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最初に
鏡は大別して「配信内容を再エンコして配信する」方法と「配信内容をそのまま再送する」方法に分類されます。
配信内容をそのまま再送する場合、2時間毎に切り替えがあるリレーにおいて配信者の配信に対して行うことは推奨されません。
他の鏡の配信に対して行うことになります。
配信内容を再エンコして配信する
基本的に普通の配信と全く同じです。
「音楽ファイルの再生」を「配信の再生」に置き換えるだけです。
タイムラグを抑える為にかがみんv2を扱えるとベターかもしれません。
配信方法については
1からのhow to 配信を参照してください。
複数のエンコード形式やビットレートでの配信には、かがみんv2、
Icecast2、
Steamcastなどが対応しています。
補足
- 接続先の切り替えはプレイリストの現在鏡中のURLの次に次の部の配信URLを入れておくだけです。(配信終わったら鯖落とせとDJへ言われるのはこのため)
- 当然シャッフル機能はオフにしておきましょう。
- REPEAT ALLにしておいた方がいいかもしれません。
- プレイリストの次の番に事故時用の音楽(クラシックなど)を入れておくと、事故時に分かりやすいです。
- うっかり、mp3ファイルなどをダブルクリックしちゃうことなんかもありえるので、デフォルトプレイヤーにしておかない方がいいかもね。
- edcastのYP SettingのStream Nameは他の鏡の人と被らない程度に適当な名前を入れておくようにお願いします。鏡に接続している鏡を判断する材料になります。
- この方式で鏡を噛ませば噛ますほどタイムラグが非常に大きくなります。
- 一部サーバーのURLをWinampに読ませる際、勝手に「http://localhost:ポート/続きのアドレス」と置き換えられる場合があります。拡張子を削ることで回避できます。
配信内容をそのまま再送する
かがみんv2 編
鏡ツール かがみんを使う方法です。
ポイントとしては設定が手軽で尚且つ高機能なところです。
インストール
鏡置き場v2
よりダウンロードしてください。特に理由が無ければ、C++安定版が良いでしょう。
ダウンロードしたら適当な場所に解凍するだけです。
使い方
「設」定から設定画面を開き「使用ポートの登録」へ配信に使用するぽーとを選択します。必要であれば複数の設定もできます。
メインウインドウの左上にあるテキストエリアに配信元URLをを入力します。
接続ボタンを押します。
あとは中央上部にある最大接続数を適当な値に設定しましょう。
SHOUTcast DNAS(Distributed Network Audio Server) 編
まず、最初はSHOUTcast DNAS(以下"SHOUTcast鯖"と表記)のリレー機能を使う方法です。
ポイントとしては配信する人なら、まず入っているので手軽です。設定も非常に簡単です。
インストール
- インストールするバージョン。
- 現在の安定版はv1.9.8です。v1.6.0に比べればラグが大きいですが、AAC+で鏡する場合はこちら。。
- 配信者視点で見ると、v1.6.0も人気です。v1.9.8よりタイムラグが小さいためです。
- 現在ベータ版のv2.0がありますが、執筆時点ではオススメしません。どうしても使う場合は使い方とか自分で調べてね。
- 64bitOS上で32bitのソフトは"C:\Program files (x86)"以下に標準でインストールされるはずですが、v1.6.0は古いためかこの点を考慮されていません。デフォルトが"C:\Program files"な上に"括弧"が含まれているパスはNGみたいですので注意してください。
使い方
SHOUTcast鯖をインストールしたフォルダから、"sc_serv.ini"を開きます。以下、書き換える場所の説明。
※行頭に";(セミコロン)"があるとコメントとして無視されます。いくつかの設定はコメントアウトされているので、設定時に外してください。
※Vista,7はVirtual Store機能があるため一旦、デスクトップなどにコピーして開いたほうがいいでしょう。
- MaxUser
- 接続可能な最大人数です。上り速度の70%を配信ビットレートで割った値よりも小さく設定するようにしましょう。
- PortBase
- 配信に使用するポート番号です。0~65535から任意の数字を選びましょう。実際には1024~49151あたりが無難でしょう。(0~1023はウェルノウンポートで予約済み。49152以上も何か有ったはずだが忘れたw)
- PublicServer
- 放送をSHOUTCastのサイトに掲載するかどうかの設定です。「default」を「never」にしておきましょう。
- RelayPort
- リレー元のポート番号を設定しましょう。
- RelayServer
- リレー元のIPアドレスまたはDDNSを設定しましょう。
使い方は特に難しいことはありません。"sc_serv.exe"を実行するだけです。
終了時はメニューの"Kill server"を選択してください。
注意点
いくつか注意点があるので、書いておきます。
- 接続先の切り替え時には一度終了させないといけないため。接続先を変更する必要の少ない親鏡にぶら下がって子鏡、孫鏡になりましょう。
- v1.6.0はaac+をサポートしていないため、aac+の放送をリレーするとプレイヤーによっては聴けないようです。
- DJもする人は放送用とリレー用の"sc_serv.ini"を用意して切り替えるようにしておいたほうが無難です。
その他
個人的なオススメの方法
子鏡、孫鏡ならかがみんv2を使うのが良いかな。
親鏡ならリレー放送+かがみんv2が良いでしょう。(繋ぐ順番注意)
接続人数をフレキシブルに増減したり、リザーブやキックを簡単に出来るので。
TIPS
- WMEを使っての鏡は敢えて紹介してません。
- 複数配信(特に複数ビットレート)する場合は接続可能人数の計算に注意。
- どうしてもSHOUTcast鯖で複数配信したいって人はSHOUTcast鯖を複数入れて、複数のプレイヤーを併用するとか、WinampにMuchFxと複数のDSPプラグインを入れて使うかすれば行けるはず。(後者は通常時より不安定だけど)
各方式によるタイムラグ
ただし、ローカル環境での計測。
環境は配信がWinamp + edcast v3 + SHOUTcast鯖。受信がAIMP3とfoobar2k。
ビットレートは64kbps、色々な条件で変わってくるので、あくまで目安で。
- SHOUTcast鯖 v1.9.8
- mp3 - 00:25~00:35秒程度
- aac+ - 01:20~01:30秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.6.0
- mp3 - 00:05~00:10秒程度
- aac+ - 00:05~00:10秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.9.8+SHOUTcast鯖 v1.9.8(リレー)
- mp3 - 00:25~00:35秒程度
- aac+ - 01:20~01:35秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.9.8+SHOUTcast鯖 v1.6.0(リレー)
- mp3 - 00:03~00:10秒程度
- aac+ - 00:05~00:10秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.6.0+SHOUTcast鯖 v1.9.8(リレー)
- mp3 - 00:20~00:35秒程度
- aac+ - --:--
- SHOUTcast鯖 v1.6.0+SHOUTcast鯖 v1.6.0(リレー)
- mp3 - 00:03~00:10秒程度
- aac+ - 00:05~00:10秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.9.8+かがみんv2
- mp3 - 00:05~00:15秒程度
- aac+ - 00:10~00:15秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.6.0+かがみんv2
- mp3 - 00:03~00:10秒程度
- aac+ - 00:05~00:15秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.9.8+SHOUTcast鯖 v1.9.8(再配信)
- mp3*mp3 - 00:30~00:40秒程度
- aac+*mp3 - 00:50~01:00秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.9.8+SHOUTcast鯖 v1.6.0(再配信)
- mp3*mp3 - 00:10~00:15秒程度
- aac+*mp3 - 00:05~00:20秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.6.0+SHOUTcast鯖 v1.9.8(再配信)
- mp3*mp3 - 00:15~00:35秒程度
- aac+*mp3 - 00:03~00:10秒程度
- SHOUTcast鯖 v1.6.0+SHOUTcast鯖 v1.6.0(再配信)
- mp3*mp3 - 00:05~00:15秒程度
- aac+*mp3 - --:--
SHOUTcast鯖 v1.6.0でAAC+は駄目なはずだけど、場合によってはAIMP3で視聴可能な模様。
ビットレートなどの情報は取得できなかったりするみたいだけど。
そうなると、再配信方式の後ろ側がAAC+なパターンも有り得るわけだけど疲れたので省略。
まぁ、イレギュラーな方法には変わりないので使えないな。
最終更新:2012年04月30日 04:15