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学校の快感

8話 学校の快感

「怖い、純粋に、怖い」

鮫人の少年、島田信興は頭を抱えていた。
ただの高校生でしか無い自分が殺し合いに参加させられ生き延びられるとは思えない。
自分はここで死ぬのだろうか、死ぬ時はやはり苦しいのだろうか、そんな事ばかり考えてしまう。

「…正次もいるんだよな、そう言えば」

同じく殺し合いに呼ばれている友人の名前を呟く。
高校生ながら凄腕の剣士であり、人格者でもある進藤正次。
きっと彼は殺し合いには乗らないだろう、と信興は考える。

「正次を探そうかな……あいつなら大丈夫だろう、一人じゃ、不安だよ……怖ぇよ……。
……ドコなんだよ、ココは……ああ、学校か」

周囲を見渡す。木造校舎の教室のようだ。
掲示物や机の大きさから小学校、と思ったが、掲示物に小中学校とあるので、この辺りは小学部で、
中学部が別にあるのだろう。

「支給品…」

机の上にデイパックを置き、開けて中身を漁る。
名簿を見ると、見知った進藤正次の他に、モデルの幸代マミや青年実業家の岡田重治、
コメディアンのてぃんくる☆よしお、作曲家のMIZUHO・ウッチーダなど著名人の名前もちらほら見られる。

「有名人もいるんだな……まあ、良いか……それより、武器は無いか」

名簿をしまいランダム支給品を探す。
すると。

「裁切鋏と、アイスクリスタル?」

大きな鋏と、アイスクリスタルと言う名の水色の小さな水晶玉が三つ。
アイスクリスタルを手に持ってみるとほんのり冷たい。
投げつけると相手を凍らせる事が出来ると説明書には書いてある。

「冷凍手榴弾みたいなもんか? …どうせなら銃とかが欲しかったよ」

残念がる信興だったが、無い物をねだっても仕方無いと、大人しく鋏を装備し上着のポケットに、
アイスクリスタルを一個突っ込んでおく。
デイパックを肩から引っ提げ教室から出る。
廊下は無音だった。

「他に誰かいねぇのかな……?」

信興は教室を見て回る事にした。

案外簡単に他参加者は見付かった。

「はぁん……」
「……!?」

別の教室の教卓に両手を付き、全裸の少女が尻を突き出し恍惚とした表情を浮かべていた。
衣服、下着、靴、靴下全てが床に脱ぎ捨てられている。

「あふぅ……興奮するよぉ……みんな、私の***見てぇ」
「……」
「え? うあ!」

教室入口で呆然としていた信興を見付け少女は驚く。

「見付かっちゃった、恥ずかしいなぁww」
「…恥ずかしがってるようには見えないけど」
「私は杉原淳子、まあ、見て分かるけど変態よ」
「……俺、島田信興、いいからその、服着てくれない?」

豊満な身体の美少女が全裸を晒しているその光景に信興は完全に目のやり場に困り目を逸らす。

「あらぁ折角だしさー見てったら? 私の身体。奥の奥まで見せてあげるよ」
「いいって、いいって」
「何ならしちゃう? 中にビュビュッってやっちゃう? いいよ?」
「!! 早く服着ろっつの!!」

信興の心拍数は急上昇し、彼は自分の顔が熱くなっていくのを感じていた。
普段異性とほとんど接しない彼にとって突然遭遇したこの痴女は刺激が強過ぎた。
股間のスリットに収まっている愚息が固くなり顔を出そうとしてパンツが盛り上がる。

「むぅ、分かった分かった。今着るから」
「……」

完全に困り果ててると見た淳子は仕方無く服を着る事にする。

(ウブなのかな、こりゃあますますヤりたいね)

自分に背を向けて縮こまっている鮫少年を見詰めながら。
数分後、服を着終えた淳子が信興に声を掛けた。
ようやくまともに信興は淳子の事を見る事が出来るようになる。

「お前、今殺し合いやってるの分かってる?」
「分かってるよ。首には爆弾付きの首輪はめられて逃げられないって事も。
でも、だからこそ、普段の自分を保ちたいじゃん?」
「それは、まあ……(だからってあれはどうかと思うが)」
「まあそれは良いや。んで、島田君、ここまで来て殺し合いに乗ってるとか無いよね?」
「無い。殺し合いなんかできねーよ」
「それは良かった! 私もこんな殺し合い、したくないし。ねぇ、折角だし一緒に行動しようよ」
「えっ」

淳子からの誘いに信興は戸惑う。
先程の件でこの少女はとんでも無い痴女だと言う事が判明したばかりだ。
そんな娘と一緒にいるとなると、異性に耐性が無い自分の心臓がもつかどうか。

「駄目?」
「ひっ」

上目遣いで淳子が訊く。
はっきり言ってこれは凶器だ、と信興は心臓をバクバクと鳴らしながら思った。
どうする? 選択肢は――――。

はい
 喜んで
 おk
 いいですとも!
 把握

無かった。

「はい」
「やった、よろしくー」

喜んだ淳子が信興に抱き付いた。制服の上からでもはっきり分かる大きな乳房が、
初心少年の身体に容赦無く押し付けられる。

「!!!!!」

再び股間の愚息が勢いづくのを信興は感じた。

「よし、この建物は目立つし多分他に人が来るかもしれないからさ、
どこか民家か何かに行って色々話そう、ね?」
「……はい」
(ふふ、お近づきの印に絶対ヤっちゃうもんね、島田君可愛いしー)
(俺、違う意味で死にそう)



【早朝/D-4小中学校:一階教室】
【島田信興】
[状態]健康、*起
[装備]裁切鋏
[所持品]基本支給品一式、アイスクリスタル(3)
[思考・行動]
基本:死にたくない。正次を捜す。
1:淳子と行動。
[備考]
※特に無し。

【杉原淳子】
[状態]健康
[装備]???
[所持品]基本支給品一式、???(1~2)
[思考・行動]
基本:殺し合いはしない。何とかして脱出したい。
1:島田君と行動。絶対犯す。
[備考]
※特に無し。



≪キャラ紹介≫
【島田信興】(しまだ のぶおき)
16歳の鮫人の少年。高校生。不良っぽいがヘタレ。
鮫種の獣人なので泳ぎは得意だが普段の生活に役に立たないと本人談。
異性との付き合いが皆無で初心。

【杉原淳子】(すぎはら じゅんこ)
17歳の少女。高校生。自由奔放な淫乱痴女。スタイル抜群で巨乳。
売春で小遣いを荒稼ぎしている。根は優しく思いやりがあるいい子。

≪支給品紹介≫
【裁切鋏】
大型の鋏。

【アイスクリスタル】
氷系の魔法を封じ込めた小さな水晶玉で、投げ付けると相手を凍らせる効果がある。
RPGファンタジー世界における投擲武器の一種。


007:人を外見だけで判断するな 目次順 009:Justice heart

ゲーム開始 島田信興 :[[]]
ゲーム開始 杉原淳子 :[[]]

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最終更新:2011年10月11日 03:48
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