最終戦Ⅱ

38◆最終戦Ⅱ



「――――――ウオォオオオオオオオオオッ!!!!」

 ばきり。床面がきしむ音がした。
 ぐらり。天井からぶらさがる、シャンデリアから帯を垂らしたようなモニュメントがゆらいだ。
 どど、ど、ど。
 前を見据えた切磋琢磨の放つ威圧感はもはや可視化されて擬音すら成す。
 風が流れる。一流バッターのスイングが風を呼び込むように。
 あるいはトラックの走り抜けた先を風が埋めるように。
 拳に込めた力の流動が、周りの大気さえ震わせて、
 唸りながら、うねりながら、一点目指して吸い込まれていく。
 戦闘開始から数分。早くも放たれるはかつて先手必勝を屠った全力の一撃。

「“拳語り”か。くだらん」

 出し惜しみなどしない赤毛の青年を前に、傍若無人はつまらなそうな顔をした。

「暑苦しいのは苦手でな。語る前に止めさせてもらおう」

 傍若無人は前に斧を突きだす。
 寸分の狂いなく、切磋琢磨の構える拳の先へ。
 凛。
 腕の先端と斧の先端、点と点の衝突は空間に静寂をもたらした。
 拳語り発動せず。爆発しようとしていたエネルギーが、振り切る前に殺された。

「……さすが最後の敵なだけはあるな」
「感心している場合か?」

 遅れて、
 拳を振り切れば纏うはずだった風だけが再度現れて、傍若無人の短髪を強く後ろに撫でた。
 そのころにはもうすでに、傍若無人は次の動作に映っていた。
 左で正面を固めながら右で大きく斧を振りかぶる。

「己の斧は――重いぞ」

 傍若無人の斧。両刃の片手斧、全長は大男の片腕とほぼ同じ。
 刃の大きさはそうでもない。柄の太さもそこまででもない。
 大剣のほうの《りんりんソード》と比べても同等かそれ以下といった軽斧の部類だ。
 通常であればその斧から繰り出される斬撃に、重いという言葉には見合わないだろう。
 使い手が傍若無人でなければ。
 重くはならないだろう。
 筋繊維の盛り上がりが見えた。放たれる前に、限界まで引き絞られた弓のようだった。
 切磋琢磨は後ろへ一歩。目はしっかりと斧を見る。

(……“銘”?)

 一瞬、握りこむ手の奥に斧の“銘”が描かれているような気がした。
 気のせいかもしれない。握る指の隙間から少しの窪みが見えて、すぐに見えなくなった。
 視界から消えた。
 切磋琢磨の左腕、肘から手首にかけての部分に一筋の血線が走った。

「!?」
「ガードしたか。だが、己の斧でも傷は付く程度の硬さのようだな」

 感覚信号が痛みを認識すると同時に、遅まきに耳に音が届く。
 斧を振った音、反射で上げた防御腕に斧の刃が掠める音、傷口が生成された音。
 切磋琢磨は一歩下がっていた。その一歩で、斧の射程から逃れているつもりだったのだが。

(思っていたより奴の踏み込みが深かったか――! しかも、“防御”の型に傷をつける威力!)

 びゅう。遠心力を推進力に、
 振り子の要領で放たれていた二撃目を、切磋琢磨はさらに距離を取って避けた。
 二歩。いや、三歩か。それだけ下がれば確実に避けられる。
 だがそうして下げさせられ続けてはいけない。
 背後では初手の交戦で気絶に追い込まれた二人がまだ倒れている。
 “二人を守りつつ、傍若無人の持つレーダーを時間内に破壊する”
 それが切磋琢磨の勝利条件だ。退くことはできない。

(しかも、横に避けるのもダメだ。紆余と一刀両断のほうに向かわせないために、
 俺は奴と向かい合っている必要がある。直線状での戦闘……まるで老師と同じだな)

 一刀両断には「後ろを振り返るなよ」と言われたが、こうも似せられるとやはり思い出してしまう。
 あの優しすぎる最後の掌底、小さくなっていく老師の背中。
 無力だった自分。たくさんの教えてもらったこと。
 強さを求めることの意味。……あれから《強く》なった自分。

「どうした。向かってこないのか。“あれ”は最後まで己に向かって来たぞ」

 切磋琢磨の心境を読んだかのように、傍若無人は東奔西走の話をした。

「あれも不思議なモノだった。ほんの一時間にも満たない邂逅で繋がりを結び、弟子を守ろうと拳を振るう。
 自分の記憶すらおぼつかぬ世界で、他人のために死のうとする。全く、理解に苦しむモノだ。
「……」
「己はな、切磋琢磨。他人のために力を使う、というモノが理解できないのだ」
「……!」
「力とはリソースだ。自分が持てる財産だ。生きていくために、使っていかなければならないものだ。
 他人のために使ってしまえば、そのぶん己は財産を失う。生きづらくなる。
 あれもそうだった。周りなど考えずに全力を自分のために使えば己と渡り合えたものを、
 切磋琢磨と言うモノを守って。くだらない死に方だ」

 傍若無人は淡々と言った。

「そして切磋琢磨もまた、くだらない死に方をする」
「――そんなことはさせない」

 切磋琢磨は彼の言葉に食い下がる。
 あからさまな挑発に熱くなりつつも、握った拳は硬いまま、芯からは動じていない。

「お前の考え方は分かった。やっぱり、名前通りの傍若無人だ。
 “放送”でお前が戦う理由を言ったときから、思ってた。お前は自分のためにしか戦っていない」
「そうだな。己が信じるのは己だけだ。だから強い」
「でもその強さは、孤独だ。昔の老師と同じだ。ひとりぼっちだ。
 俺の信じる強さは……老師が教えてくれた強さは、“ひとりぼっち”のお前には負けない!」
「勝利宣言は勝ってから言うことだ、モノども!」

 恫喝とともに死合は再開する。
 傍若無人は右に構えた斧を引きながら、左の足で前に踏み込む。
 そのまま流れるような動作で前方の虚空に左掌底を放つ。
 二の型・突進、香車の型を使用して空中飛び込み前転していた切磋琢磨は
 掌底のインパクト点で型を解き、ライダーキックへと移行しようとしていた所だった。

「くッ!」
「読めるぞ」

 次に傍若無人は空中の切磋琢磨に向かって斧を縦に振るいつつ
 左の腕は引いてボクサーじみたガード体制に入る。
 切磋琢磨は先の掌底をぎりぎり防御型に移行することでいなすも、空中で勢いを殺されている。
 それでも向かってくる斧を裏拳で弾き、反発でサイドに重心を移動。
 視界もおぼつかないまま空中横捻りからの鋭い回し蹴りを放ち、それは傍若無人のガードへと吸い込まれていく。

「だったら……押し切る!!」
「ぬ……!」

 体勢すら正しくない、普通なら放つことすら困難な回し蹴りだが、切磋琢磨のそれは重い。
 しっかりと固めたガードの上からでも傍若無人の腕をみしみしと鳴らす。
 さらに地面に付くまでの間に、切磋琢磨はもう二撃は放つことが出来てしまうだろう。
 人間の限界点のみならず物理的限界点も越えていく。
 《切磋琢磨》はそういうルール能力だ。きちんとそれを傍若無人は知っている。
 知っているから対処ができる。

 普通ならば苦悶に顔をゆがめてもおかしくないところ、
 傍若無人は涼しい顔をして、右足による蹴り上げ動作。
 落下中の切磋琢磨を飛ばすと見せかけて相手の意識を足へ向け、上方から斧を横薙ぎに振るう。
 確実に薙ぎきった斧に血は付いていない。反動を利用して再度振る。
 空中に軌跡だけが残る。切磋琢磨は全て避けている。だが空中でのさらなる連撃は防いだ、

「一の型待機、解除――起き兎!」

 いつの間にやら切磋琢磨は地面に降り、
 傍若無人の懐へしゃがみからバネ仕掛けのように勢いよく顎下アッパーを放っていた。
 首を軽く横にずらして回避。鼓膜が拳圧で異常な音をたてる。近い。逆に言えば反撃圏内

 「ははっ」、と笑い声がした。
 切磋琢磨は楽しんでいる

 斧をさらに斜めに振るう。当たればどこかを欠損させる斧、
 尋常の相手ならば恐れをなして退く。だが退かない。
 傍若無人の前でいま、極限に戦闘に集中した切磋琢磨は、前に進むことを止めてこない。
 むしろ凶刃を軸に自らの次の攻撃へと繋げている。
 それは紙一重の繰り返し。一ミリでもミスれば即死亡の危うすぎる戦闘組み立て――

「読めて……」
「いても、関係ない!!」

 戦闘組み立ての内容だけをみれば押しているのは明らかに傍若無人だ。
 前回優勝者としての知識と経験、それ以前にもおそらくは軍服を着るような場所で戦闘経験を積んだのだろう、
 切磋琢磨の攻撃を先読みして初動を抑え、場をコントロールし、十全な攻撃ができている。
 なのに相手のHPを削ることができない。自分のHPばかりがガードの上から削られていく。
 立ち回りで完封しているにもかかわらず……単純な戦闘能力のみで、押されている。

「当たればやばい斧、だったら当たらなければいい。
 攻撃が全部読まれている? だったら読み切れなくなるまで、速く! 多く! 拳を打つ!
 がむしゃらでも、めちゃくちゃでも! 進めれば! 前に踏み出せれば、それでいい!!」
「自らを危険にさらすことも厭わぬか……切磋琢磨!」
「そうだ。俺はひとりじゃない! 仲間が後ろにいることが、俺を支えてくれる!」

 切磋琢磨はさらに加速した。傍若無人の肩、脇腹、左太もも、同時に打撃音が響く。
 血の線が飛ぶ。三つの打撃と交差した傍若無人の斧は切磋琢磨の右足首を半分斬っていた。
 ぱかりと割れて空気が入る。アキレス腱が逝ったか。痛みを感じる前に次の打撃を叩きこむ。
 拳さえあればいい。
 それだけあれば切磋琢磨はいつまでだって戦っていられる。

「四の型、爆発」

 全てを置き去りにしていい。周りは考えなくていい。
 楽しめばいいと紆余曲折が言った。だからそれだけ、ひとつだけ。
 他を任せることができるから。切磋琢磨は、傍若無人より、《強い》。

「――明眼連武!!」

 考える前に体が動くようだった。最適な状態に握った拳が高速ジャブを連打する。
 斧を両手で横に構え、傍若無人はひとつひとつを捌いてくる。七、八、九、
 十で反撃がくるその前に次の行動に移る。
 斬られた足を強引に地面に叩き付け、
 反動で跳躍しつつ傍若無人の斧の柄をするりと掴み、
 軸にして回転、半月の軌跡を描けば頂点、そこからかかと落としを脳天へと刺す。

 上手くずらして肩で受けられるが、見越して両足で傍若無人の首を絡めにかかる。
 傍若無人はすばやく脱力し、
 切磋琢磨の足のホールドが極まりきる前に下へとしゃがみ抜ける。
 同時に両手を前に突き出して軸斧を動かす。
 さすれば斧を掴んだままの切磋琢磨は後方へ動かされ――るはずだった。
 傍若無人の視界に、掴んだ形のまま外された、グローブの脱け殻が映った。

「……!」

 次いで背中に足裏の感触、すぐに離れてすたりと降りる音。
 さすがの傍若無人も歯噛みする。
 “乗り越えられた”。
 このミスは大男にとってとても大きい。
 アキレス腱のダメージなどモノともせずに走る切磋琢磨には、傍若無人では追いつけない。
 乗り越えられた時点で、レーダーを破壊しに行く切磋琢磨を止めることが出来ないのだ。

 誤算は三つ。
 一つ、仲間を守るかと思われた切磋琢磨が、周りを気にせず攻めてきたこと。
 二つ、我武者羅な攻めから、“倒して”進むのだと傍若無人に思わせ、
 “乗り越える”という選択肢を完全に隠してきたこと。

「……待て、切磋……!?」

 そして三つ目は、
 傍若無人が後ろを振り向いたとき、
 レーダーがすでに死体の首から消え、地面に落ちて壊されていて。
 靴を脱ぎ捨て素足となった切磋琢磨が、すぐそばで、拳に風を集めていたこと。

「当たるかは賭けだったけど、案外俺は得意だったのかもしれないな、“靴飛ばし”」

 ばき、ばきり。床面がきしむ音はさらに大きく。
 ぐらり。天井からぶらさがるモニュメントは再びゆらぐ。
 風が流れる。握られた拳へと吸い込まれていく。傍若無人の対応は、間に合わない。
 傍若無人の三つ目の誤算は。
 “切磋琢磨には飛び道具が無い”と、思ってしまったこと。

「さあ、語り合おうぜ傍若無人。お前の強さと、俺の《強さ》を」
「切磋……琢磨……!」

 老師のこと。仲間のこと。
 これまでの戦いのこと。これからの未来への願い。
 切磋琢磨は四の型・爆発、“拳語り”に様々な想いを載せて。
 放つ。
 拳圧が生み出す熱気が視界をゆがませるほどの一撃が、やはり床をみしみしと鳴らす。
 みし、りと。また鳴った床が――ばきり、と。鳴って。

 ばきり?

 ――ばきりって、何の音、

 だ?

「……哀れなモノの誤算は一つ」

 視界が下方向にずれていくなかで、
 傍若無人が悠々と、上段に斧を構えながら、言った。

「この場に己が仕掛けたものが、あれで終わりだと思ったことだ」

 床が

 抜けた。


◆◆◆◆


 イモムシのようにもぞもぞと。床からなかなか起き上がれないながらも、
 そばに落ちているはずの自らのデイパックを探していた紆余曲折はそのとき聞いた。
 ばきり。カーペットで覆われた娯楽施設の床、
 切磋琢磨がちょうど居た場所が、踏み込みの力に耐え切れず抜けた音だった。

「……!!」

 本来ならばありえない。 
 カーペットの下はコンクリートのはずだ。床が抜けることなんてない。
 つまり、傍若無人は……斧で破壊し穴を空けた床に上から薄板を張り、
 さらに上からカーペットを敷きなおして、場を平たい床に見せかけていたのだ。
 こうしておけば、必要に応じて斧で簡単に足場崩しができる。

 今回は切磋琢磨の踏み込みが強すぎたせいで自分から罠にかかる形になってしまったが、
 これは「場」を最大限に活かすための傍若無人の当然の手だったのだろう。
 思えば――あの一刀両断vs傍若無人の長い報告の中に、こんな言葉があった。
 傍若無人の斧は床を破壊する威力だったと。
 そこで気づくべきだった。
 傍若無人が床に罠を仕込んでくる可能性に、至るべきだった。

(まずい、な……タクマさんにはもう少し粘ってもらわないといけないんだけど……)

 奥歯にぐっと力を入れて悔しむ。
 レーダーは破壊できたが、切磋琢磨が稼がなければいけない時間はまだ残っている。
 勇気凛々と優柔不断が到着する前に彼が死んだら、作戦は失敗だ。
 耳に届くは――切磋琢磨の唸るような悲鳴。
 傍若無人のあざける様な声もする。
 どうやら、腕に甚大なダメージを入れられたらしい。
 斬られただけならいいが、切り離されている場合はかなり危ない。
 切磋琢磨がここで死ねば。次に死ぬのは紆余曲折と一刀両断だ。

 ここには死ぬために来たわけではないのに。

(それと……それはどういうことなんですか、リョーコさん……?)

 紆余曲折にとって気がかりなことはもうひとつあった。
 階段下に伏せて完全に動かない一刀両断。
 さまざまな違和感ある行動から傍若無人と繋がっていると思われた彼女は、
 紆余曲折を守る形で傍若無人の攻撃を受け、間違いなく瀕死のダメージを受けてそこに転がっている。

 すべてが杞憂で、繋がりなんてなかったのか?
 それはありえないと紆余曲折は思う。
 でも、この場にて寝返るでもなく、
 いきなり傍若無人の手によって戦線離脱したという事実が、
 紆余曲折の中にあった確信をあやふやなものへと変えていた。


(本当に……)

 だから紆余曲折は問う。誰にも聞かれないように心の中で。

(……本当に、“うまくいく”ん……です、よね?)

 そのときだった。
 包帯越しに、彼の目は強い明るさを感じた。
 どうやらメインフィールド、切磋琢磨vs傍若無人の状況が、また変わったようだった。


◆◆◆◆


 傍若無人の斧には銘がある。
 四文字のその銘は、かつて先手必勝に支給され、
 いま優柔不断が持つ《百発百中》の銃と大男の斧が同じような武器であることを示している。

 《蟷螂之斧》と名を打たれたこの斧には、さすがジョーカーというべきか、強力な効果があった。
 《絶対の掟たるルール能力に、ささやかな反抗をする》。
 すべてを斬り裂く刃にほんの少し耐えたり、
 強化された肉体の鉄のような防御にもダメージを与えることができるルール能力。
 対四字熟語専用武器と言っても過言ではないこれであれば、
 主催のルール能力によって造られた《娯楽施設》の床を破壊することは容易だった。

「ハァーッ……ハァーッ……」

 この斧の力を使い、床に罠を仕掛けるという案を実行した傍若無人は、
 研ぎ澄ませた上段の一撃によって、罠にかかった切磋琢磨の左腕を肘から断ち切ることに成功した。
 今も血が切断面から床に垂れ続けている。
 処置をしなければ遠からず切磋琢磨は死ぬだろう。そうすれば傍若無人の勝ちはぐっと近くなる。

 しかし。
 それでも。

「ハァーッ……」

 傍若無人は目の前に映る七色目の光に、人知れず唾を呑みこむ。

「……俺はまた、《強くなった》。
 腕はやられたけど、これで戦力的にはプラマイゼロだ」

 片腕から紅い血を流しながらも。
 紫色の光の中、乱れた呼吸を再度ととのえて。赤毛の男はしっかりと構えを取る。
 四点流・一の型――待機。
 グローブと靴を捨て、片腕を失ってなお、
 切磋琢磨は基本の構えを崩すことなく傍若無人に対峙する。

「さて」

 そして言う。
 宣言する。

「……“仕切り直し”だ、傍若無人」




最終戦Ⅰ 前のお話
次のお話 最終戦Ⅲ

用語解説

【蟷螂之斧】
向かい来る車に立ち向ったカマキリの斧を車に乗っていた人が褒めたという逸話から生まれた四字熟語。
弱くても一矢報いようとする意思とかそんな感じ。絶対に破れないルール能力への小さな反逆手段。
余談だが、前回のバトルロワイアルで傍若無人が持っていた四字熟語もまた斧に関係するルール能力だった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年05月20日 12:08
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。