青野月音は普通の人間である。
妖怪の学校に通っていて、新聞部に所属している。
その一点を除いて、普通の人間だ。
そんな彼は周りの人物に恵まれていた。
赤い髪の彼が恋する美しきバンパイア。
薄青髪の彼を愛する妖艶なるサキュバス。
黒い髪の彼とバンパイアを愛する超天才魔女。
他にもいるが、紹介するのはこの程度で良いだろう。
理由は簡単、この物語には関係しないから。
この
殺し合いに呼ばれる彼の友人は3人。
若干一名、敵がいる。
その敵は彼にとって現在最大の敵となっている。
それについてはそのうち書くとしよう。
さて、閑話休題としよう。
彼は今この地に立っている。
目は虚ろにして、空を見る。
まだ陽は昇っていない。
それも当然、今は夜中だ。
彼にとっては別に時間などは関係ない。
それは彼が『元は』人間であるから。
「ふ…ははは…はははははははははははははははははは!!!」
表情をねじ曲げ高らかに笑う。
彼はもう普通の人間ではない。
最後の最後まで堕ちた、『屍鬼』<グール>であった。
バンパイアの血を限界を超してまで体に入れられ。
その結果生まれたのが、今の彼…『屍鬼』である。
もはや彼は血を求めてさまよう殺人鬼。
それはこの殺し合いの場にとって、最強にして最悪の人物となる。
その異常な怪力で敵を殺し。
その異常な回復力で身を潤し。
その異常な非情さで敵を容赦なく殺す。
バンパイアの全力をもってして殺すことができる、彼。
それを止められる者は、現れるのか。
【深夜/F-5】
【青野月音@ロザリオとバンパイア】
[状態]『屍鬼』
[装備]
[持物]基本支給品一式、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:殺す
[備考]
※原作6巻23話「グール」からの参戦です。
最終更新:2011年11月23日 15:58