「アレ見ろよ、こんなところにカップルだぜ」
「冷やかしてる場合か。もしかしたら、俺達に協力してくれるかもよ?」
「ならいいが…」
山を降り、森を通ってもう少しで街に出るか、といった所で前方に男女2人組を確認した。
妙な圧倒感と、戦地を潜り抜けているような凄味を感じる。
「…おい!あんたら、ちょっと待ってくれ」
「何だ、お前ら。俺達に何か用か?」
「単刀直入に言うが、俺たちと一緒にゲームを脱出しないか?」
「…本当に単刀直入だな」
いきなりこんな提案をされて、普通なら少し疑って掛かるだろう。
仲間になってこっちを油断させて、背後から…。
しかし、何故かこいつらからは
そんな感覚を全く感じない。
自分でも良く分からない。分からないが、妙な「安心感」がある。
自分より年下であろうこいつらについて行けば、脱出出来ると思える。
「分かった。協力するよ」
「ありがとう」
「…そういう事なら、俺はここでさよならだ」
ガイエルが、いきなり妙なことを言い出す。
せっかく、強そうな奴らと仲間になれたってのに。
「一体何のつもりだ?」
「あんま、団体行動は好きじゃねえんだよ。さっきの3人が上限だ」
「…そうか、それなら好きにするといい」
「そうさせて貰う。まあ、勝手な行動取る詫びと言っちゃ何だが、これやるよ」
デイパックからノートパソコンを取り出し、和也に手渡す。
そのまま何も言わずに、ガイエルは立ち去った。
「あーあ、本当に行っちゃったよ」
「ま、いいさ。あいつがそうしたいと言うなら、こちらには止める権利なんてない」
「…仕方無いわ。私たちだけで、街に行くわよ」
【一日目・深夜/A-4】
【野村和也@自己満足ロワリピーター】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:デイパック、血濡れの紙切れ
[思考・行動]
基本:自分の知識を活かし、このゲームを壊す。
1:こいつらと行動すると共に護衛もする
2:銃に付いた血が気になる。
【守谷彩子@自己満足ロワリピーター】
[状態]:健康
[装備]:ベレッタM92(14/15)
[所持品]:デイパック、ベレッタマガジン×2
[思考・行動]
基本:自分の知識を活かし、このゲームを壊す。
1:全員と行動する。
2:何故血が…?
【斉藤卓造@
オリジナル】
[状態]:健康
[装備]:コルトパイソン(6/6)
[所持品]:支給品一式、.357magnum弾×12
[思考・行動]
基本:
殺し合いなんてしたくない
1:この2人なら…。もしかして、脱出できるのかも。
【小林竜二@オリジナル】
[状態]:健康
[装備]:ボルト(1/∞)@S.T.A.L.K.E.R.シリーズ
[所持品]:支給品一式、ノートパソコン
[思考・行動]
基本:殺し合いなんてしたくねー。
1:難しい事は分からんが、こいつらについて行く。
「ふぅ、やれやれ…」
皆と離れて少し経った後、誰にも聞こえないような声で呟く。
さっき言った「団体行動は苦手」と言うのは嘘だった。
「…考えてみれば、ここにいる奴ら全員赤の他人なんだよな」
仲間がいれば、自分が襲われた時に助けてくれることもあるだろう。その逆も然り。
だが、1人だと助けられることも無いが助ける必要もない。
つまり『自分は助けて貰いたい。でも自分が誰かを助けるのは危険だからやらない』。
これだけを聞けば、大体の人間が「何て自己中な奴なんだ」と思うであろう。
だが、それが人の『本質』だ。全ての人間の根底にある『本質』だ。
「赤の他人だし、殺すにも躊躇う必要もないような」
血の繋がった家族ならともかく、赤の他人の為に命を捨てるなんてバカバカしいにも程がある。
人の命を守るバカバカしさに気が付いた以上、もうあの男に反抗する気にもならない。
「何かの漫画で言ってたな、命は粗末に扱うべきだって…」
何の漫画かは思い出せない。
だが、そんな些細な事はどうでもよかった。
…急に、心の奥から沸き上がるモノがある。
「…んじゃ、俺も命を粗末に扱ってやろうじゃん?」
声高々に宣言してやろうか?
「俺は、たった今ゲームに乗る事にした!」と。
しかし、周りに誰がいるか分からない状態でこんなことしても意味がない。
流石に、今の装備では丸腰の相手しか倒せそうにない。
「闇討ちするにも明る過ぎるし、あいつらの所に戻っても意味ないし」
決心するのが遅かったか。
山頂の店で、あいつら2人のデイパックを漁っている時に乗れば…。
首尾よくあの2人を射殺出来ただろうに。
「今更悔やんでも仕方ねえ。暫く森に隠れとくか」
【一日目・朝/A-4とB-4の境目】
【ガイエル・アゼリン@オリジナル】
[状態]:健康、狂気?
[装備]:スタンガン
[所持品]:支給品一式、男性用制汗スプレー
[思考・行動]
基本:やっぱり殺し合いに乗る。
1:誰も通りそうにないが…隠れておく
最終更新:2011年07月03日 20:50