奪われた世界

「やっと辿り着いたか…ふひひ」
辺りもかなり明るくなり、視認性もかなりあがっている。
笑みを浮かべながら、病院に近づいて行く1つの影。
(途中で死体が転がってたのには驚いたが、それ以外は何も無かったな。)
思いながら、病院のドアに手をかける…が。
後ろに気配を感じる。
「誰だ?」
平常を装って言うが、声は震えている。
「そっちこそ…」
そこには、血の付いた刀と銃を持った男―vもんがが立っていた。
「何やってるの?入るなら、入りなよ」
ドアに手をかけたまま動かないパフェニーに不信感を抱く。
(ゲームに乗ってるように気づかれないようにしないと…)
だが、その思いに反して、衝撃的な一言を放つvもんが。
「…どうやらゲームに乗ってるっぽいね。ヤる気満々…ってとこか」
「!」
その言葉に、目に見えるように狼狽するパフェニー。
だが、一瞬で元の落ち着きを取り戻す。
「…なんで俺がゲームに乗ってるって言い切れるんだ?証拠でもあるのか」
その一言を叩き潰すような口調で、
「さっきの一言で、目に見えるように顔色が変わった。それが動かぬ証拠だ」
と言った。
「…なら仕方が無い。ここでお前を始末する。」
そう言い、ポケットから小振りの拳銃、ワルサーPPKを取り出す。
そして…間髪入れずにvもんがに撃ち込む!
パン、と乾いた音が辺りに響く。
「くっ…しまった…」
あまりにも突然過ぎることだったので、反応が一瞬遅れ弾丸は左肩を掠める。
(まずい…どうにかしないと…)
そう思い、手に持っていたレミントンを撃ち込み返す!
ドン、とさっきより重い音が響く。
そしてその音より重い衝撃は、パフェニーの腹部にクリーンヒットした。
(が…っ…腹が…)
どくどくと血が出てくる腹部を抑えその場に崩れ落ちる。
「く…ちくしょー…なんて…こ…」
言い終わるか終わらないかの内に、パフェニーの意識は闇に飲まれていった…


「…終わった…か…」
病院内の椅子に寝っ転がり、一息つく。
(だが…俺は、「正しい」のだろうか…間違っているんだろうか…)
心の中で葛藤を積み重ねながら、ため息を付いた。


【一日目/黎明/E-7:病院内】


【vもんが@板対抗BR】
[状態]:健康、困惑(小)、肩に擦り傷
[装備]:レミントンM31RS(11/13)@板対抗BR、MINIMI軽機関銃(0/200)@SIRENシリーズ
[所持品]:支給品一式、カンフーマンの装備+jubeatの筺体入りデイパック、斬鉄剣@板対抗BR、MINIMIの弾丸(あと2リロード分)
[思考・行動]:
基本:死にたくないな
1:ふう…
※銃声が響きました。

【パフェニー@板対抗BR 死亡】
死因:射殺

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最終更新:2010年02月09日 20:04
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