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我輩はネコである

19話 我輩はネコである



こんばんは、いい夜だな。
都会じゃ人工の光ばかりがでしゃばって、月も、星ですら見えやしない。
だがここなら星がとてもよく見える。三日月もな。
ああ。ここはいい場所だ。
――ここが殺し合いの舞台じゃなけりゃあな。

俺の名は阪本。まあこの名前は俺の知り合いが付けた名前だがな。
それにしても――こんな事になるとはな。
ったく、ふざけたイベントだぜ……


【D-3/森/一日目/深夜】
【阪本さん@日常】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3
[思考]:基本:殺し合いなんてし「ちょっと待てぇっ!」

――え? ?待ちませんが、何か?

「いや、待てよ!
何でだ!? ?何で終わらせようとした!」

いや、だっていろいろ長そうだったんで、早めに切り上げようかと……

「ふざけんな! ?まだこれからだろうが!」

ハァ……分かりました。では10行だけ待ってあげま「最後までやらせろコラァ!!」

……はいはい。




「ったく。
 それにしてもこのディパック、俺でも開けられるんだな。ただ、中に入ってるヤツは使えそうにないもんばかりだが」

彼は黒ネコの阪本。どこにでもいる普通のネコである。
しかし、首に巻かれているスカーフにより、喋ることができるのだ。
トシは人間年齢で20歳ぐらいらしい。
そんな感じで、阪本はとりあえずどこかの施設に向かう事にした。
外を下手にうろついているよりかは、少しでも安全な場所に行った方がよいと思ったからである。
とりあえず支給されたディパックを背中に乗せ、阪本は月が昇る方向――――北東へとその前脚を運ばせた。

「あー……やっぱりというかなんというか、怖えぇな。
まあ、危険なヤツと出会わねえ事を祈るとするか」

阪本は歩く。ただその道を。
いつか来る夜明けまで、その瞳に映る景色を見据えながら。


【D-3/森/一日目/深夜】
【阪本さん@日常】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3
[思考]:基本:殺し合いなんてしねえよ
1:どこか安全な場所を探す
2:なるべく接触などはしたくない





☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆




――全く、運命は本当に悪戯というものが好きなんだな。
それにしても、殺し合いか。
とんでもないというか、ありえないというか。さすがに私でも少し混乱している。
どうしてこうなったかは分からない。どうして私が呼ばれたのかも分からない。
まあ、分からないのは当たり前と言ってしまえばそうなのだがね。

この、「殺し合いをしろ」という設問について、私はどう回答すればいいのかな?
「する」……と答えればいいのかな?
――しかし私は、それを「しない」としか答える気はない。
「あちら側」からしたらいけずだと思うだろうね。だが私にはその気力は無いんだ。勘弁してくれ。

うん。まあ、今は自分の思うがまま動くとするか。
とりあえず今のところは、ね。


【D-3/森/一日目/深夜】
【シャミセン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3
[思考]:基本:気の向くまま行動。殺し合いには乗らない。
1:とりあえず北にでも向かおうか


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最終更新:2012年11月05日 12:53
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