愛する貴方へ花束を

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「アラヤ………裏切ったな」

まだ幼さの残る20代くらいの男、コルネリウス・アルバは憎々しげに吐き捨てる。
自分を蒼崎橙子に殺させたのも、この為の布石であったのではないか、という疑念すら沸いてくる。
しかし、コルネリウスに魔術がある。
封印指定こそ受けてはいないが、それでも上級の魔術師である。
注意すべきは、直死の魔眼遣いーーーーー両儀式。
彼は知らないが、荒耶宗蓮は彼の死後、両儀式に殺害されている。
あれはバケモノだ。
あんなものがゲームに乗っていたら、それこそ勝ち目は一寸も無いだろう。

「ーーーーー考えても仕方無いか」

何より、コルネリウス・アルバの目先の問題は。
明らかな殺気を放つ目の前の少年であった。


「めんま、だと。ハハッ、あんな奴まで俺をおちょくってやがんのかよ!」

松雪集ーーーゆきあつは、心に一つの心的外傷(トラウマ)を持っている。
参加者の一人、本間芽衣子。
何故この名がここにあるのか、彼には到底理解できなかった。
彼女ーーーーめんまは、幼少期に事故死したのだから。
あの時。
自分が告白していなければ、めんまは死ななかったのではないか?
それが、彼のトラウマであり彼の生きる理由。

だが、最近彼の周りで、めんまが見えるという旧友にして、昔の仲良しグループ『超平和バスターズ』リーダー、宿海仁太が現れた。
仁太は変わっていた。引きこもり、ゲームをして暮らす生活から、緩やかではあるが、確かに脱出していったのだ。

ーーーーあぁ、くそ。めんまが見えるなんて、嬉しくてたまらないはずなのに。認めたくないんだ。あの無垢な、自分が死なせたかもしれない少女の存在を。

だからこそ、名簿の『本間芽衣子』の名も信じるのは難しかった。

でも、今はそんなこと関係ない。

ーーーー俺は優勝して、もう一度『俺達』をやり直すんだーーーー

デイバックに入っていたのは、一本の刀。
本来魔術的な観点から見れば、生半可な結界など貫通するレベルの古刀。元の所有者は両儀式。

「上等じゃねえか。やってやるよ」

そして、コルネリウス・アルバとの闘いが始まる。


「やあ、きみ、いい武器を持っているね」

「その気色悪い作り笑いを今すぐやめろ。斬り殺すぞ。ーーーーまあ、やめなくても今この場で斬り伏せさせてもらうがな」

その言葉を皮切りに、二人の闘いが始まった。
コルネリウスの手からは、軽い魔弾が放たれる。

それをゆきあつは刀に当てるだけで粉砕していく。
構えも型も滅茶苦茶だが、魔術的な神器は使用者の想いに対して力を増幅させる。
ゆきあつの強い意志は、今一つの宝具を生み出した。
一気にコルネリウスに接近していく。弾を切断し、結界を切り裂き。

「………クソ餓鬼が。よもや私に“これ”を使わせるとはな」

コルネリウスは呪文を詠唱する。
荒耶や蒼崎では使えない、攻撃タイプの魔術。
青い炎は波となり、ゆきあつの肉体を飲み込もうと迫る。
避けるのは無理だ。
一か八か。ゆきあつは一歩前にでる。炎の波に、自らの宝具を向ける。体育で習った剣の振り方に近い、横薙ぎの払い。

ブォォオオオアアアアア

そんな轟音とともに、青き炎が破られる。

「馬鹿な!」

「斬り、拓けぇぇええええええええッ!!」

コルネリウスの肉体を斜め一直線に勢いよく、深く切っ先が裂いた。

「き、さま。貴様ァァああああああああああああああああああああああッ!!」

「コールドゲームってとこだな」

ゆきあつもまた、地に膝をつく。さすがに疲れた。
しかし、背後には、甲冑姿の優美な女性ーーーセイバーこと騎士王アーサーが立っていた。

「問おう」

「貴方が、私のマスターか」

【コルネリウス・アルバ@空の境界】  死亡
【残り39/40人】

【一日目/深夜/a-6】
【松雪集@あの花】
[状態]疲労(大)
[装備]式の古刀@空の境界
[所持品]不明2
[思考・行動]
基本:優勝して、『過去の俺達』をやり直したい
1:何だこいつ…?
2:宿海たちはひとまず保留
※アニメ四話、過去を仁太に告白した直後からの参戦です
※名簿の『本間芽衣子』の名前を信じていません

解放された物語 投下順 やがて来る悲劇を
GAME START コルネリウス・アルバ GAME OVER
GAME START 松雪集 情報を制す者は人生を制す
GAME START セイバー 情報を制す者は人生を制す
最終更新:2011年06月24日 09:10
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。