親友

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なぁ。誰か教えてくれよ。

何でこんなことになっちまったんだろうなぁ……

悪趣味にもほどがある。

このクソッタレなゲームは―――



 ◆ ◆ ◆



「くそっ何なんだよ、わけわかんねぇ!殺し合い?何で俺達が!」

洋風の建物が建ち並ぶ街並みの中、一人の少年が声を大にして荒げていた。
彼の名は岡崎朋也。とある高校の怠惰な生活を送ってる学生である。

「それにこれは……!」

朋也の手に握られているのは銃。明らかに人を殺すための武器だ。

「この銃、本物じゃねぇか……!ということはこの殺し合いは本物、こんなことあっていいのかよ! 」

銃を触ってみた結果、本物だと気付き、この殺し合いが本当だと理解して動揺を隠しきれない朋也。
その証拠に朋也の手は震えていた。

「絶対……絶対、生きて帰ってやる!!全員無事に!」

震えを抑えるように朋也は決意する。みんな無事で元の場所に帰る。
藤林杏。坂上智代。春原陽平。春原芽衣。
誰一人欠けることなく。

「そのためにも、早く知り合いと合流しねぇと……」

朋也の目的は知り合いが誰一人欠けることの無くこの場所からの脱出。
なら、速めに知り合いと合流しておいたほうがいいだろう。
そんな決意を心中でしていた時。

「おーい、岡崎!!」

噂をすればなんとやら。

「春原!お前生きていたのか!てっきりもう死んだのかと思ったぞ」
「こんな状況でも容赦ないですねぇ!」

春原陽平。朋也の親友で周囲からはヘタレと認識されているクラスメートで朋也の悪友というやつだ。

「おい、春原。手が震えてるぞ。相変わらずのヘタレだな」
「え?ああ、こんな状況で落ち着いていられるわけ無いだろ、岡崎……」

顔が青くなっている陽平をいつものように茶化す朋也。陽平はぎこちなく苦笑いで答える。

(まぁ、さっきまで俺も震えてたんだけどな)

朋也の手はもう震えていない。友人と早々に会えたのがよかったのだろう。
いつもの冗談を言える程度には調子が戻ってきている。

「とりあえず移動しようぜ。早く他の知り合いと合流しねぇと。
 お前は芽衣ちゃんを探さ……っ!」

朋也は最後まで気付かなかった。陽平が袖に隠していた銃を即座に抜き放ち朋也に向けて発砲するまで。
春原陽平が殺し合いに乗る決意をしていたことに。



 ◆ ◆ ◆



口の中が乾いている。カサカサした感じが気持ち悪い。そして鼻にツーンとくる血と硝煙のにおい。
目の前にはさっきまでは生きていた『トモダチ』の残骸。

殺した。

殺した。

コロシタ……!

僕が。春原陽平が。
袖に隠していた銃による不意打ちだった。
親友を。
春原芽衣。
僕の大事な妹。
こんなろくでない僕を慕ってくれる大切な妹。
僕は妹を生き残らせるために殺し合いに乗った。
ああ、わかってるさ。エゴだよ!!僕の!!!
それでも!!
……生きてほしいんだよ!
なぁ、岡崎。
お前と親友でよかった。親友を不意打ちで殺した僕はもう戻れない。
そして、僕はもう迷わない。
杏、智代。
誰が何を言おうと殺す。
芽衣を元の平和な日常に返すんだ!

だって僕は兄貴なんだから――

妹を守るのは当然だろう?

覚悟は出来た。

後は他の参加者を皆殺しにするだけ。

たとえこの選択が間違っていたとしても。

後悔だけはしない。

【岡崎朋也@CLANNAD 死亡】

【D-3/1日目・深夜】
【春原陽平@CLANNAD】
[状態]:健康
[装備]:Sturm Ruger Blackhawk(5/6)
[道具]:支給品一式×2不明支給品0~4、.41Remington Magnum予備弾60
IMI Micro UZI(20/20)予備マガジン×3
[思考・状況]
基本:芽衣のために皆殺し
1 積極的に他者と争う。


【Sturm Ruger Blackhawk】
スタームルガーの代表的なリボルバー。

【IMI Micro UZI】
UZIの超小型版。重量2.25kgと使いやすい。

Game start 時系列順で読む Next:浅月香介の憂鬱
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GAME START 春原陽平 Next:[[]]
最終更新:2010年01月31日 01:56
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