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零れた鮮血一つ

5話 零れた鮮血一つ

「全く面倒な事に」

見晴らしの良い田圃を避け、適当な農家の敷地に入る桃髪のサキュバス、リュティ。
トラクターや軽トラックが目に入る。周囲の風景を考えればごく自然であろう。

「見晴らし良い田圃を昼間行くのは危険過ぎるわね…しばらく隠れてようかな」

右手に支給品の一つである日本刀・姫鶴一文字を携え、
リュティは民家の玄関扉を開ける。
彼女がいた世界では滅多に見る事は無い和風の作りの内装が視界に入ってくる。

「おじゃまします」

一応挨拶はするが土足で上がり込む当たりその挨拶も意味が無いように思える。

「だあれぇ? 人の家に勝手に上がり込むなんて悪い子ねぇ」
「わっ」
「…まあここは私の家じゃないんだけれども…」

民家には既に先客がいた。
紺色の髪の、人間の美少女だった。格好からして中高生であろう。
その少女は、リュティに対しいきなり持っていた回転式拳銃を向けた。

「!」
「早速だけど死んで」

ダァン! ダァン!

「うぐぁ…!」

二発の銃弾が放たれ、一発目はリュティはかわしたが二発目が足に命中し血が噴き出した。

「このっ…舐めるな!」

激昂したリュティは姫鶴一文字を振り被り少女に向け薙ぎ払った。
障子戸が綺麗に切断される。しかし少女は切断されず。

「これで最後」
「うっ…こんな所で…」

ダァン!

三発目の銃弾はリュティの頭を撃ち抜き、その命を簡単に消し去った。
少女――長谷川春香はリュティの死体から、姫鶴一文字を拾い、更にデイパックを漁り、
強酸性の黄色い薬品の入った瓶三つを手に入れる。

「さてと…どうしようかな…死体を隠そうか…」

春香はリュティの死体を引き摺り、民家奥の物置きに隠す事にした。


【リュティ:死亡】
【残り28人】


【早朝/F-6田圃地帯:大槻家】
【長谷川春香】
[状態]健康
[装備]S&W M10(3/6)
[持物]基本支給品一式、.38スペシャル弾(12)、日本刀・姫鶴一文字、強酸性薬品入りの瓶(3)
[思考]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
1:殺害した参加者(リュティ)の死体を隠す。その後は…。
[備考]
※特に無し。


≪キャラ紹介≫
【リュティ】
桃髪を持つサキュバスの女性。外見年齢10代後半~20代前半くらい。
冷徹を装っているが根は優しい。甘党。

【長谷川春香(はせがわ はるか)】
紺色の髪を持つ美少女。15歳。獣姦ジャンキーで野良犬を逆レイプしたりしている。
実は祖父が妖狼で、若干妖狼の血を引いている。スポーツは得意だが勉強は苦手。


004:何なんだこれは 目次順 005:[[]]
GAME START リュティ GAME OVER
GAME START 長谷川春香 :[[]]

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最終更新:2011年06月05日 23:59
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