7話 人を外見だけで判断するな
ある日 森の中 ドラゴンに 出会った
「ひいい命だけはあああ」
「あの……私、まだ何もしてませんけど……」
「ふぇ?」
強面の容姿からは全く予想出来ない程穏やかな声で話し掛けられ、驚く猫獣人の女性。
「……大丈夫、ですか?」
「あ……うん、大丈夫、ご、ごめんなさい、その、見ただけで驚いて」
「いえ、慣れてるので……」
慣れていると言うのは、見た目だけで驚かたりするのにもう慣れていると言う事か。
つまり普段から先程の自分のような反応を多数の人にされていると。
改めて悪い事をしたと女性――赤城真弓は思う。
「ほ、本当にごめん」
「良いです、大丈夫です……ええと、私はフリーデリケと言います」
「私は、赤城真弓……」
「赤城さん、私は殺し合う気はありません、どうか、安心して下さい」
「うん、私も……
殺し合いはしたくないから……」
赤城真弓とフリーデリケは互いに戦意が無い事を確認し、支給品を見せ合う事にする。
真弓が取り出した物は自動拳銃グロック17。予備の弾倉も二つ付いている。
一方のフリーデリケは工事の時などに使われる大型ハンマー、そして身に着けると痛恨の一撃を受けなくなると言う、
アミュレットと言う護符が三つ。
「どういう物なの、それ、アミュレットって?」
「確か……致命傷を一つにつき一回回避出来るとかそういう物だった気が。
ただ、身体を粉々にされたり焼かれたり、首を切り落とされたりすると効果が無い、と」
「うへぇ……」
「でも、頭を撃ち抜かれたりとか心臓刺されたりとかなら効果あると思います、多分。
赤城さん、一枚、持っていた方が良いかと」
「う、うん……ありがとう」
正直な所、致命傷が回避出来ると言う効果に信憑性が持てなかった真弓だったが、
出会った時の事もあり負い目を感じ更に好意を無駄にする訳にもいかないので受け取る事にした。
フリーデリケの言う事が本当ならばこのアミュレットと言う護符を持っていれば、
頭部損壊や焼き殺されたりでもしない限り、致命傷を負っても一回だけなら生き返れる、と言う事なのか。
(もしそうなら、ある意味心強い、けど……)
「あの、赤城さん」
「ん? 何?」
「……これから、どうします?」
フリーデリケが真弓に訊く。
「え? 私が主導になるの?」
「いえ、勿論私も考えますよ、ちなみに、取り敢えず森から出ようと、思うんですけど」
「……じゃあそれで」
「……了解しました」
「……他の色々な事は歩きながら話そう」
二人は今いる森から抜け出すべく歩き出した。
【早朝/D-1森】
【赤城真弓】
[状態]健康
[装備]グロック17(17/17)
[所持品]基本支給品一式、グロック17弾倉(2)、アミュレット
[思考・行動]
基本:殺し合いはしない。脱出手段を探す。
1:フリーデリケさんと行動。森を抜けたい。
[備考]
※特に無し。
【フリーデリケ】
[状態]健康
[装備]大ハンマー
[所持品]基本支給品一式、アミュレット(2)
[思考・行動]
基本:殺し合いはしない。脱出手段を探す。
1:赤城さんと行動。森を抜けたい。
[備考]
※特に無し。
≪キャラ紹介≫
【赤城真弓】(あかぎ まゆみ)
21歳の猫獣人の女性。衣服店で働いている。ゲームと漫画大好きのオタク女子。
パソコンを自作したりもしているので機械にも詳しい。喪女。
【フリーデリケ】
20歳の竜種の女性。非常に強面で凶暴そうな外見だが穏やかで優しい性格。
しかしその容姿から一方的に恐れられる事が多い。
筋力、体力は雄のそれより上で、多少無茶な事は簡単にやってのけてしまう。
≪支給品紹介≫
【グロック17】
1980年にオーストリアのグロック社が開発したポリマーフレームの自動拳銃。
「空港の金属探知機に引っ掛からない」と言われたが重要部品は金属なので当然引っ掛かる。
様々な口径モデルがあるが本ロワ登場の物は9mmパラベラム弾使用モデル。
【大ハンマー】
工事現場で使われる大型ハンマー。
【アミュレット】
痛恨の一撃を回避出来る護符。要するに致命傷を回避出来る。
但し頭を吹き飛ばされたり焼き殺されたりすると効果が無いので過信は禁物。
| ゲーム開始 |
赤城真弓 |
:[[]] |
| ゲーム開始 |
フリーデリケ |
:[[]] |
最終更新:2011年10月04日 20:37