代えても部活仲間を助ける。 [備考] ※本編終了後からの参戦です。 【フランツ=フェルディナント@仮面ライダー 誕生1971】 【服装】:黒い詰襟の軍服 【状態】:健康 【装備】:特殊警棒@現実 【持ち物】:ねこ缶、基本支給品 【思考】 1:前原圭一に協力する 2:本郷猛の事が少し気にかかる [備考] ※ <黄金狼男>に変身できます。 能力には制限がかかります。 制限に気付いていません。 一方、圭一の部活仲間、竜宮レナはというと・・・・ 「はぅぅぅぅぅぅっ!!!ネコさんたちかぁいいよぉぉぉぉぉぉっ!! お持ち帰URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」 猫屋敷で猫と戯れていた。 【H-4 猫屋敷 一階 : 深夜 一日目 】 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 【服装】:白のワンピース、白い帽子 【状態】:極度の興奮状態 【装備】:不明 【持ち物】:不明 【思考】 1;かぁいいよぉぉぉぉっ!!!

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