人手が欲しい

広い広い原っぱの中、ただ一つそびえ立っている大きな木の下に二人の男女が向かい合っていた。
伝説の大きな木の下で向かい合う男性と少女。
こう書くとこれから告白が始まるようなシチュエーションだ。
しかしこの二人の間でなされている会話は、そんなロマン溢れるものではなかった。
「はぁっ、ヒトデはとってもかわいいですっ! まさしく至高のヒトデですっ!」
少女―――伊吹風子はヒトデについている五つの突起を優しそうに撫でながらトリップしている。
その様子を眼前で見ていた男性は、突然の少女の行動にただ呆然としていた。
「はっ、あまりのかわいさに風子うっとりしてましたっ」
風子はそう言うと、デイパックからさらにヒトデをとりだし男性へと差し出す。
「みんな風子のヒトデを受け取ってくれませんでしたが、何かあなたは風子と同類のような気がしました。
 というわけであなたにもヒトデをプレゼントですっ」
その風子の言葉で我に返る男性。
そして顔を怒りに歪め、プルプルと震えだした。
当然だろう。勝手に人をゲテモノ好きの同類にされれば誰だって怒る。
だが男が怒った理由はそうではなかった。
男も風子の予想通り無類のヒトデ好きだったのだ。
ただし、ただのヒトデではなく美しいヒトデに限ってだが……。
つまり、風子の差し出したヒトデは男の眼鏡に適わなかったという事だ。
男―――吉良吉影は、風子に指をビシッと指し宣言する。
「こんなものが至高のヒトデとはね。君、明日またこの場所にきたまえ。もっといいヒトデをお見せしてあげよう」
吉良はそう言うとすぐさまその場を去っていき、究極のヒトデを探しに出かけた。
残った風子は吉良の言葉に目を輝かせて、ひとこと
「すごく楽しみですっ! 風子も負けませんっ!」
と言うと、至高のヒトデを探しに吉良とは別の方向へ走っていく。

ここに、同じ【ヒトデ】を愛する者達の人知れぬ戦いが始まろうとしていた。



【一日目/深夜/東京@テラカオスバトルロワイアル】
【伊吹風子@葉鍵ロワイアル II】
[時期]:199話『決定的な差』で榊しのぶに刺殺された後
[状態]:健康
[所持]:羽リュック(ヒトデ入り)@葉鍵ロワイアル II
[方針]1:至高のヒトデを集めて明日吉良と勝負。

【吉良吉影@マルチジャンルバトルロワイアル】
[時期]:122話『180秒』でリヴィオに射殺された後
[状態]:健康
[所持]:不明@不明
[方針]1:究極のヒトデを集めて明日風子と勝負。



【羽リュック(ヒトデ入り)@葉鍵ロワイアル II】
伊吹風子@葉鍵ロワイアル IIに支給される。
ヒトデが入った羽リュック、それ以上でもそれ以下でもない。
住井護と柊勝平と木田恵美梨のヒトデが入っている。
もしかしたら月宮あゆの似顔絵も入っているかもしれない。



★パロロワ一口メモ★
【ヒトデ】

葉鍵ロワイアル IIの話題になると必ずと言っていいほど挙がるヒトデの話。
それは伊吹風子が人の手を集めるために人殺しをしまくるというもの。
ヒトデと人の手を掛けたのだろうが、その発想はなかった。
そのうち似顔絵と称して人の頭まで集めようとした。
キャラ崩壊ってレベルじゃないが、葉鍵ロワではよくある事。



005:『友達』 投下順 007:こんな事できるのはカオスか非リレーだけ
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最終更新:2010年04月12日 22:41
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