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ふケンコー全裸系

12歳の2学期。
Bカップでなぜか巨乳という設定のモテモテ美少女を
主人公とした自信作の漫画を算数のノートに描いてわざとそのページを
残したまま、先生に提出しました。
それを読んだ先生にめちゃくちゃ褒められてクラスのみんなにも絶賛され
小学生で漫画家デビュー★とか勘違いしてやってしまったことです。
先生は普通にノートを返してきました。ノーコメントです。
読んではいけないものを読んでしまったと思ったのでしょう。
何せモテモテ美少女は自分という設定でしたから。
主人公の名前は私。王子様役はクラスで人気の××くんの名前。
ライバルのブスはピチレモン系(笑)グループの中心○○ちゃん。
他、全員クラスの子の名前を使ってました。
そしてそのノートは母親に見られ、未だに家族全員にネタにされます。

13~15歳の1月。
自分宛の年賀状が30通ほど着ました。
差出人は同学年の子たちだったり、先輩後輩だったり色々です。
あ、でもこれ実は12月の半ば辺りから一生懸命自分で書いた年賀状だったりするんです。
つまり分かりやすく言うと、自作自演ってやつですね。
六畳半の自分の部屋でこっそり書いたので多分家族にはバレてないです。
高校生になってからは何だかむなしくなって止めました。
進学した途端あんなに届いていた年賀状がぱったり来なくなって
親には「友達と何かあったの?」と心配されましたが
友達なんて居ないので問題が起きることがまず有り得ません。
だから安心してください。

17歳の11月。
修学旅行の班決めをしました。
もちろん私は余りもの。適当に人数が足りないところに入ることに。
スケジュール決めのときもぽつーんと一人。
誰も私の存在なんて知らないみたいにくっちゃべっています。
私は修学旅行の前々日、学校から帰った瞬間親に言いました。
「お母さん、お腹痛い。実は今朝からだった。
 でもお母さんに言ったら明後日の修学旅行、行けなくなりそうだったから…」シュン
優しいお母さんは「旅行なんていつでも行ける。それよりもあんたの体が心配」って
次の日の学校を休ませてくれて、
それでもひたすら水を飲んで氷食って下痢出しまくってたら
修学旅行も休ませてくれました。
あんな和気藹々とした輪の中に放り込まれるなら
お腹でギュルギュル言ってる虫ちゃんたちとお友達やってたほうがマシです。

卒業式の打ち上げにも呼ばれず、大学進学後もお決まりのぼっち生活。
成人式にも出ず、やっとこさ何の変哲もない小さな企業に就職して
少ないながらに家にお金を入れる毎日を送っています。

友達も彼氏も居ません。正直、私なんて生きてて意味はないと思います。
別に生きなくていいとも思っています。
ただ自殺はしたくないし怖いからしないだけで、全然死んだっていいんです。
生まれ変わって宮崎Aおいみたいな美女になるのです。
だから誰か殺してください。お願いします。

でも死ぬ前に、最後に一回だけやってみたいことがあるんです。

緑に囲まれた湖で月の光に照らされながら、全裸で背泳ぎしてみたい。

ここは地図で言えばA-5。
疲れきった私の心を癒してくれる緑が広がっていて
目の前には空で魅力を発揮する月を映す湖。
条件は揃っています。まあ二つだし、難しくもないですよね。

思い立ったら私はすぐにスウェットと100均で買った下着を脱ぎ去りました。
贅肉だらけのヨボヨボのお腹と垂れた乳を上下に揺らし湖の中に身を投げます。
イメージしてたのはちゃぷん…という慎ましい音だったんですけど
ドボーン!!!!!!!!ゴボボボボ…と大岩が沈んでいくみたいな
水音が響きました。当然です。

いざ背泳ぎに挑戦しようと両腕を広げますが、溺れました。
足もつきません。意外とここ、深かったんですね。
しかも私、よく考えると背泳ぎとかできません。
溺死はしんどいので嫌です。誰か助けてください。
バタバタと手足を羽ばたいてみますがどうにもなりません。
湖で優雅に泳いでいたあめんぼさんが迷惑そうにしているだけです。

歪んでいく視界。薄れていく意識。
喪女である私は、静かに目を閉じた。


「起きないわね…」

森を散策していたモルジアナはザッボンザッボンという激しい水音を聞きつけ、
すぐ傍に広がっていた湖から引き上げた女を介抱していた。
あれから十分が経過するが、女が起きる気配はない。
しかし心音は一定のリズムを保って機能しているようなので
命に別状があるわけではないのだろう。

「でもこの人、どうして全裸なのかしら。
 もしかして誰かに無理矢理脱がされたとか?だとしたら許せないわ」

弱者を虐げる行為。
かつて奴隷として身を売られたモルジアナにとって、それは許しが難いことだった。
モルジアナは誓う。
この女を、この島で無力な人たちを自分の手で守ろうと。
そして参加者名簿に載っていたアラジンやアリババ。
今度こそ自分を救ってくれた彼らの力になろうと。
強く拳を握り締めて、月を仰いだ。



【一日目深夜/A-5森の中・湖の傍】
【モルジアナ@マギ】
[状態]:健康
[装備]:無し
[所持品]:基本支給品、アイテム1~3所持
[思考・行動]
基本:ゲームには乗らない。
1:弱者を守る。
2:アラジンやアリババさんの力になりたい。

※喪女の服が付近に落ちていることに気付いていません。

【喪女@2ちゃんねる】
[状態]:意識不明、全裸
[装備]:無し
[所持品]:基本支給品、アイテム1~3所持
[思考・行動]
基本:誰かに殺してほしい。
1:―――。


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最終更新:2011年08月10日 12:25
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