週刊ヤングジャンプで『
干物妹!うまるちゃん』、ニコニコ静画となりのヤングジャンプで『秋田妹!えびなちゃん』を連載中の漫画家。『干物妹!うまるちゃん』の生みの親であるため、
切絵ちゃんというキャラクターを生み出したのも、このサンカクヘッドである。
今でこそ『干物妹!うまるちゃん』はアニメ2期が決定するほどの大人気作品となったが、彼は決して最初から売れた漫画家ではなかった。コミックス1巻のあとがきの時点では、ヤングジャンプの増刊「アオハル」で読み切り「呪われ生徒会長」を掲載するもアンケート結果が悪く、その後ヤングジャンプの読者向けを意識してミラクルジャンプで、読み切り「むじんとーん」を掲載するもこれまたアンケート結果が悪かった。それから何も掲載されないまま2ヶ月が経ち、ヤングジャンプで「DT&ウニフラッシュ」を連載会議に出すが、惜しくも会議に通らなかった。
こうしてまた1から考え直し始めたが、その際『僕の好きな事、得意なことにヒントが・・・』と思い悩んでたが、この時連想されていたことが、「クレーンゲーム」「コーラのポテチの組み合わせ」「ゲーム」「妹」である。そう、これこそが主人公『
土間うまる』の原点であり、この作品の連載に至るまでの第一歩である。当初は「ごろうまる」というキャラが主人公の予定だったが(干物妹の家うまるとほぼ同じと思っていただいて構わない)、そこに意外性やギャップを持たせたいと考えたことで「家うまる⇔外うまる」の設定が生まれた。自身の妹から「ハムスターを出せー!」と迫られていたことから、家うまるは今のデザインになった。外うまるのデザインは連載会議でボツになった作品「DT&ウニフラッシュ」のヒロインがモチーフになっている。
こうして干物妹!うまるちゃんの読み切りが完成し、アンケートの結果も良好でそのまま連載が決定し、2年後にアニメ化されることとなった。今日の干物妹!うまるちゃんの繁盛は彼無くして実現することはなかったことは間違いない。アニメやコミックスを見るときは、「サンカクヘッド先生、いつも原稿お疲れ様です。」と心の中で彼を労(ねぎら)うといいだろう。
2017年10月19日発売の週刊ヤングジャンプで、『干物妹!うまるちゃん』の連載があと3話で完結することが発表された。サンカクヘッド自身のツイッターアカウントでも、このことがツイートされた。あまりに突然で衝撃的な発表だったためか、ツイートした日の内に1万RTを超えるほどの話題となった。
最終更新:2017年10月19日 23:12