「はああぁぁ、これからどうするべきかね……かったりい」
深い闇が広がる森の中。月明かりさえもかすかな明かりを灯す程度だ。
動物の鳴き声さえ聞こえない静寂な空気が辺りを包み込んでいる。
その森の中をとぼとぼと歩きながらぶつくさと文句を言う赤紫色の髪の眼鏡をかけた少年がいた。
名は浅月香介。呪われた子供と呼ばれているブレードチルドレンの一人である。
「それに、亮子に理緒、ラザフォード。新聞部の嬢ちゃんに鳴海弟、なぜかあの騒がしい女もいやがるし。
俺ら、ブレードチルドレンが呼ばれる理由なんて……数えきれねえな」
過去を思い出しても、悪いことしか思い浮かばないことに浅月は心の中で悪態をつく。
生きるためとはいえたくさんの人を殺したこと。
騙して。奪って。殺して。
「最も、そのことから逃げるつもりはねえけどな。ラザフォードも理緒もそれぐらいわかってるだろ。
だけど、じゃあなんで亮子が呼ばれるんだ?
あいつはブレードチルドレンとはいえ何もやってねえだろうが!
それに……鳴海弟がいるってことは、清隆か?こんなふざけたことを平気でやりそうだが……」
考えても考えても思考の底なし沼に沈んでいく。
浅月はしばらくいろいろと考えたが。
「あああああ、もういい!考えるのは後回しだ、早く亮子たちと合流するために動き周るか。
こんな
殺し合いやってられるかっての」
足元に転がっている小石を軽く蹴り上げながらぼやく。
思考放棄。だんだん、めんどくさくなり考えるのをやめた。
そして、結局は乗らないことに一応は決めた浅月。
浅月香介が殺し合いに乗らない理由?
浅月香介は、残虐、挑発的、嘘はつかないが約束は守らないなどと嫌な奴だ。
だが、性根までは腐っていない。
本質は仲間思いで義理堅い。
そんな浅月はこの地にいる仲間を殺してまで生き残ろうとは思わない。
とすると、最終的には一応は殺し合いには乗らないで、脱出を目指すということになる。
方針も決めた所で何が支給されているか確認をする。
できれば銃が欲しいが、護身用の武器が入ってればいいなという気持ちで。
「はぁ、武器になりそうな物ぐらい入れろよな……役に立ちそうも無いものばかり入れやがって……」
彼のデイパックに入ってたのは携帯電話、小銭のたくさん入った大きな袋、
そして、
「何でこんなのが入ってるんだよおおおおおおおおおおお!!!!」
スクール水着。
ご丁寧に名前のワッペンまで付いてある。
『えぶぁ』と。
「というか、えぶぁって誰だよ!俺がロリコンだって言いたいのか、なぁ主催者さんよ!
スクール水着が殺し合いで何の役に立つんだよ!もしかして服が汚れた時用の着替えか?
ああそうかそれなら納得……できるかあ!!!俺は男だ!
どう考えてもこれは武器として使えねぇだろ……スクール水着だぞ、スクール水着!!!
しかもこれだけかよ!?この三つで乗り切れと?無理に決まってるだろ!
こんなんで生き残れるわけねぇだろうがあああああああああああ!!」
さっきまで静寂だった森に慟哭が響く。
周りを気にせずに一人で騒いでる姿は傍から見れば異様だ。
それもスクール水着を手に持ちながら。どう見ても変人にしか見えない。
こんなところ誰かに見られたら……
「…………っ!」
運命は残酷だ。ばっちりと見ていた少女が一人。
あれだけ大きな声で騒げば人が寄ってくるのも当然だ。
この浅月のバカな行為をしっかりと見ていた少女、片岡優希もそのような理由だ。
大きな声が聞こえたので行ってみたらスクール水着を持ちながら騒いでる同年代の少年がいました。
もはやコントの域だ。
浅月の顔から血の気が引くのがわかる。顔は青ざめ、口は震えている。
人はかれのことをこう呼ぶ。
「変態だじぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
【G-5/森/一日目深夜】
【浅月香介@スパイラル~推理の絆~】
【状態】健康、精神的ショック(大)
【装備】月臣学園の学生服
【所持品】支給品一式 携帯電話 大量の五百円玉@魔法先生ネギま!
スクール水着@魔法先生ネギま!
【思考】
基本:知り合いとの合流
1:ああああああああああああああああ!
2:とりあえず殺し合いには乗らない
3:あれ怪我は?
※参戦時期は12巻終了後
【片岡優希@咲-Saki-】
【状態】健康、精神的ショック(大)
【装備】
【所持品】支給品一式 不明支給品1~3
【思考】
基本:???
1:変態だじぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
【携帯電話】
最新式の携帯電話。
施設の電話番号が全て入っている。
【大量の五百円玉@魔法先生ネギま!】
龍宮真名がまほら武道会で使っていた五百円玉。
かなりの量が入っていて重い。
【スクール水着@魔法先生ネギま!】
12巻の101時間目でクワネルが出していたスクール水着。
ちゃんと名前も入ってます。
最終更新:2009年11月21日 23:56