何かいろいろ残念な話

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「ーーーーーこれも、運命石の扉(シュタインズゲート)の選択ということなのか?」

秋葉原未来ガジェット研究所所長、鳳凰院凶真こと岡部倫太郎は空を仰いだ。
理由はただ一つ。『ありえない』ことが起こっているからだ。
荒耶の主催する殺し合いも確かに一般論では『ありえない』が、岡部の目だけは、主催者ではなく、集められてランダムに拘束されている際、隣に向いていた。
ラボメンのダルこと橋田至、助手こと牧瀬紅莉栖、バイト戦士こと阿万音鈴羽の席は岡部とはかなり遠かったが、彼らはみな一様にこう言っただろう。『ありえない』と。

『椎名まゆりは、必要ない』

そして鳴り響く乾いた銃声。
目下には、自分たちラボのことを誰より気遣ってくれていた幼なじみの死体。
ラボメン、椎名まゆりはSERNの工作員桐生に射殺された。
そこから、岡部の意識は暗転した。

勿論。まゆりに撃たれたのは麻酔弾もしくはゴム弾で、まゆりの肉体へのダメージはかなり抑えられていたというご都合主義の解釈もできたかもしれない。
が、できなかった。
あの時のまゆりは間違いなく即死していた、と『岡部倫太郎』の脳は告げる。
お得意の厨二トークでなど誤魔化せるはずなどない。

更に。絶望的な見方をすれば、あの場にいたのは『椎名まゆり』の替え玉で、本人はやはりあの時死亡していたと考えられる。
しかし、それもまた違う。
まゆりの焦り方であった。首輪を起爆された少女の為に涙を流すその姿は。

ーーーーどう見ても、まゆりだったじゃないかーーーー

「フ、フゥーハハハ!!まゆりが生き返った原理などはどうでもいいではないか!むしろこれは幸運だ!今度こそまゆりを救えるかもしれないのだからな!」

『鳳凰院凶真』へと交代する。
狂気のマッドサイエンティストは、今ここに主催に反旗を翻すことを決意した。


「しかし…具体的には何をすればよいのだろうな」

デイバックには猛毒仕込みの短刀なる彼の好きそうな武器が入っていた。
もっともこれを持ち歩くのは敵と誤認されかねないため控えたが。
ラボメンの橋田は今ごろハッキングの準備をしているだろうし、紅莉栖と鈴羽は独自に動いているのだろう。

「おーい、そこの人!このゲームには乗ってないよな!?」

「乗っていたらどうするんだ貴様は」

はぁ、とため息を吐いて振り向くと、『いかにも』な若者がピースしていた。
間違いないな、馬鹿だろこいつは。

「で、何の用なのだ。黄金の新顔(ゴールデン・ニューフェイス)よ」

いきなり意味不明なことを語り出すが、そこが彼という人間である。

「黄金の新顔…やべえ超かっけえ!」

………先が思いやられるな

底より深い底 投下順 観測者の戦い
GAME START 岡部倫太郎 [[]]
GAME START 春原陽平 [[]]
最終更新:2011年06月23日 22:47
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