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その面影を

2 その面影を


「コピーロイド、か」

如何にも軍人、と言うような外見の男がいた。
名はカーネル――――実は彼は人間ではない。
ネット社会における人間の手助け役的存在のネットナビである。
そんな彼がなぜこの場にいるのか。
それは彼が言ったコピーロイドという言葉にある。

コピーロイドとは、現実世界にネットナビを呼び出すための機械だ。
戦闘力は規制されるもののかなり再現される。
だが、外部充電式のため活動時間はそこまで長くはない……はずなのだが。

「何か細工でも施されているのか……コピーロイドを改善するのであれば、主催者はかなりの技量をもつものと考えられる」

あの参加者が集められた場では、主催者がどのような人物であるかなどはわからなかった。
だからこそどのような人物であるか知る必要がある。
『主催に対抗しこの殺し合いに抗うのであれば』だが。
実際カーネルにとって、自分が死のうと良かった。
彼の主であるバレルが生きてさえくれればいい。
自分はあくまでネットナビでしかないのだから。

「――――とりあえず、今の所は保留しておくとしよう」

現状殺し合いに乗ることが得策とは思えない。
バレルが相手でも苦戦するような人間に対し、自分が対応するのなら問題はない。
だが、現状から一般人を殺して回るというのは良くない。
少なくとも、バレルがそれを許すとは思えない。

「どうであれ、今はバレルを探すしかあるまい……」

そう言いながら民家のような場所から出ようとする。
だが、何かがすれるような音を感じた。
何者かがこの民家にいるのか、とカーネルは考えた。
しかし彼は先ほどまで気配を感じなかった。
こちらを見ているのならば気配くらい感じてもおかしくはない。

「――――ふむ」

支給品であったバトルチップのエアシュートを装備し、民家……というよりはアトリエというのか、を捜索する。
どんな敵がいるのか、気配を感じれなかったほどなのだ、強敵なのだと思われる。
すぐさま襲い掛かられてきても、隙もなく撃てるエアシュートで敵を吹き飛ばし距離をとる。
それからならば正面切って戦える、ならば負けることはほぼないであろう。

「……」
「――――すぅ」

などと考えたのだが、思い違いだったようだ。
部屋の端付近に置いてあった棺桶を除くと、水色の髪をした少女がそこで眠っていた。
寝息を立てているため死んでいるというわけではないようだ。
だが、肌は透き通るように白く、死んでいるように見える。

「――――考えすぎだったようだな」
「ん……おにい、ちゃん……」
「……しかし、図太いというのであろうか……私が殺し合いに乗っている人間であればどうであったかわからないな」

その少女を再び見る。
どこか、カーネルの妹である彼女に似ているような気がした。
外見は似通わないが、雰囲気と言うのであろうか。
この少女を死なせたくはない……ふとカーネルはそう思った。

「とりあえず、この子が目を覚ますまで待とう……このまま放置しておくのも、気が進まん」

きっとバレルはそう簡単には死なない。
だからこそ今は弱者である彼女を守るのが大事だと思った。

【E-2ユズハのアトリエ/朝】
【カーネル@ロックマンエグゼ6】
[状態]健康
[所持品]基本支給品、バトルチップ「エアシュート」@ロックマンエグゼ6、サーベル@ロックマンエグゼ6
[思考]バレルを生還させる、基本は主催打倒
[備考]最終決戦、ワイリー博士との対峙前からの参戦

【ユズハ@CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!】
[状態]睡眠中
[所持品]基本支給品、ランダム支給品
[思考]???
[備考]好感度ゲージ4~のイベント中のどこかからの参戦


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最終更新:2013年04月02日 19:06
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