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理由なんてない、それが始まりなのだから

story0…理由なんてない、それが始まりなのだから


『おはようございます……皆さん』

暗い部屋、縛られた両手…。
これは俗に言う誘拐と言う奴なのだろうか。

『まだ皆さんが起きておりませんね…仕方ないですが……』

どこからか男の声が聞こえてきた。
その声は、何かに包まれるような声だった。
言った自分でも意味が分からないが、そういったことなのだ。

『君たちは…自分が特殊な人間だってことは知っていますね』

特殊な人間……そうだ、確か…。
俺は診療所に行って…それでいつの間にか記憶が…。

『君たちの能力が完全に開花した今…やるべき事があります』

やるべき事…一体何なんだそれは。
声を出そうにも、声が出ない。

『君たちにはかるーく…』





殺し合いをしてもらいます』





「ふざけるな!」

そこで一人が動き出した。
彼女が一体誰だかは分からない。
しかし、なぜ彼女だけ動けるんだ…?

『長谷川芽依…いや、<虚構炎球(ハウリングサン)>と呼べばいいか?』
「どっちでもいい!わたしたちをここからかえして!」
『それは無理な相談だよ…せっかくの機会なんだし』
「だったら……しね!」

彼女の左手には巨大な炎の塊が出来上がっていた。
それが前にいる男に向かって飛んでいく。
その炎が男を包み、炎が消えていく。

「え…なんでおまえ、いきてるんだよ…」
『君たちじゃ僕は倒せないんだよ…だって僕にはこの<幻想創造(イメージクリエイター)>があるんだから』
「いめーじくりえいたー…?」
『そう…僕が思った事を確実に遂行させることができる能力だよ…例えば』




『反逆者には、無残極まりない死を』




その声が終わった瞬間、強烈な風が吹いた。
長谷川…と言っていた彼女は吹き飛ばされる。
そして壁に激突し、磔状態となった。

『簡単に死ねると思うなよ、反逆者』
「い、いや…」

まず現れたのは多くの刃物。
それで彼女を切り裂いていく。
服が裂け、皮膚も裂け、筋肉も裂けている。
それだけでも無残なのに、終わりは来なかった。
次に来るのは多くの蟲だ。
その蟲が彼女の中に入っていく。
中って何だって?…言える訳ないだろう、恐ろしい。
彼女がうめき声と言うのか、そんな声を上げ出した。
中で喰われているんだろう。
正直言ってもう見たくなかった。

『それじゃあ、フィナーレと行こうか』

液体が降りかかる。
それで彼女の服がすべて溶ける。
……正直言うと僕は目を背けたかった。
しかし、何故か背けれなかった。
見たくない、これから起こっている事が分かっているんだから。


『手から炎を出す魔女は…火炙りの刑だ』



前にいる男が、指でパチンと鳴らす。
その瞬間、彼女の体が燃え上がった。
何やら叫んでいるのが分かるがもうまともな声として聞こえない。
そして、処刑完了と言わんばかりに炎が消え、彼女の体が地に落ちた。
しかしその体は、真っ黒に焦げて墨と同じ状態になっていた。

『こんなことになりたくなかったら…殺し合いをするんだね』

ああ、もう寝てしまいたい。
このまま夢オチでしたなんて言ったらどれだけ楽だろうか。

『細かいルールは携帯電話のメモに書いてある…簡単なルールだけ説明する』







『殺せ、殺せ、殺せ……!心行くまで殺せ!敗者には死を!勝者には褒美を!
 それでは、これからバトルロワイアルの開始だ!』








僕の意識は完全になくなった。
殺し合いか、なんて面倒なことになったんだか。
本当に、神様を恨むよ。


【長谷川芽依<虚構炎球(ハウリングサン)>】死亡確認

【DOLオリジナルキャラバトルロワイアル2nd(過負荷ロワ) 開幕】

<過負荷紹介>

【虚構炎球(ハウリングサン)】
長谷川芽依の過負荷。
怒りが著点に達した時に彼女の左手から炎が放たれる。
その炎は50万℃に達する。

【幻想創造<イメージクリエイター>】
◆VxAX.uhVsMの過負荷。
自分で考えたことを全て実現させる能力。
この能力を使うとセリフが「」ではなく『』となる。
名前の元ネタは上条当麻の<幻想殺し(イマジンブレイカー)>

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最終更新:2011年07月29日 17:50
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