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UP TO YOU

7話:UP TO YOU

「くそっ、こんな所で死にたくない!」

赤い竜の青年、ギルは頭を抱え叫ぶ。

「支給品はショットガンか、そうだ、これで全員を殺してやろう、それしか無い!」

恐怖と混乱の余り正常な思考が働かなくなっているのか、
ギルは短絡とも言える決断を下してしまう。
ウィンチェスターM1912散弾銃を装備し、ギルは獲物を捜し始める。

「あれは展望台か……誰かいるかな」

前方に聳え立つ展望台を発見し、ギルは足を進めた。
展望台は寂れており、潮風の影響を受け所々劣化が進んで廃墟のようだった。
窓ガラスも所々割れ、不法投棄も目立つ。
ガラスの破片に注意しながらギルは展望台の中に入った。
上の展望室へ続く螺旋階段が中央に設置されている。

「……あ……ん……」
「誰かいる……子供か?」

上の方から微かに聞こえる男の子の声。
ギルは螺旋階段を上って行った。




殺し合いなんてやりたくない。
お父さんも呼ばれているし早く捜さないと。
だけどその前に、一回気持ち良くなってからね……。
支給品の一つ、馬のペ*ス型ディルドで!

「ああう~、ひぃん、お腹おかしくなるぅ~」

裸になって玩具を入れたり出したりすると気がおかしくなりそうなぐらい気持ちイイー!
お父さんにエッチな事されたり鞭で叩かれたりするのも良いけど一人遊びも良いね。

「ああううぅうううっ」

前と後ろで僕は絶頂に達した。
ああ、目の前が真っ白になって、僕のあれからも真っ白いのが一杯飛び出して、最高です。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

こんな事してる場合じゃないのは分かってるんだけど。
もうちょっと、もうちょっと余韻に浸って。

「……! 誰か来る」

階段室の方から足音が聞こえる。
階段を上ってくる足音、まずい誰か来るみたいだ。
服を着ている暇は無い、デイパックに服を突っ込んで僕は物影に隠れた。
やがて階段室から赤い竜が出てきた、手には散弾銃らしき物を持っている。
あんなので撃たれたら一溜まりも無い。

「……声がしたんだけど、誰もいないのか?」

どうやら僕にはまだ気付いていないみたいだ。
……あの人、殺し合いに乗ってるのかな、もしかしたら乗っていないのかも……。

「誰がいても、殺すだけだけど」

前言撤回。
あいつに見付からないように階段に向かった方が良いね。
どうやら赤竜は僕がいる方とは反対方向に行くみたい。
僕は隠れていたボロボロの机の陰から出て、赤竜に気付かれないように階段室へ歩く。
抜け足差し足忍び足。
床に散らばる細かい瓦礫やガラスの破片を踏むだけでも気付かれるかもしれない。
注意しないと。

(もう少し……)

後少しで階段室に入れる、と言う所で、お尻が疼いた。

「!」

そうだった、ディルド入れっ放しじゃないか。
あ、やばい、そんな、こんな時に、前立腺がっ。
も、もう駄目。

「~~~~~~~~ッ」

必死に声を殺し絶頂の波に耐える僕。
ここで声を出せば確実に気付かれる。

「…………ッ」

腰が抜けそうになるのを我慢する。
床に僕の白いあれが飛び散った。
命が掛かっている状況で絶頂に達するなんて僕は本当に変態なんだなぁ……。

パキッ。

あ。
何かガラスの破片みたいなの踏んじゃった。

「……!」
「あっ」

赤竜が僕の方を向いた。目が合った。完全に気付かれた。

「見付けたぞっ」
「わあぁあ!」

僕が階段室に逃げ込むのとほぼ同時に、銃声が背後から響いた。
振り向かなくたって何が起きたのかは分かる。
急いで階段を下りないと、僕は殺されてしまう。
散弾銃で撃たれた死体を、僕は以前ネットで見た事があるんだ。
お腹がぐちゃぐちゃになってたり、頭が綺麗に無くなっていたりしていた。
あんな風になりたくない、逃げなきゃ。

「死ね!」

ダァン!!

「ひぎぃ!?」

階段を下りている途中、僕の目の前辺りに散弾が撃ち込まれた。
しまった、上からは僕の事が狙い放題じゃないか!
ど、どうしたら。

こうなったら、一か八か。

お父さん――――!

「!」
「うわああぁああああぁあああ!!!!」




グシャッ。


そんな嫌な音が展望台階段室の下方から響いた。
赤竜の青年ギルは螺旋階段を下りて様子を見に行く。

「ああ……」

自分が追っていた全裸の犬獣人の少年が、血を流して倒れていた。
口と鼻から血を流し目は虚空を見詰め動かず、失禁もしている。生きているとは思えない。

「まさか飛び降りるとは……」

追跡していた犬少年は、螺旋階段から飛び降りた。
そして遥か下の床に激突し、死んだ。
殺す気ではいたがまさか自決を選ぶとは、と、ギルは少し困惑していた。

「……まあ、良いか、どうせ殺すつもりだったんだし……この子の荷物、見てみるか」

ギルは近くに落ちていた犬少年のデイパックを見付け、しゃがんで中身を漁る。

その背後で、犬少年の死体がゆっくりと起き上がる事には気付かない。

犬少年の手には大き目のガラスの破片が持たれている。

「うーん……」
「オ兄ざん、ひドいヨ……!」
「え?」

くぐもった感じの少年の声を聞いた直後、背後からギルの顎が掴まれ上に上げられた。
間髪入れずギルは喉元に熱い感覚を感じ、直後、目の前が赤く染まる。
喉の奥から鉄錆の味がする液体が溢れ呼吸が出来なくなり、意識が一瞬で遠退いて行く。
喉元を両手で押さえ、ギルは床に倒れ悶え苦しんだ。
苦しむ中、ギルが見たのは死んでいたはずの犬少年の姿。

「し、死んだはずじゃ……」
「死んデないよ、ゲホッ、僕は、身体が、丈夫ナンダ、ゴフッ」
「丈夫とかそういう……問題じゃないと思うけど……」
「ハァ、ハァ……お兄さん、僕を殺そうとするなんて、酷いよ……」
「うぅ……ぐ……そうしなきゃ……生き残れないって思った……んだよ……」

それだけ言うと、赤竜の青年は事切れた。
犬少年――――久木山凌河は痛む身体を一旦、近くの壁にもたれ掛けさせた。
彼は自分で言った通り、身体の丈夫さと生命力が人一倍強い。
決して不死身では無いが、常人なら死亡するダメージでも彼は仮死状態になる程度で済む。

「うう……痛いなぁ……もうちょっと休まないと駄目かな……服着ないと」

その辺に落ちていた古着で局部を拭きながら、凌河は痛みに耐えつつ服を着始める。


【ギル  死亡】
【残り  38人】


【早朝/B-4展望台出入口付近】

【久木山凌河】
[状態]全身打撲、頭部より流血(何れも治癒中)、全裸
[装備]馬のペ*ス型ディルド(挿入中)
[持物]基本支給品一式、???
[思考・行動]
0:お父さんを捜す。
1:少し休む。
[備考]
※滅多な事では死にませんが、頭部を破壊されるか身体を焼かれるかすると死にます。


≪キャラ紹介≫
【ギル】
赤竜の青年。黒い縞模様を持っている。22歳。
とある地方領主の私兵団に所属している。槍を使った攻撃が得意。銃も扱えるが下手。
明るく人当たりの良い性格だが、パニックになり易いのが難点。

【久木山凌河】 くぎやま・りょうが
変態マゾケモショタ。12歳の小学生。白い犬獣人。父子家庭で実父と肉体関係を持ち、
同意の上で性的及び肉体的な虐待をして貰っている。
生命力及び治癒力が高く滅多な事では死なない。そのため過激なプレイを楽しんでいる。

≪支給品紹介≫
【ウィンチェスターM1912】
ギルに支給。
ウィンチェスター社初のハンマー内蔵式散弾銃。
ポンプアクション式散弾銃デザインの基礎を築き“パーフェクト・リピーター”の別名を持つ。
1912年の登場から1963年の製造中止までの間、200万挺ものM12が製造された。

【馬のペ*ス型ディルド】
久木山凌河に支給。
読んで字の如く。マニア向け。



ゲーム開始 ギル 死亡
ゲーム開始 久木山凌河 次:可愛いは正義

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最終更新:2012年04月07日 16:40
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